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2013年7月 2日 (火)

「真夏の方程式」

Manatu 天才物理学者・湯川学が難事件を解決する東野圭吾の人気ミステリー・シリーズを福山雅治主演でTVドラマ化。
 そして、「容疑者Xの献身」に続く劇場版第2弾。
 海底鉱物資源開発計画に揺れる小さな港町で発見された変死体は、悲しい秘密と切ない人間関係を浮き彫りにしていく……。

 新シリーズから湯川とコンビを組むのが柴咲コウ(B76-W58-H83)ではなく、吉高由里子(B85-W63-H88)なので、本編の謎解き以上に色々な噂が広まり、あげくの果てには今回の映画に織田裕二が出るので、彼が柴咲を嫌っているからという話まで出る始末。
 結局、柴咲の役はTVシリーズの中やスピンオフでそれなりに理由付けしてあるし、織田裕二なんか微塵も出てこない。
 全くどこからそんな話が出たんだか(笑)
 そんな裏事情はわからないが、この映画は面白い。
 この手の推理物ってトリックのためのトリックだったり、決め付けが多かったりするのだが、この映画は比較的そんなことはなくて、どちらかというと人間模様の方に重点を置いている。
 その行動の賛否は分かれるところだが、人間、時には客観的に考えたらバカなこともやってしまうことを考えれば納得。
 だけど、されどなのだ。
 ミステリーなので詳しく言えないのが辛い。
 前作もそうだったが、基本的に映画は湯川が活躍するものの、あくまで狂言回しでしかなく、出てくる犯罪もいけないが気持ちはわかるものだったりする。
 また、映画の中で資源開発をすると自然が壊れることで反対派と、経済が活性化するので賛成派が出てくる。
 それに対して「選択の問題」は実に的確な答えだと思う。
 自分は昔は田舎に住んで田舎大嫌いだったので、自然なんか少々壊しても都会化していく方が良いと思っているんだけどね。
 監督は「容疑者Xの献身」の西谷弘。
 原作は知らないが、3作目も希望する。
 
 

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