「アンコール!!」
おそらく今の若い人にとっては、クリント・イーストウッドやショーン・コネリーは年寄りでしかないのかもしれない。
若い時にハリー・キャラハンや007を演じていたことも話には聞いてDVDで見たことがあるかもしれないが、何も感じないだろう。
こういうのはリアルタイムで映画を観ていないと何も感じないかもしれない。
いわゆる青春時代のスターってやつだ。
おそらく、将来ハリポタの出演者にそういう想いをするかもしれない。
映画の中のスターは年を取らないけれど、実際の役者と観客は確実に年を取っていく。
何故そんなことを感じたかというと、最近年寄りが主人公の映画を立て続けで観ているからで、それらに出演している俳優はかつては、当たり前のことながら若かったのだ。
そして、なまじブランクが空いているので、一気に老けた感じがする。
「アンコール!!」は、ロックやポップを歌う年寄り合唱団を中心に、気難しい頑固じじいが、ある出来事をきっかけに自分の殻を破って新たな人生への一歩を踏み出そうとする話だ。
主人公がテレンス・スタンプなのだ。
久しぶりに見たらめっちゃ年取ってるわ~。
自分の中ではテレンス・スタンプ=スーパーマンのゾッド将軍のイメージが相当に強く、いつも思い浮かべるのが、あの姿なのだ。
だから、ここまで年取っているとは思わなかった。
あ~時の流れは残酷。
だけど、かっこいい年寄りではある。
そして、彼の妻役がヴァネッサ・レッドグレーヴ。
これも滅茶苦茶婆さんになってるよ。
今でも「ジュリア」のイメージだから、これも時の流れどころの騒ぎじゃないよ。
逆に彼らが年取った=自分も年取ったってことなんだろうな。
話は「カルテット!」と混同しそうだけど、こっちの方が遙かに面白くて泣ける。
歌が素晴らしいよ。
監督はポール・ アンドリュー・ウィリアムズ。
劇中で合唱団が歌うのもシンディ・ローパーやビリー・ジョエルであるのが懐かしい。
これらの歌も今や懐メロの域になっているわけなんだな。
« 「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速(しんそく)のゲノセクト ミュウツー覚醒」 | トップページ | 「モンスターズ・ユニバーシティ」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
« 「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速(しんそく)のゲノセクト ミュウツー覚醒」 | トップページ | 「モンスターズ・ユニバーシティ」 »
コメント