「映画 謎解きはディナーのあとで」
東川篤哉のミステリーを櫻井翔、北川景子主演で実写化した人気TVドラマの劇場版。
シンガポールに向 かう豪華客船で発生した殺人事件に毒舌執事・影山と令嬢刑事・麗子が挑む!!
いや、推理物として見るなら、名探偵コナンばりの決め付けと強引さであり、どちらかというとコメディとして見るのが正解だと思う。
正直、年末年始、もしくは改編時期のTVスペシャルドラマでも全然OK。
もちろん、そこは制作側も重々承知をしていて、テレビで放送する前に劇場でも儲けて、話題作にして視聴率も取るという、自作自演状態。
もちろん、それは今更言うまでもなく、現在の映画のシステムだ。
ドラマ化した時、お嬢様刑事役の北川景子(B75-W53-H81)が、ど~考えてもお嬢様っぽい感じがしなかったが、今は慣れてしまったので気にならなくなってしまった。
どうしても比べてしまいたい「富豪刑事」とは真逆のキャラはそれはそれで面白い。
執事役の櫻井翔も最初決まった時は若干若すぎるかなと思ったけど、今はすっかり定着しているし、意外にかっこいいぞ、メガネキャラ。
JINSで彼の仕様メガネを売るのは、ある意味正解かな。
監督は土方政人。
ドラマ版の演出をしている人だそうな。
結局、船という完全密室のはずなのに、豪華客船であるため広すぎて、密室感が少なかったり、乗員・ 乗客3000人の中に犯人がいるというわりには、それほど大掛かりでもないし、タイムリミットが船が目的地であるシンガポールに到着するまでの7日間の割には時間との競争の緊迫感がなかったりするのだが、あくまでコメディとして考えれば、それらは盛り上げるための味付け程度みたいなものだと思えば納得。
当然、次回作も作れそうな雰囲気を残して終わるのはお約束だ。
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