「タイピスト!」
1950 年代フランスを舞台に、タイプ早打ち世界大会優勝を目指す女性の奮闘するラブコメディー。
いや~真剣懐かしいよ、タイプライター。
ワープロが出てくるまで自分も使っていた。
カセットのインデックスも苦労してタイプライターで打ち込んでいたよ。
正直、使い勝手が良いわけでもないのだけど、和文タイプライターはもっと使いにくい。
だけど、手書き以外で文書を作ろうとしたら、それしかないから仕方ない。
そう考えると今やなんて便利な時代なんだ~と感無量。
1950年代、女性の職業の花形は秘書であり、タイプが打てる=ステイタスという時代。
そして当然、タイプの早打ちナンバー1は正に究極と言える。
この映画は正にタイプ早打ちナンバー1の地位を目指し特訓と恋愛を程良くブレンドした物語で、まさにタイプ版スポ根といったところか。
ちょっともたついたところもあるが面白い!
特にタイプの早打ちは迫力満点。
基本的にキーを叩いているだけなのだけど、そこは演出のうまさと思う。
ヒロインはドジっ娘で感情的。
正直、こんな娘を雇う気になれんのだが、そこは物語を動かすための起爆剤っつうことで。
1950年代の話とは言え、そのまんまではなく、あくまでモダンレトロの雰囲気ということでファンタジーな感じもまた良し。
出演はロマン・デュリスとデボラ・フワンソワ。
監督はこれがレジス・ロワンサルで、これが初長編劇映画らしい。
本編中は所かまわず男女共にバカバカ煙草を吸っているので、日本禁煙学会は映画会社に早速苦言を申し立てるべきだぞ。
1950年代の話だけど、時代は関係なさそうだし。
まさか、会員の誰かが「風立ちぬ」をたまたま観たからってことはないだろうから、とりあえず、この映画も喫煙シーンが多いので子供に影響があるかもしれない。
喫煙シーンのある映画は多いので、もっと徹底して頑張って下さいね。
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