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2013年8月30日 (金)

「宇宙戦艦ヤマト2199/第七章 そして艦は行く」

Photo 新シリーズの第23~26話を再編集した劇場版第7弾で完結編。
 ここまでは割合問題なく、いやむしろ大満足。
 だからこそ、最後はきちんとしめてほしい。
 不安と緊張がよぎる。
 何しろ昨今のアニメは投げっぱなしで終わったり、何も解決してなくても続編を臭わせて終わりとかが多いからだ。
 ここまで来たら、どうにかうまくまとめて欲しいと思うのは仕方ないだろう。
 初っぱなから短縮版での公開のお詫びが入るのに驚いてしまった。
 どうやら、一部製作が遅れてこうなったっぽい。
 第一章のクオリティの高さから、余裕を持って制作していると勝手に思っていたので驚き!
 1980年代のアニメは間に合わないから総集編とか当たり前だったが、21世紀でもこういうことがあるのか~。
 しかし、幸いなことに「ガンドレス」のようなことはなかった。
 結局、完全版はテレビで確認するしかないのか。
 しかし、短縮版とか言われても、作品そのものは全く悪くはなく、むしろきちんとまとめている方だと思う。
 意外にもガミラスとの本土決戦は、オリジナルとは違う展開で、ガミラスの星は滅亡しないし、むしろ暴走気味のデスラーからガミラスを救ったのはヤマトで、イスカンダルにもスムーズに到着!
 しかし、イスカンダルのスターシャは波動エネルギーを兵器に使ったことを責めて、すぐにコスモリバースシステムの引き渡してくれない。
 何じゃ、こりゃ。
 苦労してこれかよ!
 デスラーの暴走や、スターシャのわけのわからないいいがかりにはちょっと戸惑うが、所詮宇宙人だしなと納得するしかない。
 自分が沖田艦長ならスターシャを速攻暗殺してでも何とかしてしまうかもしれない。
 まあ、それでも何とか引き渡してもらい、地球に帰還するヤマト。
 しかし、ガミラスが最後の戦いを挑んでくる。
 ここらへんは、オリジナルと同じ展開。
 そういえば古代守の扱いどうするかな?と思ったら、ちょっとアルカディア号状態で、それはそれで松本漫画魂をさりげなく生かしてくれていて良かった。
 最後はオリジナルが駆け足だったことを考えると、丁寧に描かれている。
 回収していなし伏線もあるのだけど、それは今回が短縮版だからと考えていいのか?
 いずれにしろ、とりあえずきちんと完結したことは喜ばしい。
 オリジナルの不満だったところや、こうして欲しかった箇所等を何とかしてくれたリメイクは、これはこれで良かった。
 あの時に泣いたことや、いつの間にかヤマトのファンであることが恥ずかしかった時代も、含めて、「宇宙戦艦ヤマト2199」が一つのけじめをつけてくれたと思う。
 
 

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コメント

> あの時に泣いたことや、いつの間にかヤマトのファンであることが恥ずかしかった時代も、含めて、「宇宙戦艦ヤマト2199」が一つのけじめをつけてくれたと思う。

むちゃくちゃすげえ同意です。

完全版は9/14からひかりテレビで配信中です。もう見てしまいました。テレビ放送25話で完全版の部分を放送してくれるとよいのですが、一部の情報によるとテレビには間に合わなかったとの情報もあり、25話が楽しみですね。オープニングカットすれば、尺的には入るかも知れませんが…

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