「ペーパーボーイ 真夏の引力」
1969年フロリダ。
大学を中退したジャックは、父親の会社で新聞配達を手伝うだけの退屈な日々を送っていた。
そんなある日、新聞記者の兄ウォードが同僚の黒人記者ヤードリーと共に、4年前に地元で起きた保安官殺害事件の再調査をするために帰ってきた。
既に判決が確定している死刑囚ヒラリーに冤罪の可能性があるらしい。
さらに、今回の取材の依頼者で、獄中のヒラリーと文通の末に婚約まで してしまったという女性シャーロットも登場。
金髪でお色気たっぷりの彼女にジャックは心奪われてしまう…。
冤罪を追いかけるミステリーかなと思ったが、実はそれよりも人間関係が凄まじい話だった。
田舎の閉鎖的な町で発生した殺人事件。
それを追いかける記者。
1人は当時としては珍しい黒人で、そんな彼が南部に来る時点で、何かありそうなのは必然。
本心がよくわからないセクシー金髪美女。
それらは、極めて特殊な人達なのかもしれないが、逆にそんな人間が集まるとそれが普通に思えてくるから不思議だ。
正直、観ていてスカッとするような謎解きは何もなく、話が進むうちに真相はわかってくると同時に知りたくもないようないやな話も出てくる。
まあ、現実には名探偵コナンみたいにはいかないわけかな。
出演はザック・エフロン、ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザック。
豪華な出演者の怪演が最大の見所かも。
何かやらかしそうな怖さが漂っている。
監督は「プレシャス」のリー・ダニエルズ。
2時間もない映画なんだけど、妙なけだるさがあるので、意外に疲れてしまうので、体調の良い時に観るべし。
まあミステリーというより、ザック・エフロンの童貞喪失物語ってことで(笑)
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