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2013年9月30日 (月)

「謝罪の王様」

Shazai 「あまちゃん」ですっかり有名になってしまった宮藤官九郎だが、残念なことに映画ではイマイチである。
 特に自分が監督してしまうと不思議なことに面白くない。
 脚本を書いて、誰かに演出してもらうのが一番良い形になる場合が多い。
 この映画は「舞妓 Haaaan!!!」「なくもんか」を手がけた主演・阿部サダヲ、脚本・宮藤
官九郎、監督・水田伸生のトリオが再びタッグを組んでいるというのが最大の売りだ。
 ケンカの仲裁から、国家存亡の危機まで、謝り倒して解決していく間のトラブルま で、大小さまざまな問題を架空の職業“謝罪師”の話で、6つのエピソードで構成されており、それらが最終的にはつながっていくという展開。
 「半沢直樹」で土下座がブームで、「あまちゃん」の作家で、奇しくも公開日が「あまちゃん」の最終解放送日という、話題にことかかない状況とくれば大変期待してしまう。
 ところが、阿部サダヲ、クドカン、水田伸生の映画は共通して最初は面白く、後半はうだうだで収拾つかない展開が多い。
 そして、この映画も例外ではなかった。
 最初はそれなりに面白いのに、後半あたりからすっかりテンポが悪くなる。
 オチもなんとなく見えてきているのに、引っ張りすぎ。
 せめてもう一ひねりあるかと思いきや、全くないのでダレまくってしまうのだ。
 そもそも謝罪師の謝罪テクニックがあまり説得力がないので、そのため後半の国家間の謝罪になってくると大風呂敷を広げすぎて白けてきてしまうのだ。
 まあいつも通りといえばいつも通りなのだけど、「あまちゃん」と同じものを求めてきてししまった人は超肩透かしかもしれない。
 最後のPVはそこでエンドロール全部終わらせればいいものを、別にスタッフロールをつけているのでダレまくり。
 最後の最後にこのダレまくった状況の謝罪が入れば笑いとしてはありだったんだけどなあ。

 
 

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2013年9月29日 (日)

「甘い鞭」

Amai すっかりエロ要員として定着した壇蜜(B85-W60-H89)だが、テレビを見ている分には裸が出てくることはない。
 一応、グラビアやDVDでは裸になっているものの、テレビではそれらを踏まえて彼女のイメージ作りがされているだけなのだ。
 今のテレビで裸を出すことは不可能であり、彼女はエロのアイコンなのだ。
 だからこそ、彼女が裸を見ることができる映画は金を払う価値があるのだ。

 ……ってそんなことを熱く語っても仕方ないのだが、壇蜜は今が旬なので、彼女が積極的に活動している間はこちらも乗るしかないでしょ。
 ここまで言ってなんだけど、自分は壇蜜のどこが良いのかあまりわかっていない。
 顔もあっさり系だし、スタイルも悪いわけでもないけど無茶苦茶良いというわけでもない。
 エロもどちらかといえば作られた感じで、自然ににじみ出るようなエロさは感じられない。
 おそらくAV女優にはもっとエロいのが沢山いる。
 だからこそ、彼女を過剰に持ち上げるのはちょっと抵抗感がある。
 この映画で、彼女が演じるのは高校生のころ隣家の男に拉致監禁された過去がある美貌の不妊治療専門医。
 ひと月にわたり弄ばれ、監禁した男を殺して脱出したのだが、それが原因の壮絶なトラウマを抱えたまま成長。
 今は医者家業の傍ら、SMクラブでM嬢としてサディストたちの相手をしている。
 彼女がそんなことをしているのは、隣家の男に監禁されていた時に感じた“甘い味”を、必死に思い出そうとしていたからだった…。
 さすがに昔のエロ本じゃないので壇蜜は17歳の女子高生を演じていない。
 ひょっとして小蜜=副島美咲(B87-W60-H86)が演じる………わけもなく、間宮夕貴(B86-W59-H86)だった。
 話は32歳のヒロイン(壇蜜)と17歳のヒロインのエピソードが交錯した展開になっている。
 この手の話だと拉致されて攻められているうちにMとしての快感に目覚めるという話が多く、この映画のキーワードである〈甘い味〉は正にそれかなと思ってしまう。
 それでは全くひねりがないだろ!と思いきや、予想もしない展開にびっくり!
 これは意外な面白さですよ。
 監督は「花と蛇」の石井隆。
 SMとかいいながらも全身血塗れ、マニアの人以外決して実用的ではない裸の映像ばかりなので注意。
 女性の局部がモザイクではなく、ボカシなのに映画を感じた。
 
 

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2013年9月28日 (土)

「ウォーム・ボディーズ」

Warm_bodies さすがに飽きたっつうか、1年に何本ゾンビ映画作るんだっつうの!
 そりゃあ、ゾンビ映画は基本設定が決まっているし、何でもありなので作りやすいというのがあるけど、ちょっと前にブラピの映画をファミリー映画と称して宣伝した映画が実はゾンビ映画だったばっかだよ。
 だけど、おそらくゾンビ映画を禁止したところで、次はヴァンパイア映画ばっかになってしまうだろうなあ。
 基本はゾンビからいかに逃げるかが多いが、仲にはゾンビの立場から目線の映画もある。
 この映画は正にそれだ。
 人間の女の子に恋した純情ゾンビ青年の一途で不器用な禁断の恋の行方を描いている。
 お察しの通り、これはよくある恋愛映画のパターンなのである。
 ただ違うのは片方がゾンビってことだけで。
 恋愛下手の青年は普通でも苦労するのに、ましてやゾンビだったらどうするの?
 顔色は悪いし、歩き方は変だし、うまく話せないし、人肉は食べるし、当然人間には頭を撃たれそうになるし、障害があまりにも多い。
 この映画は、そんなゾンビ青年の不器用な恋愛の行方だけでなく、人間対ゾンビの大きな行く末までも描いている。
 いやはや、アイディア倒れになるかと思いきや、きちんとした話展開であり、ゾンビ映画の形を借りた甘く切ない恋愛映画であり、大変面白い。
 多くのゾンビ映画の売りである怖さは微塵もない。
 怖いのは生命の危機だけでなく、「ふられたらどうしよう?」という恋する男子が誰も持つ失恋への恐怖の方が大きい。
 さらに、彼女の父親に会う怖さも描かれているが、これも普通と違うのは、ゾンビだとお父さんに頭を撃たれてしまうので、その緊張感は半端ない。
 出演は主人公の恋するゾンビを「ジャックと天空の巨人」のニコラス・ホルト。
 まあ、ゾンビだろうが人間だろうがイケメンであることは大事だよ。
 ヒロインには「アイ・アム・ナンバー4」のテリーサ・パーマー。
 その他共演にロブ・コードリー、ジョン・マルコヴィッチ。
 監督は「50/50 フィフティ・フィフティ」のジョナサン・レヴィン。
 ごめん、ブラピのゾンビ映画より、こっちの方が遙かに良かったよ。
 
 

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2013年9月27日 (金)

