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2013年9月 5日 (木)

「夏の終り」

Natunoowari もし自分が映画監督だったら…

 この後続くのはどんな映画を撮りたいか?になるのが本来の正しい姿だろう。
 だけど、自分の周りにはそんな真面目な映画少年や映画青年はいない。

 もし自分が映画監督だったら…

 満島ひかり(B75-W60.5-H89)と神楽坂恵(B92-W58-H87)のどちらと結婚するか?につきてしまう。
 そして、結論は顔が満島で、首より下が神楽坂恵。
 おそらくこれが模範的回答だろう。
 しかし、女優としての視点だと満島が最高である。
 とにかく、鬼気迫る演技が良い。
 もちろん、気張りすぎという意見もあるが、それでも彼女が出てくるだけでピンと張りつめたものがあるのだ。
 この映画の彼女は、ふたりの男の間で揺れ動く女を演じている。
 長年にわたって妻子ある年上の作家の愛人生活を送る相澤知子。
 そんな彼女には、過去に結婚しているのに年下の男と恋に落ち、旦那と子供を捨てて駆け落ちした過去があった。
 そんなある日、別れたはずの彼が現れ、やがて年上の作家と生活も続けながら、年下の彼との仲も復活させていまう…ってどだけ都合のいい女なんだ?と思ったが、満島みたいな女だと許してしまう雰囲気が漂っているから不思議だ。
 原作の瀬戸内寂聴の自伝的小説の映画化というからには、瀬戸内寂聴って滅茶苦茶モテまくりだったのか。
 話展開は時系列が入れ替わったりするのだが、複雑ではなく、むしろ必然性の方に疑問を抱いている。
 面白いかどうか聞かれると微妙すぎて即答できないが、これはヒロインの自由奔放な生き方と苦労を論議するにはいいかも。
 監督は「ノン子36歳 (家事手伝い)」「海炭市叙景」の熊切和嘉。
 
 

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