「コン・ティキ」
昔、学研のひみつシリーズに「できるできないのひみつ」というのがあった。
これは、セックスができるかどうかのホットドックプレス的な内容ではなく、台風の進路を変えれるか?とか、日本からアルゼンチンまで穴を掘って荷物が遅れるか?とか、小中学生が思いつきそうなことを検証する。
今から35年くらい前の本なのだが、リニアモーターカーの話が出てきており、もしこの本を読まなかったら、自分はリニアモーターカーの存在を愛知万博開催まで知らなかったかもしれない。
そして、この本の中で筏で太平洋を横断したヘイエルダールの話があった。
もし、この本を読まなかったらヘイエルダールの存在をこの映画を観るまで知らなかったかもしれない。
そんなわけで、この映画は自分にとって「できるできないのひみつ」のエピソードを映画化したような感じだった。
話は 1947年に自説を証明すべく、古代ペルーの筏を再現して太平洋横断に挑戦したトール・ヘイエルダールの大冒険を完全映画化したものだ。
当然、海に出たらもう何もやることがない。
時々、サメがやってくると緊張感が出てくるが、それまでは割合スローライフな展開。
一応、古代の航海を再現と言っても筏だけで、食べ物は現在のものを持って行ってるし、他にも無線機だったり、航海は昔のままだけど周辺は最新というのにちょっと冷めてしまった。
というか、科学者も大変だなあ。
いくら自説の証明のためとはいえ、100日以上筏に乗ってるとか、ありえねえぇぇ。
自分は性格的に科学者とか冒険家とかは向いていないことを実感。
出演はポール・スヴェーレ・ヴァルハイム・ハーゲン……っえt言われても誰かわからない。
監督のヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ……ってのもよくわからない。
主人公は自説の証明のために頑張ってるが、海が大好きな自分としては、海を満喫できたので大満足!
しかし、冒険よりも最後の夫婦の行く末の方がショックだった。
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