「そして父になる」

Titi 観てきたよ、「そして乳になる」いや「そして父になる」。
 そもそも一般生活をしていて、宇宙人や怪獣が襲来して町中を破壊していくことは、おそらくない。
 だから、それらの映画を観ていても、自分らはどこか余裕があり他人事だ。
 しかし、生活に根ざして、ありえそうなことは映画的には地味だが、身につまされるものがある。
 この映画はある日突然、6年間育てた息子が病院で取り違えられた他人の子どもだったと知らされた対照的な2組の夫婦の話だ。
 そもそも男子目線だと、子供が本当に自分の子供かどうかなんてわからない。
 かといって血液型を調べて納得していることが多いはず。
 DNA鑑定までしたら、今度は夫婦仲がピンチだ。
 だけど、宇宙人や怪獣が襲来するより遙かに確率は大きく、自分がその立場だったらどうするか?と考えると他人事ではなく真剣に考えてしまう。
 この2組の夫婦は何もかも正反対。
 片や順調に勝ち組人生を歩んできた大手建設会社のエリート社員、片や小さな電器店を営む貧乏でさつな夫婦。
 とりちがえられた子供にとっては、生活がごろっと変わってしまう。
 いや、親にしても生活環境が違うだけで子供は変わってしまうものかと実感してしまうに違いない。
 果たして血のつながりか、過ごした時間か?
 どちらも筋が通っているが、100%納得できるものではない。
 映画を観ている人も、自分ならどうするかを真剣に考えてしまう。
 特に子供がいる人なら、へたなアクション映画やホラー映画より手に汗握るに違いない。
 今の時代、病院での取り違えなんてあるのか?と思っていたら、そこは意外な理由でびっくり!
 そりゃあ仕方ないわと思う反面、そんなのありかよ?と思ってしまう。
 出演は、金持ち夫婦役に福山雅治と、尾野真千子(B80-W58-H86)、貧乏夫婦にリリー・フランキーと真木よう子(B83-W59-H83)。
 貧乏子沢山でがさつな夫婦のお父さんを演じるリリー・フランキーが滅茶苦茶リアルで、こんな人が近所にいたよ。
 だけど、真木よう子みたいな嫁さんがいたら、そりゃあ貧乏子沢山もやむなしかな。
 まあ、とりあえず貧乏はダメであることがよくわかったよ。
 監督は「歩いても 歩いても」や「空気人形」の是枝裕和監督。
 先行公開だけで上映される特別映像は全くどうでもいいものなので、あまり期待しないように。
 第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で審査員賞をもらった様子なんか別になあって感じですよ。
 
 

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2013年9月26日 (木)

「怪盗グルーのミニオン危機一発」

Minion2「怪盗グルーの月泥棒 3D」の続編。
 怪盗家業から足を洗い、三姉妹を引き取って真っ当に暮らしているグルーが、世界的な悪に立ち向かう極秘組織からスカウトされ、美人エージェントのルーシーとコンビを組んで捜査を開始!
 一方ではグルーの仲間であるミニオンが次々と行方不明になっていた…。

 前作は正直微妙だったが、今回はそれよりも遙かに面白い!
 まあ、面白いといっても何か物凄くよくできているとかそんなのではなく、純粋に当たり障りのなくサクッと観ることができる感じの面白さだ。
 日本のタイトルに「怪盗」とあるけど、本編では泥棒なんかしてねえじゃんという野暮なツッこみはなし。
 「ステンレス・スチール・ラット」のジェイムズ・ボリバー・ディグリッツと同じで、泥棒の才能を正義のために使うってやつやね。
 一応、映画会社が必死こいて売ろうとしているミニオンはかわいいと言うより気持ちわるいよ。
 フジテレビジョンが、このアニメを制作しているイルミネーション・エンター テインメントと戦略的提携をしているので、「踊る大捜 査線 THE FINAL 新たなる希望」のオープニングロゴや、本編中にやたらとバナナがでてきて鬱陶しかったが、この映画もフジテレビのキャラクターマークのTシャツを着ている登場人物がいたりするのだが、戦略的提携ってもっと他にないの?
 今だとキャラクターグッズの販売だけみたいだけど、これは今後に期待か、見えないところで何かやっているのかも。
 いずれにしろ、ミニオンは食傷気味だよ。
 女性エージェントは笑えるのだけど、ちょっと萌え度が足りない。
 もちろん、そんな路線ではないかもしれないけど、もう一工夫するだけで随分違うと思うけどなあ。
 声の出演は日本語吹替版は、前作に引き続き笑福亭鶴瓶と芦田愛菜。
 鶴瓶は慣れたけど、やっぱ外国映画の関西弁は違和感がある。
 今回の声の出演で中島美嘉と中井貴一が参加しているのだが、中井はともかく、中島はミスキャストでしょ。
 もうちょっとうまい人いるし、話題にもならないような。
 日本語吹替版で、英語表記のところを字幕ではなく、ナレーションで喋ってしまうのが懐かしかった。
 昔の海外のアニメってこの手法だったんだよね。
 
 

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2013年9月25日 (水)

「サイド・エフェクト」

The_side_effects 宮崎駿が何度目かわからない引退宣言をしているが、今回は本当らしい。
 一方、スティーヴン・ソダーバーグも引退宣言をしているのだが、映画ファンはともかく一般人的には軽くスルーされている。
 そもそもソダーバーグの映画は出演者はやたらと豪華だが、話が面白くないというイメージが強い。
 「オーシャンズ11」とか「オーシャンズ12」とか、オールスター痛快犯罪映画と思いきや、実際は淡々とした盛り上がりに欠けるもので、少なくとも一般人が望んでいるような演出とは違う斜め上の方向なのである。
 自分も映画ファンのたしなみとして、彼の映画を観にいっているのだが、ど~もすっきりするものがなく、例えば「エージェント・マロリー」なんかもうちょっと何とかなったんじゃないかとさえ思っていた。
 しかし、彼のスタイルを飲み込んでしまえばまあそれなりというわけで「マジック・マイク」はそんなに違和感を感じなかった。
 そして、「サイド・エフェクト」は、ソダーバーグの引退記念作品…ではなく、その一歩手前というのが、海外の映画の日本で公開事情だ。
 うつ病の女性に処方した新薬の副作用を巡って思いもよらぬ陰謀に巻き込まれていく精神科医の話で、これが予想以上に面白い。
 というか、自分の中ではソダーバーグの中では一番面白いのではないかと思っている。
 いや、「マジック・マイク」の時もそんなこといってたけど(笑)
 最初は新薬の副作用で犯罪に巻き込まれた女性の無実を探る話かと思いきや、途中で全てが変わってきてしまう。
 まさか「半沢直樹」みたいな展開になってくるとは。
 いや~何も情報を入れずに観にいって良かった。
 もう全く先が読めない展開にドキドキワクワクしたよ。
 まあ、相変わらず盛り上がりのない展開はソダーバーグなんだけどね。
 出演はジュード・ロウ、ルー ニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム。
 「ドラゴンタトゥーの女」の時は全く思わなかったけど、ルーニー・マーラがめっちゃかわいいわ。
 裸にもなってくれてるし、今「ロードショー」があったら人気女優扱い間違いなしだな。
 チャニング・テイタムは「エグゼクティブ・ディシジョン」のスティーヴン・セガールくらいの扱いなので、彼目当ての人は注意!
 しかし、アメリカって精神的な病気に寛容な反面、厳しいところはとことん厳しいのを実感。
 日本で精神的な病気の薬って、積極的にCMしないし、ここらへんはお国柄か。
 
 

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2013年9月24日 (火)

「嘆きのピエタ」

Nageki 天涯孤独のはずだった借金取りに、母親を名乗る女性が現れた。
 最初は疑ってかかっていた借金取りだったが、やがて母親と認め心を開いていく…。

 韓国映画は手加減を知らないので、暴力シーンはとことん激しく、ホラーはとことん怖い。
 恋愛は恋を阻む障害目白押し。
 この映画に出てくる借金取りは、正に韓国版闇金ウシジマくん状態で、金が払えなければ障害者になっても払ってもらおうという徹底ぶり。
 小さな下請けの工場で機械に手を挟んで怪我をさせたり、高所からつきおとすのに迷いなし。
 そんな彼に母親と名乗る女性が登場する。
 天涯孤独ゆえに守るものがないから借金取りマシーンとしての彼があるわけなのに、母親が出てたら情が深い人間になってしまう。
 例えるならオナニーを覚えてしまった中学生のような、知ってしまったらやめられないって感じかな。
 さらに、意外にあまえんぼさんなのが笑えてくる。
 しかし、この母親の正体がわかってくると、手加減なしの韓国映画、実は愛情も手加減なしということわかって、正に衝撃的なのだ。
 最後、何もかもわかった時に、え~普通ありえんだろ!…と思ったけど、ファンタジーだと思えばありかもしれない。
 自分は嫌いじゃないし、むしろ面白いと思った。
 
