「バーニー/みんなが愛した殺人者」
「羊たちの沈黙」に出てくるハンニバル・レクター博士は、人さえ食べなければいい人なのは、誰もが認めるところだ。
しかし、世の中残念なことに、たった一つの致命的なもので人生がダメになってしまうことはよくあることだ。
テキサス州で葬儀社の助手として働くバーニーは、配慮のある仕事ぶりと献身的な市民活動で町の誰からも愛されていた。
しかし、非常に残念であることは、彼が人を殺害してしまっていることだった。
莫大な遺産を相続した未亡人マージョリーから気に入られ、彼女の世話役となった彼だが、わがままな要望の数々に四六時中振り回され、ある日カッとなって、彼女を銃で撃ってしまったのだ。
ところが、彼の普段の行動と人柄のせいか、町で彼の罪を責める者はほとんどいない。
しかし、野心家の地方検事ダニーだけは、執拗に彼を有罪にしようとしている。
つまり、バーニーは人さえ殺さなければ良い人なのだ。
果たして人殺しの罪は人柄で何とかなってしまうのかどうかが気になってしまう。
実際に本人たちを知る住民たちへのインタビューを交えた構成で、リアルさとバーニーの人柄がよくわかる。
逆に殺人をやらかしても、彼への信頼が崩れてないのが面白い。
実話を元にしているらしいのだけど、自分は全く知らなかった。
だから、最後どうなるのかなあとドキドキしながら観ちゃったよ(笑)
主演はジャック・ブラック。
監督はリチャード・リンクレイター。
つまり、「スクール・オブ・ロック」のコンビ再びってわけやね。
共演のシャーリー・マクレーンの鬼婆ぶりにも注目!
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