「マジック・マイク」
男の裸が好き!
大きな声で叫びたい人は多いはずだ。
男子が女子の裸をこよなく愛するように、女子も男子の裸が嫌いではないはず。
もっといえば、男子でも男の裸大好きという人も多いはずだ。
しかし、だからといって、大きな声で叫ぶと「あまちゃん」のアキちゃんのように「このこはバカじゃないだろうか」と思われてしまう。
ましてや、その手の本を買ったり、その手の店に行くのはかなり勇気がいることだ。
しかし、映画ならそれなりの大義名分や理由がつけれるはず。
そんなわけで、この映画は、男性ストリッパーの世界で繰り広げられる男たちの葛藤と友情の青春(?)映画。
当然、題材が題材なので男の裸目白押しだ。
主演がチャニング・テイタム、共演がアレックス・ペティファー、マシュー・マコノヒーとくれば辛抱たまらん。
そして、監督がスティーヴン・ソダーバーグなので、それだけで観にいく理由にはなるはず。
しかし、反面、ソダーバーグの映画は、期待の斜め上をいく場合が多いので、つまらない可能性が極めて大きい。
ところが、意外にも真っ当な青春映画だった。
若い時に調子に乗ってしまうことや、ある程度の年齢だと分別がついてしまうこと等、男性ストリッパーでもやっていることや悩みは同じ。
さらに恋愛パートも微妙な男女の関係がうまく描けている。
ソダーバーグの監督作品なのでハードルを下げたとしても、それでも大変面白い!
というか、自分的にはソダーバーグの監督作品で初めて面白いと思ったかも。
チャニング・テイタムは悪の組織コブラの陰謀を阻止したり、大統領を救ったりしているマッチョヒーローだけじゃなく、どこにでもいる男性ストリッパーとかも演じられることがわかったのも良い。
正直、投げっぱなしのところもあるけど、ラストはちょっと感動したよ。
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