 出演はイ・ジョンジンと、チョ・ミンス。
 チョ・ミンスが若い時の岸本加世子に無茶苦茶似てるんだよね。
 監督はキム・ギドク。
 色々な意味で後味悪いけど、決してつまらないわけではない。
 本当の愛の映画は緊張感と緊迫感が混在しているわけやね。
 
 

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2013年9月23日 (月)

「スーサイド・ショップ」

The_suicide_shop ここ最近はテレビアニメの劇場版ばかりで、それはそれで面白いのだけど、総集編はさすがにダメだと思っている。
 そうなると、何でもええから前知識なくても大丈夫なアニメ映画を観たいと真剣思ってしまうわけだ。
 そんなわけで、「髪結いの亭主」や「ぼくの大切なともだち」の名匠パトリス・ルコント監督による自身初のアニメ映画。
 一応、原作はあるみたいだけど、深夜アニメの映画化じゃなければいいや。
 自殺用品を扱う根暗(←死語)思考の一家に生まれた値明(←死語)な末っ子が、家族だけでなく周りまで明るくしていくブラックユーモアアニメ。
 キャラクターデザインは「空手バカ一代」くらい萌えの要素が一滴もないのだが、そこが逆に新鮮だったりする。
 内容はどぎつい感じがするのだが、それでも中心となるの人生賛歌だ。
 ただやっぱりというか、海外のアニメは動物が喋って、歌って踊るシーンがあるのが定番だが、この映画も歌っているミュージカル的なところが多い。
 いや、もちろんそれはそれでいいんだけど、昔からこんなだし、せっかくのパトリス・ルコントが手がけるアニメなんだから、もっと斬新的な何かがあるものかと思ったのに残念。
 日本のアニメみたいなものを期待していくと、思い切り違和感を感じるが、昔からディズニー以外は昔からこんな感じなんで、逆にちょっと懐かしかった。
 

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2013年9月22日 (日)

「エリジウム」

Elysium 少数の富裕層がスペースコロニー・エリジウムに住んでいて、何でも治す医療機器で病気知らずなのに比べ、荒廃した地球には貧困層が住んでいて、病気になったら治すこともままならない。
 余命5日の男が、助かるためにエリジウムに決死の覚悟で潜入しようとするが、そんな彼の前に、一切の密入国を冷酷非情に取り締まる女防衛長官が立ちはだかる…。

 ここ最近の映画って富裕層と貧困層のネタって多くない?
 それはともかく、「第9地区」で評価されたニール・ブロンカンプ監督が、大きな予算で作ったのがこの映画だ。
 もう絶対的に予想がついてしまう話展開と、ツッコミ所のある脚本はちょっと残念なものの、それをあまり気しなくても良いのは、映像のハッタリがきいているからで、スペース・コロニーが空に月みたいに浮いていたり、コロニーの内側からの映像がまるで、ラリイ・ニーヴンの「リング・ワールド」を映像化したみたいで、まあこれだけでも自分はOKかな。
 機械化した主人公があまりかっこよくないのと、その敵の男がどう考えてもバカにしか見えないけれど、アクションを盛り上げることは確かだったりする。
 出演がマット・デイモンとジョディ・フォスターなのだが、実は話展開に合わない感じで、特にジョディ・フォスターは正に無駄遣い状態。
 おそらく、大人の都合でキャスティングだけ当て込まれて、使いきれなかったのではないかと思ってしまった。
 というか、その2人が出ているので物凄く大作っぽく見えるけど、実際には地味な話なんだけどね。
 やっぱり「第9地区」と比べると斬新には欠けてしまうのが惜しい。
 え~っと、実は観ている時に、強烈な腹痛になってしまい、途中でトイレに行きたくなったが、正直、再度金払って観るつもりはなかったので、何とか我慢して最後まで観た。
 やっぱり、エリジウムに行けばこんな腹痛も治ってしまうんだろうなあと思ってしまった。
 いや、この映画で一番欲しいのはあの何でも治す機械だよ。
 
 

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2013年9月21日 (土)

「オーガストウォーズ」

Avgust_vosmogo いや~久しぶりに予告編に騙されたよ。
 予告編を見ると、「トランスフォーマー」と「パシフィック・リム」を足したような話かと思ってしまう。
 だけど、実際は予告が全てというか、ロボットの出ている時間なんか極めて少ない。
 むしろ、予告で全てと言っていいかもしれない。
 そういえば、「スター・ウォーズ」のような映画が他にもないかと思って、「月曜ロードショー」の「スタークラッシュ」を見たら何か違ったのと同じような感覚だった。
 ロシア映画なので、北朝鮮の「ブルカサリ」と同じように国家総動員でロボット映画を作ったと思いこんでいた。
 ところが、南オセチアの独立を巡ってグルジアとロシアが戦争状態となった2008年の事件を背景に、戦地に残る息子を救うため、激戦地へと乗り込むシングルマザーの話で、ロボットはあくまで子供の想像の産物だった。
 トホホ、まさか21世紀にもなって、東宝東和式宣伝にやられてしまうとは(笑)
 しかし、ロボットの成分は少ないものの、現実の歴史を背景としたファンタジーとしては面白く、ロシア軍が全面協力してくれているので、少し思想的なものは見え隠れするものの、戦闘シーンは迫力満点!
 どちらかというと比べるべきものは「プライベート・ライアン」だったかもしれない。
 主演はスヴェトラーナ・イワノーワが美人で、ロシアンパブだったらナンバー1間違いなし。
 監督はジャニック・フェイジエフ。
 そういえば、ロシア映画って「ミッション・インポッシブル/ゴーストプロトコル」以来かなあと思っていたけど、あれはロシアを舞台にしてたアメリカ映画やね。
 ロシア映画というと辛気くさかったり、人を呼ぶとき「同志」とつけるのかと思いきや、そんなのは冷戦前の話で、今や普通にスマホも使っているし生活も西側(←死語)と変わらない。
 ロシアの今の様子を知ることができたのも良かった。
 外国のことを知るのは映画がてっとり早いというのはわかる気がするな。
 
 

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2013年9月20日 (金)

「小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~」

Chuuni_2 1970年代の東映まんがまつりや東宝チャンピオンまつりは、テレビで放送したアニメをそのまんま上映していた。
 今だと映画をテレビで見るが、昔はテレビ番組を映画館で見ることが時々あって、親が「テレビで見たでしょ」と怒っていた。
 今の「テレビでやるでしょ」とはちょっと違うのだ。
 1980年代になると、TVシリーズの劇場版オリジナルも出てきたが、多くはTVシリーズの総集編+ちょっとだけ新作カットだった。
 だけど、当時は家庭用ビデオデッキが普及していなかったので、それでも良かった。
 しかし、21世紀になって、テレビ番組の録画は当たり前、見逃してもソフトがあるので好きな時に好きなだけ見ることができるようになった。
 だから、TVアニメの映画化は、新作であるべきだし、そうあって欲しいのだ。
 しかし、それでもTVシリーズの総集編が多いのは確かで、せっかく映画のために全話見て予習していったら、実は全く意味がなく、むしろ再度見せられて苦痛だったということだってある。
 ここ最近だと「あの花」がまんま総集編で、真剣がっかりした覚えがある。
 そして、「中二病」も、回想という形の総集編だった。
 新作カットやTVの第2シーズンに向けての前フリがあるだけだった。
 もうね、アニメファンはなめられてるよ。
 明らかにモンキービジネスっぽいことやってても、ついてくるからね。
 自分はアニメは好きだけど、同じものを何度も見たくないタイプなので、総集編は完全否定だ。
 そもそも、テレビまんま上映の時代から、辛い時代を送ってきて、アニメビジネスも確立した現在に、何故昔に戻る必要があるの?
 もうマジでどうでもいいわ。
 これからテレビ番組の映画化の場合、「劇場版」って言葉は当たり前なので、どうでもよく、むしろ総集編かどうかだけ明確にしてほしい。
 まだオリジナルDVDやTVシリーズの先行イベント上映の方が絶対に良いよ。
 真剣、日本のアニメ映画に絶望しているよ。
 で、総集編なのに初めて見る人には全くわからない構成になっており、既に見た人には物足りない。
 特に後半のエピソードは今回の映画では何が何だか、全くわからない。
 つまり、総集編だけでもダメなのに、総集編としても機能を果たしてないのだ。
 京アニがこれってないでしょ。
 とりあえず、深夜アニメの映画化連発が悪い方に行っているような気がする。
 
 

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2013年9月19日 (木)

「コードギアス 亡国のアキト/第2章 引き裂かれし翼竜」

Project_gakito 「コードギアス 反逆のルルーシュ」の番外編的シリーズの第2弾らしい。
 らしいってのは自分がよくわかってないから。
 TVシリーズは観ていない。
 だけど、観ていなくていいかなあと思うのは、最近、TVシリーズの総集編に新作カットをちょろっといれたモンキービジネス的なものがまた出てきたから。
 ったく、1980年代じゃないっつうの。
 それが成り立つのはビデオがなかった時代の話で、今や普通に安くソフトが買える時代。
 家で勝手に自分の好きなところを繰り返して見ることができる時代に、何が悲しくて金払って総集編なんだよ。
 アニメビジネスの温故知新か?
 でも、イベント上映はありだと思っている。

 劣勢のユーロピア共和国連合(E.U.)はブリタニアに占領された亡国の日本人、イレヴンを集めた特殊部隊を設立。
 彼らに下された任務は陽動のため敵中降下だった…。
 上映時間1時間。
 ロケットで打ち上げて、敵地に降下、あとはひたすらドンパチしているだけ。
 だけど、そこが良い。
 とにかく、よく動くバトルがず~っと続いており、劇場の音響効果で観ているとトランス状態になってしまう。
 ガンダムUCの時にも思ったが、アニメの骨頂は速い動きのバトルで、刺激が全てではないけれど、否定もできない。
 1作目はとりあえず設定の説明だとすると、今回はやっと話が立ち上がった感じかな。
 そんなわけで、続編が楽しみなんだけど、これって何作目まで作る予定なの?
 
 

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2013年9月18日 (水)

「許されざる者」

Yurusarezarumono 随分前に映画化の話を聞いて、クリント・イーストウッド監督・主演で同じタイトルの西部劇あったよなあ…と思っていたら、リメイクだった。
 え、それは無謀!
 思った以上に悪くない。
 その企画そのものが、許されざる者じゃないの?
 そんなことを考えていたが、自分はオリジナル絶対主義ではないので、逆にどうやって映像化するのか興味があったので観にいった。

 江戸幕府崩壊後の北海道。
 人里離れた土地で子どもたちとひっそりと暮らす男は、実は徳川幕府の命を受けて志士たちを惨殺して回った刺客だった。
 しかし、幕府崩壊後は逆に追われる身となっていた。
 何とか逃げ切って10年余り、今や刀を捨てた生活をしていた彼だが、昔の仲間からの誘いで、賞金首の話を持ちかけられる。
 一度は断るものの、経済的に生活が苦しいため、この話に乗る彼だった…。

 結論から言うと面白い!
 リメイクにろくなものなしというが、これは成功していると思う。
 舞台を西部から開拓時代の北海道にしただけの焼き直しではなく、オリジナルの精神をちゃんんと理解して映像化している。
 前から言っているけど、リメイクというのは、なぞるだけでもダメだし、今風にすれば良いというわけでもない。
 大事なのはオリジナルの精神が生きていることであり、そうすれば時代や場所が変わろうが劣化コピーになることはない。
 主演は渡辺謙。
 いや~実にいい感じで、まあ彼にだったら斬られてもいいかなと思ってまいそう。
 共演は柄本明、柳楽優弥、佐藤浩市。
 柳楽君は、あの人は今状態だったが、どっこいちゃんと頑張っていた。
 監督は「フラガール」、「悪人」の 李相日。
 実はラストがちょっと微妙で、オリジナルみたいな感じを考えていた自分としてはちょっとがっかりだったりする。
 だけど、そんな展開だって悪くないと思う。
 
 

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2013年9月17日 (火)

「劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐」

Ataru 実はこの映画の予告編を観るまで、このTVシリーズの存在を全く知らなかった。
 おそらく、映画化するからにはそれなりに人気があったと思う。
 ひょっとしたら「スシ王子」のように、企画だけ先走っていただけかもしれない。
 本当は映画の前にTVシリーズを見ておくのが良いのだが、そんなことしてたらず~っとテレビを見ているハメになるし、今は「あまちゃん」とアニメだけでいっぱいいっぱいですよ。
 とりあえず、ウィキで基本設定調べて、劇場へGOですよ。
 ニューヨークのFBI組織・SPB爆破、東京での電車の送電線破裂事件が同時に発生!
 警視庁捜査一課と、アタルとラリーのFBIが合同で捜査を行い、犯罪の裏にはマドカも関与しているらしい…ってここらへんは公式HPでも観ていただくとして、TVシリーズを知らなくても何となくわかるようにはなっている。
 ファンの人はどう感じるかはわからないが、絶対的につまらないわけでもないけど、あえて映画化するようなものか?と思ってしまう。
 それ以前に、基本的に「ケイゾク」の焼き直しみたいな感じで、こういう雰囲気は嫌いではないけど、個人的には食傷気味。
 監督は木村ひさし。
 主演はSMAPの中居正広。
 個人的には堀北真希(B78-W58-H83)が物凄く美人だったので、それだけでも満足かな。
 
 

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2013年9月16日 (月)

「鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~」

Go 「秘密結社 鷹の爪」の劇場版第5弾。
 TOHOシネマズのマナーCMが他より遙かに面白かったのは、鷹の爪団になってからであり、当時は映画の面白さの基準が、「鷹の爪団のマナーCMより面白いかどうか?」だった。
 長編劇場版はあまりにも無謀に思えたが、いざ完成した作品を観てみると、それなりの面白さはある。
 それでもまさか5作も続くとは思わなかった。
 今回は機械生命体の惑星との宇宙戦争に巻き込 まれてしまう。
 そう、ここまで言えばわかる人も多いと思うが、トランスフォーマーが元ネタだ。
 壮大な話ではある者の、実質はフラッシュアニメであり、相変わらずの予算ネタや自虐ネタなど目白押し。
 まあこのお約束な展開が、鷹の爪団の面白さであるわけやね。
 ゲスト声優は河北麻友子、稲川淳二、佐野史郎、さらには普通そんな人、おそれ多くて連れてこないよなと思う大山のぶ代を連れてきて声の出演どころかメカデザインさえもさせている。
 入場者特典のDVDが欲しくて初日にいったが、その中身が6作目という適当さ加減で、中身も適当。
 だけど、「あまちゃん」で話題だった某有名人も出ていて、そこが最大の笑えたので、それでOKとする。
 今回、TOHOシネマズだけでなく、109シネマズでも公開しているのに驚いた。
 予想以上の拡大公開になったのか。
 個人的には、公開の度に地の果ての劇場まで行っていたので大歓迎!
 是非とも地道に新作を作り続けて欲しい。
 次のネタは宮崎駿でよろしく!
 
 

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2013年9月15日 (日)

「ウルヴァリン:SAMURAI」

The_wolverine_2 「X-MEN」シリーズの人気キャラクターであるウルヴァリンが主人公のシリーズ第2弾。

 第二次世界大戦中に命を救った日本兵で、今は実業家になっている矢志田が死ぬ前に礼をしたいと願っているため、日本に行くウルヴァリン。
 再会も束の間、矢志田は病状が悪化して死亡。
 彼の孫娘はある組織から追われており、ウルヴァリンは彼女は逃亡する。
 しかし、いつの間にかウルヴァリンの不老不死の肉体を支えていた驚異的な治癒能力が失われていた…。

 日本を舞台にウルヴァリン大活躍!!…と聞けば、当然、日本をどう描くかが興味深い。
 さすがに今の時代、無茶な表現をしないと思っていたが、まさかまさかの21世紀にもなって「007は二度死ぬ」テイストあふれる映画が出てくるとは思わなかった。
 もちろん。そんなのは制作側も重々承知しているわけで、そもそもアメコミのヒーローの存在が変なので、そこはもう極東の島国の雰囲気ってことで、それを楽しむくらいの余裕がないとね。
 走行中の新幹線の上でウルヴァリンとヤクザ(ミュータントではなさそう)が戦っている時点で、そういう日本が平行世界のどこかにあると思うしかないだろう。
 主演はヒュー・ジャックマン。
 年を取らない設定なのに、やっぱり前作に比べると老けたよ(笑)
 日本からは真田広之、TAO(B80-W58-H84)と福島リラ(B80-W59-H87)が出演。
 真田は「ラストサムライ」といい、日本がネタの時は便利な俳優になりつつあるなあ。
 監督はのジェームズ・マンゴールド。
 映画全体が「007は二度死ぬ」テイストなのに、「007/ダイヤモンドは永遠に」のパロディネタがあったのには笑った。
 やっぱり少し意識しているのかな?
 ラストはアメコミ映画でお馴染み、次回作への前フリみたいな引きを作って終わりはお約束だ。
 
 

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2013年9月14日 (土)

「アップサイドダウン 重力の恋人」

Upside_down 正反対の方向に重力が作用する不思議な双子惑星。
 互いの惑星はそれぞれの頭上に向き合うように存在し、一方の重力はもう一方の物質に対しては作用を及ぼさない。
 貧困層の〈下の世界〉と富裕層の〈上の世界〉の交流が厳しく禁じられている中、下に住む少年アダムはと上の少女エデンは恋をし、密かに密会をしていた。
 ある日、警備員に見つかり、エデンは〈上の世界〉に落下して怪我をしてしまい、二人は二度と会うことはなかった。
 あれから10年。
 死んだと思い込んでいたエデンが今も生きていることを知ったアダムは、もう一度再会するため、二つの世界をつなぐ巨大企業の社員となり、〈下の世界〉の人間が行くことが禁止されている〈上の世界〉へ行こうとする…。

 キャッチコピーの

 真逆のふたり、引かれ合う。

 「二重引力」が存在する世界。上には富裕層、下には貧困層が暮らしていた――

 って何か違和感がある。

 そもそも上とか下の概念はそこの世界に住む人の概念であり、頭上に存在している世界はどっちにしろ〈上の世界〉でしかないと思うけど…。
 いやアイディアは面白いし、視覚的な面白さはあると思う。
 SFとしてツッコミ所は満載だが、ファンタジーだと思えばそれもありだ。
 根本的にアイディア倒れなんよね~。
 色々な面白い要素はあるのに生かしきれない。
 投げっぱなしのところなんか、想像にお任せしますの域を越えているくらい適当な感じ。
 続編を期待させる手段なのか?
 主演の二人がどういう風に恋仲になったのかが適当すぎて説得力がなく、10年後の再会にも色々と障害があるのだが、それも物凄く適当。
 実はそこらへんを丁寧に描かないと、ただでさえ危うい設定なのにさらに嘘臭く感じてしまう。
 大変惜しいけど、これも演出の力量の問題か。
 監督はアルゼンチンの巨匠フェルナンド・E・ソラナスを父に持つ(笑)フアン・ソラナス。
 親父を売りにしているようじゃダメでしょ。
 漫画の神様の息子とか、最近引退宣言をしたアニメ監督の息子とか。
 主演は「ワン・デイ 23年のラブストー リー」のジム・スタージェスと、スパイダーマン三部作のキルステン・ダンスト。
 いや~ヒロインにキルステン・ダンストを起用している時点でダメでしょ。
 もっと美人じゃないと、双子惑星の設定より説得力がないよ。
 
 

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2013年9月13日 (金)

「囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件」

Captive 昔から誘拐事件はうまくいかないとか割が合わないとか言われているが実際そうだろうか?
 実はそう思わされているだけではないだろうか?
 表に出る事件もあるが、当然、裏で処理されている事件もあって、実はうまくいかないと言われている誘拐事件は意外に成功しているのではないだろうか?
 そんなことを考えながら、この映画を観ていた。
 2001年にフィリピンのリゾート地で観光客21人がイスラム武装勢力に誘拐され、解決までに1年以上を要した実在の事件を映画化。
 誘拐されたのは高級ホテルにいた21人。
 犯人であるイスラム原理主義組織 アブ・サヤフは、人質の立場に合わせた身代金を要求していく。
 しかし、フィリピン政府は、人質の犠牲を顧みることなく犯行グループへの攻撃を開始!
 密林を転々とする潜伏生活に人質たちは体力と精神共に消耗していく。
 もちろん、実在の事件をネタにしているから、人質の父親が元CIAの工作員で96時間以内に救出しにきてくれることはない。
 人質は明日、いや今日でも自分が殺されるかもしれないと緊張していなくてはならない。
 そしてこれが1年近く続くのだ。
 さすがにそれだけ長くいればお互い仲良くなれるかもという、ストックホルムシンドロームなんかあるわけない。
 さらに犯人側も大量の人間と一緒にいるのも大変なわけで、だからといって殺してしまえば、身代金も取れなくなってしまう。
 そして人質が成り立たなくなった場合、例えば軍や警察が人質の犠牲もやむなしと判断して攻撃してきた場合は完全に終わってしまう。
 つまり、双方ともお互いに不安を抱えながら行動しているのだ。
 その緊迫感が出ていれば、この映画も成功したも同然である。
 しかし、残念なことに緊張感はあるものの、メリハリがないので途中で状況になれてしまう。
 まあ実際にはこんなものかもしれないが…。
 ネタとしては面白いのに惜しい。
 監督はブリランテ・メンドーサ。
 チラシとかだと911の同時多発テロと関係があるっぽく書かれているが、ちょっと違うので、変な陰謀説など期待しすぎると思いっきり肩すかしなので注意!
 
 

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2013年9月12日 (木)

「大統領の料理人」

Haute_cuisine 大統領周辺の仕事と言うと、SPを真っ先に思い浮かべてしまう。
 映画に出てくるのは話が転がしやすいのでSPがネタの映画は目白押しだ。
 しかし、実際には色々な仕事があるわけで、当然、受付や掃除の係だってそうだ。
 この映画に出てくるのは大統領の料理人だ。
 ミッテラン大統領のプライベートシェフに抜擢された女性シェフの話だ。
 男社会の厨房なので、当然反発や妬みがあるわけで、それに屈することなく、食を追求し、やがて大統領の心もがっちり掴んでしまう…という定番な話展開と思いきや、実はそんな単純な話ではなくほろ苦い要素も否定できない。
 どこの職場でもそうだが、〈新しい風〉と称して色々な改革をやろうとするが、当然反発はあるし、今までのやり方もあるからそうすんなりとはいかない。
 国のトップである大統領だから何でもありかといえば決してそうではない。
 当然、予算や方針など制限がある。
 もちろん、その制限の中でやり遂げるのがプロであることは言うまでもないだろう。
 グルメ漫画みたいに美味しければ何でもOKかというとそういうわけではないのだ。
 主人公の女性シェフは大統領に喜んでもらうために頑張るのだが、方向的には正しい。
 だけどやり方はもうちょっと努力が必要。
 これはもうどこの職場でも同じであり、これに対して大人は汚いと思えるのはまだまだ若い証拠かもしれない。
 すっかり荒んだ社会人の自分だと、やっぱこうなるよなあと思い、ちょっと気分はブルーに。
 もちろん、それも含めて面白い映画ではあるのだけどね。
 出演はカトリーヌ・フロ、ジャン・ドルメッソン、イポリット・ジラルド…って誰やねん?それ。
 今のフランスの俳優ってジャン・レノとソフィー・マルソーしかわからないよ。
 監督のクリスチャン・ヴァンサンも全く知らない。
 フランス映画というとリュック・ベッソンの映画ばっかだけど、たまにはこの手の映画も良い。
 料理が美味しそうだけど、さすがに映画の帰りに食べれるものではないな。
 
 

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2013年9月11日 (水)

「トゥ・ザ・ワンダー」

To_the_wonder 1998年に公開された「シン・レッド・ライン」はテレンス・マリックの20年ぶりの新作ということで話題だった。
 「へ~スゴいね」とか適当に話を合わせていたのだが、正直、誰?って感じだった。
 実はその時までテレンス・マリックというのが、ミスターマリックの兄弟か何かと思っていたくらいで全くその存在を知らなかった。
 とりあえず、「シン・レッド・ライン」を観にいったら、これがしこたまつまらない。
 だけど評価が高いので、その後も「ニューワールド」を観にいき、ブラピが出ている「ツリー・オブ。ライフ」も見にいった。
 結論から言うとどれも面白くない。
 そんなわけだから、「トゥ・ザ・ワンダー」も全く期待していないし、観たいとも思っていなかった。
 だけど、何故、観にいったかというと、かっこいい映画ファンであるためには、少々つまらないと思っている作品も観ておくのが、精一杯のプライドだ。
 エンジニアの男性とシングルマザーの女性との恋愛話がメインで、恋が生まれる瞬間やすれ違いなどを描いている。
 正直、話は相変わらずつまらない。
 ぶつぶつ言っているだけなのである。
 しかし、映像が真剣美しい。
 ひょっとして今まで気づかなかっただけかもしれない。
 特に水を使った映像が素晴らしい。
 ぶっちゃけ、これがわかっただけでも良かったと思うし。
 かっこいい映画ファンに近づけた感じがした。
 出演は「アルゴ」のベン・アフレックと、「007/慰めの報酬」のボンドガールであるオルガ・キュリレンコ。
 オルガ・キュリレンコが滅茶苦茶美人だった。
 でもさらに彼女の子役の女の子も捨てがたい。
 映像がやたらと美しいので、あとはもう少し面白い話希望!
 
 

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2013年9月10日 (火)

「ダイヤモンド」

Diamond 昔ながらの任侠道を貫き地元商店街に密着し、草野球チームを率いる昔かたぎのヤクザが、地元商店街の再開発を進める企業とその裏に潜む手段を選ばない新興暴力団に立 ち向かう。

 あ~なんて今更の話なんだ。
 あまりにもベタすぎるだろう。
 それにヤクザが草野球チームを作ってどうするんだ?
 しかし、それには理由があって、出演者が高橋慶彦、元木大介、パンチ佐藤、松永浩美…という元プロ野球選手だからだ。
 正月にプロ野球選手が野球以外のことをやってる特番があるが、正にそれの映画版みたいな感じか。
 だから彼らの演技に期待をしてはいけないのだが、一応、それなりには様になっている。
 そして、当然、これらのメンツが揃っているのだから、野球勝負という「ダイナマイトどんどん」的な展開になるのかと思いきや、野球シーンは申し訳程度で、話展開は極めてVシネだった。
 結局、誰得?と思ったが、往年の選手のファン向けの映画だと思えばOKかな。
 上映時間も70分くらいだし。
 監督は「ストロベリーナイト」の助監督だった本間利幸。
 それでも、病気の子供のためにホームランを打つとかじゃなかっただけでも、企画的には評価できるんじゃないの?

 

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2013年9月 9日 (月)

「共喰い」

Tomogui どちらかといえば、小説よりも書いている本人のキャラが有名な田中慎弥。 
 そんな彼の第146回芥川賞に輝いた同名小説を映画化。
 昭和63年の山口県下関市。
 セックスの時に簿雨量を振るう性癖のある父親を持つ17歳の少年。
 実の母親はそれに耐えきれず彼が生まれると家を出てしまっている。
 今の彼は父親と、その愛人と一緒に暮らしている。
 そんな彼にも幼なじみの恋人がいるのだが、彼女とセックスをしているうちに、自分も父親と同じ忌まわしき値が流れていることを思い知らされるのだった…。

 面白い!
 田舎の閉鎖的な重苦しさと、家族という切るに切れない関係。
 そんなどうしようもないやるせなさが、これでもかと言うくらい全編に漂っている。
 性豪といえば聞こえはいいが、要は性欲が強く、それだけならまだしも女性に対して暴力を振るわないと満足できない親父…というあまりにもどうしようもなく、一歩間違えれば笑い話みたいな話がかなり深刻であり、最後まで貫いているのは良いと思う。
 まあ、こんなに性生活の充実している高校生はいてもらっても困るんだけどね。
 主演は「仮面ライダーW」の菅田将暉。
 当然、仮面ライダーとは全く雰囲気が違うので、子供たちが見たらビビります。
 もっとも子供たちはレイティング的に観ることができないんだけどね。
 監督は「EUREKA ユリイカ」の青山真治。
 脚色で荒井晴彦が参加しており、だからこの映画が「映画芸術」での扱いが大きいわけやね。
 この映画の特筆すべきところは、昭和天皇の崩御について触れているところで、確かに昭和63年から始まるので、その話は出てくるのだが、結構、危うい話をしているのには驚いた。
 
 

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2013年9月 8日 (日)

「キャプテンハーロック」

Ch いつだったか、「キャプテン・ハーロック」が3DCGアニメになると聞いてネットにも映像が上がっているのを見て誰得?と思っていた。
 そもそもキャプテン・ハーロックに限らず松本零士先生の漫画やアニメは時代の波に乗った70年代後半から1980年代始めまでがピークであり、それ以降は完全に時代とズレてしまっている。
 そのため、近年の松本漫画のアニメ化は、キャラクターデザインこそ、原作の絵の再現ができるようになったが、話がイマイチであることは否定できない。
 しかし、そうはいいながらも松本アニメのブームを体感している自分には見捨てることはできない。 
 特に「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」は毎週楽しみに見ていたし、アルカディア号は今でもかっこいいと思っている。
 あ、ちなみに自分が好きなのはTVアニメ版の方なんだけどね。
 だからこそ、3DCGアニメで復活の話を聞いた時は不安が一杯なのである。
 一方ではあれから30年以上も経過しているので、心に余裕も出てきたのも確かで、何が何でもTVシリーズが絶対でもないと思っている。
 これもアメコミの映画化と同じで古典の領域に入っているため、現在の目線と技術でいかに映像化するのかが楽しみでもあった。
 結論から言えば、意外に面白かった。
 もし、キャプテン・。ハーロックを実写化したら…というよりリアルにしたらという考えを実現化してくれたところもあり、それはそれで面白く、こんな感じになるのかという面白さがあった。
 特にヤッタランやケイは面白く、特にケイは松本女性をうまく昇華している。
 ヤッタランがプラモデルを作ってないのは少し寂しかったが…。
 アルカディア号は「銀河鉄道999」以降、前面にドクロマークの艦を今風にしている。
 やっぱりTVアニメ版は人気がないのかと思うと悲しい。
 話は かつて宇宙全体へと拡大を続けた人類が、地球へ帰還。
 その居住権を巡ってカムホーム戦争が勃発!
 そ んな中、“ガイア・サンクション”という統治機構が誕生し、地球を聖地と定めて立ち入りを禁止する。
 それから100年、ガイア・サンクションに反旗を翻し、全宇宙に広域指名手配されたのがキャプテン・ハーロックだった。
 なみに、この物語のハーロックは不滅の肉体を持っているという設定。
 う~ん、「999」の時は限りある命を精一杯生きることを推奨してなかったけ?というのは置いといて、ハーロックを暗殺するために組織の若造がやってきたりして盛り沢山なのだが、やっぱり彼の名前は台羽正にしてほしかったなあ。
 当然、マゾーンも出てこないけど、松本テイストに懐かしのサイバーパンクが出てくる前のスペースオペラの雰囲気もあって、ツッコミ所はあるけど、自分は好きだな。
 これはこれで21世紀のハーロックでOK!
 脚本に福井晴敏、監督は荒牧伸志。
 CGがゲームっぽいのは、これは日本の方向性でピクサーみたいな感じはなのかもしれない。
 肝心の声はさすがに昔通りというわけにはいかないが、ハーロックの声の小栗旬は悪くなかった。
 三浦春馬はオリジナルキャラだから置いといて、ミーメに蒼井優(B80-W60-H88)、ヤッタランに古田新太と本職はいないがハズレなし。
 もうちょっと頑張ればハーロック完全復活も夢ではないかも。
 
 

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2013年9月 7日 (土)

「あかぼし」

Akaboshi 「美味しんぼ」の山岡の行きつけの店だっったかなと思ったけど、それは「岡星」やね。
  夫の蒸発が原因で精神のバランスを崩し新興宗教にのめり込んでいく母と、そんな母に寄り添い続ける小学生の一人息子のあしたはどっちだ!…って、これだけ聞くと明るい未来は想像できない。
 夫が半年前に蒸発した園部佳子は精神状態が不安定のまま仕事も失敗の繰り返し。
 ある日、新興宗教の勧誘を受けて、すぐに入信。
 やがて、心のバランスを取り戻した彼女は息子と一緒に勧誘活動を開始!
 住宅地を訪問し、確実に入信者を増やしていった。
 しかし、息子はその活動がバレていじめを受けるようになり、さらには勧誘活動のトップ成績だった佳子だったが、それも他の信者に抜かれてしまう。
 ある事件で教団を追い出された佳子は、息子とたった2人で勧誘を始める…。
 そういえば、人が休みで寝ていると朝から親子で宗教の勧誘にやってくる時があるけど、まさにそんな感じだ。
 救いを求めて入った宗教も、いつのまにかノルマが発生していたりして、さらに救いがなくなっていく。
 正に負のスパイラル状態。
 この映画は宗教のあり方について考えているのではなくて、あくまで母と息子の絆を描いている。
 正直、宗教の勧誘にやってくる親子の子供ってどういう心境かよくわからないが、所詮は非力な子供であり大したことは何もできない。
 頼れるのは親だけだ。
 この映画もそうなのだが、一方では子供が親を助けている。
 観ていて胸詰まるものがある。
 刻々と変化していく人の心が怖い。
 特に母親が悪い方向で救われている。
 息子もわかっているけど、それを否定することはできない。
 どんな形でも救われることは重要だ。
 絶対的に暗い話で救いようがないはずなのだが、最後の最後で観ている自分が救われた。
 監督の吉野竜平って、これが長編初監督だそうで、この映画は自主映画らしい。
 自主映画というと学生の自己満足のくだらないのを思い出すが、これはそうでもない。
 むしろ、普通の商業映画より遙かに素晴らしい。
 と、言いながら、自分は人気声優の朴路美を目当てに観にいきました。(すいません、そんな奴なんですよ)
 噂には聞いていたけど、本当に巨乳だわ。
 ひょっとして、それを確認できただけでも自分が救われたのか?
 
 

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2013年9月 6日 (金)

「マン・オブ・スティール」

Mos 自分の中でオールタイム映画の上位に上がってくるのは「スーパーマン」(1978)であり、これと「スター・ウォーズ」は映画の表現の可能性を証明してくれた貴重な映画だ。
 そうはいいながらも、シリーズは2作目までが面白く、それ以降は制作費も減っているのであまり面白くないことは認めざるおえない。
 昨今、アメコミのヒーローが映画化される中、当然最も有名で誰もが知っているスーパーマンを再映画化するっであろうことは容易に想像できてしまった。
 「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン製作・原案で、「300 <スリーハンドレッド>」や「ウォッチメン」のザック・スナイダー監督で映画化と聞いて期待できないわけがない。
 もはやスーパーマンは古典の領域に入っているので、話筋なんかは誰もが知っている。
 楽しみなのは、それらをいかに解釈し、現在の映像技術で作るかだ。
 今回も基本的には最初はクリプトンから赤ん坊を送り出すところからスタート。
 1978年版がクリスタルを基調として明るかったクリプトンだが、今回はもっとダークな感じ。
 地球についた赤ん坊はジョナサン・ケントとマーサ・ケントに育てられるのだが、この映画では既に大人になっていて、時々思い出す形で過去が描かれる。
 超人的能力を使えず、周りとの違いに葛藤と孤独を感じていくのは、1978年版でも同じだが、今回の方がよりシビアでリアルだ。
 自分探しの旅で、自らの使命を確信。
 そうこうしているうちにゾッド将軍がやってくる。
 スーパーマンとゾッド将軍はそれぞれの考えの元で対立することになる。
 レックス・ルーサーは出てこない。
 いきなり超人同志のバトルになってしまうが、そこは21世紀の映像技術で、これでもかというくらい派手になり、彼らのせいで都市は壊滅状態になってしまう。
 スーパーマンの格好も青の全身タイツに赤マントと赤パンツではなく、ダークブルーの渋いデザインで、これもバットマンからのシリアス路線の流れかもしれない。
 アメコミのヒーローは何故、派手なコスチュームで人々の味方なのか、それをうまく説明できないと全く説得力がなくて大失敗なのだが、この映画はそれを物凄く丁寧に説明している。
 ゾッド将軍も単に悪い奴ではなく、彼なりのポリシーを持っている。
 いやはや、新しいスーパーマンも面白い。
 正直、ザック。スナイダーなので、スローモーションばっかりかと思っていたが、今回は1回も使っていない(と思う)。
 なんだ、やればできるじゃん…って言うより、実は才能の出し惜しみしてたか?
 出演はスーパーマンにヘンリー・カヴィル。
 ロイス・レーンにエイミー・アダムス。
 クラークの両親にケヴィン・コスナーとダイアン・レイン。
 エイミー・アダムスがヒロイン役って、少し年いってないか?と思ったが、それ以上にダイアン・レインが物凄い婆さんになっていたのに驚き。
 エイミー・アダムスと9歳くらいしか年がかわらないはずなんだけど。
 もちろん、老けメイクもあるのだが、「リトル・ロマンス」は遙か過去の話か。
 ケヴィン・コスナーとダイアン・レインの組み合わせは、80~90年代に「ロードショー」やら「スクリーン」を読んでいた世代には夢の組み合わせかも。
 ゾッド将軍はテレンス・スタンプの方がキャラが立ってたし存在感があって好きだな。
 しかし、あれだけ都市を崩壊させた後に、スーパーマンの能力が意外に役に立たないことは言うまでもない。
 あと、今回の話ってどちらかというとスーパーマンよりもクラーク・ケント誕生物語なんだけどね。 
 
 

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2013年9月 5日 (木)

「夏の終り」

Natunoowari もし自分が映画監督だったら…

 この後続くのはどんな映画を撮りたいか?になるのが本来の正しい姿だろう。
 だけど、自分の周りにはそんな真面目な映画少年や映画青年はいない。

 もし自分が映画監督だったら…

 満島ひかり(B75-W60.5-H89)と神楽坂恵(B92-W58-H87)のどちらと結婚するか?につきてしまう。
 そして、結論は顔が満島で、首より下が神楽坂恵。
 おそらくこれが模範的回答だろう。
 しかし、女優としての視点だと満島が最高である。
 とにかく、鬼気迫る演技が良い。
 もちろん、気張りすぎという意見もあるが、それでも彼女が出てくるだけでピンと張りつめたものがあるのだ。
 この映画の彼女は、ふたりの男の間で揺れ動く女を演じている。
 長年にわたって妻子ある年上の作家の愛人生活を送る相澤知子。
 そんな彼女には、過去に結婚しているのに年下の男と恋に落ち、旦那と子供を捨てて駆け落ちした過去があった。
 そんなある日、別れたはずの彼が現れ、やがて年上の作家と生活も続けながら、年下の彼との仲も復活させていまう…ってどだけ都合のいい女なんだ?と思ったが、満島みたいな女だと許してしまう雰囲気が漂っているから不思議だ。
 原作の瀬戸内寂聴の自伝的小説の映画化というからには、瀬戸内寂聴って滅茶苦茶モテまくりだったのか。
 話展開は時系列が入れ替わったりするのだが、複雑ではなく、むしろ必然性の方に疑問を抱いている。
 面白いかどうか聞かれると微妙すぎて即答できないが、これはヒロインの自由奔放な生き方と苦労を論議するにはいいかも。
 監督は「ノン子36歳 (家事手伝い)」「海炭市叙景」の熊切和嘉。
 
 

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2013年9月 4日 (水)

「ART of RAP (アート・オブ・ラップ)」

Aor アイスティーと言えば、一般的には冷えた紅茶のことだが、音楽、それもヒップホップの世界ではアーティストのアイス・Tのことらしい。
 ギャングスタ・ラップの第一人者として知られるアイス・Tが初監督のドキュメンタリー。
 ヒップホップの大物たちの証言を通して、 ヒップホップのルーツと歴史を紐解いていく。
 実はヒップホップとかラップとかあまり良くわかってなくて、とりあえず帽子とサングラスでダボッっとした格好の人がやってる音楽くらいの認識しかなかった。
 まあ実際、この映画を観ると出演者の半分以上がそんな感じだった(笑)
 しかし、知らないとこの映画はちょっときついかもいしれない。
 何故ならある程度の基礎知識があっての話展開になっているからだ。
 おそらく、ファンとしては色々なアーティストが出る度に「待ってました~」ってな感じなんだろうなあ。
 当然、言葉が重要なので英語がわからないと難しい。
 字幕は色々工夫しているが限界がある。
 言葉は解説されると面白さが半減なのはコメディと同じか。
 とりあえず、日本人は「SRサイタマノラッパー」だな。
 
 

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2013年9月 3日 (火)

「劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞」

Hakuougi_2 一応、アニメだから観にいったのだけど、一つ困ったことがあった。
 それはタイトルが読めない…(泣)
 「げきじょうばんうすさくらおに…って読むのかな?」
 スタッフの人は察してくれたのか、チケットはすぐに買うことができた。
 こんな状態で観にいって大丈夫か?
 だけど、そこにアニメがある限り観にいくのだ。
 ちなみに、人気アドベンチャーゲームの劇場版だそうで、TVアニメやOVA、舞台もあるそうな。
 幕末から明治という時代に新選組の活躍と彼らと一緒に、自らの宿命と立ち向かう少女の話で、全部で2部構成になるらしい。
 新撰組のネタは昔から多いが、今も変わらないことを実感。
 いかにもゲームっぽい感じは、ゲームの映画化なので仕方ないかもしれない。
 劇場版ならではの展開もあるみたいだが、ゲームもアニメも観てない自分としては全くわからない。
 何の思い入れもない分、すんなりと入り込むことができた。
 無茶苦茶面白いわけでもないが、呆れるほどつまらないわけでもない。
 上映時間も適当な長さで、それなりに面白かった。
 監督はヤマサキオサム。
 次回作も時間の都合が合えば観たい。
 
 

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2013年9月 2日 (月)

「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」

Anohana 多くの人が泣いたアニメということで、映画公開前にDVDで全部観た。
 結論は、

 そんなに泣けるか?

 一人の少女の事故死をきっかけにバラバラになってしまったかつての仲良しグループが、幽霊となって現われた少女の 願いを叶えるために再び集まって頑張る…って話なんだけど、まず根本的に「20世紀少年」でもそうだけど、いつまでも子供時代がピークみたいな考えがあまり好きじゃないんだよね。
 いやもちろん、この映画の場合、同級生の事故死がトラウマになっているのはわかるんだけど、それがず~っとというのはちょっとねえ。
 さらに、頭の良いグループと、バカに分かれていて、性格も違うんだけど、実際にはそんな組み合わせはいつまでも成り立たないと思うんだよね。
 だけど、このアニメに限らず、キャラを立てるために性格の違う人達が一緒にいることが多いのだけど、大抵理由付けに筋が通っていない。
 まあ、自分はそんな考え方なので、この手の子供の時代の同級生大集合的な話はあんまり好きじゃない。
 しかし、それを差し引いても、それ程でもないと思った。
 良い話ではあるけれど。
 映画版はTVシリーズの1年後で、それぞれの登場人物が過去をふりかえる形の総集編。
 あ~予習しなければ良かった。
 だって、まんまほとんどTVシリーズを編集しただけなんだもん。
 新作カットもあるんだけど、そんなの全く話には関係ない。
 TVシリーズは完結しているからどうやって続編を作るのか?と思っていたら、これかよ!!
 1980年代のアニメ映画は総集編ばっかだったが、まさか21世紀になってこんなのが出てくるとは思わなかった。
 だからTVシリーズを見ている人は物足りないし、初見の人は何が何だか説明不足。
 まあファンのための映画ってことで。
 正直、これでファンは納得できるのか?
 
 

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2013年9月 1日 (日)

「貞子3D2」

Sadako3d2 「リング」は真剣怖かった。
 劇場でも叫び声が上がったくらいだ。
 特に呪いのビデオの不気味さは凄まじいものがあり、この映画の恐怖を認識させたのはこのビデオで間違いないだろう。
 当然、映画がヒットすれば次々と続編が作られ、新作ごとにつまらなくなっていくのはお約束だ。
 海外版も作られたしもうええだろと思っていたら、貞子を主人公に映像媒体から何か出てきたら何でもいいという状態になってしまった。
 これはもう13日の金曜日シリーズはジェイソンさえ出てれば問題なしと同じだ。
 とりあえず貞子が出しとけば何とかなる…と思ったかどうかは知らないが、「貞子3D」登場。
 さすがに今の時代、ビデオそのものが使われなくなっているので、呪いのビデオではなく、動画を媒体として貞子が増殖していくという設定になっている。
 そしてにじみ出る内側からの恐怖はどこへやら。
 3Dでアトラクション的なお化け屋敷映画になってしまった。
 そしてさらにお化け屋敷の度合いが高くなったのが「貞子3D2」のスマ4D版だ。
 何しろ本来映画館では携帯電話やスマホは使ってはいけないのに、この映画はスマホの電源を入れて、音量は最大を推奨している。
 専用アプリをDLすることにより、映画の展開に合わせてスマホが連動して動くことになっている。
 突然、呼び出し音が鳴ったり、変な映像が出てきたり、盛り沢山の内容。
 これは大変面白い……ってアプリとの連動が。
 じゃあ、映画そのものはどうかというと、これがもうしこたまつまらない。
 前回から5年後の設定で、またもや呪いの動画事件が発生し、どうやら貞子の子供が関係しているのかも……って話っぽいのだけど、スマホのアプリの動きが気になって映画に全く集中できんかったよ。
 というか、もしスマホがなくて、単独で観ていたらかなり退屈だと思う。
 いやもっというと3Dの効果がほとんどないしね。
 主演は「風立ちぬ」で、庵野秀明より上手かった瀧本美織。
 監督は「貞子3D」に引き続き英勉。
 ここまで来ると次回以降は上映中の喫煙、もしくはおしゃべり、前の席を蹴るのOKとかになっていくんだろうな。
 
 

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