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2013年7月14日 (日)

「しわ」

Shiwa 若い時は自分が年を取ることは全く想像ができない。
 若い時は自分のことだけを考えていればいいのだ。
 しかし、実際には年は取ってくるのは自分だけではない。
 親も当然年を取ってくる。
 体力は衰え、記憶も曖昧になってくる。
 そして、彼らを支えるのは紛れもなく子供である自分たちなのである。
 自分のことだけ考えているだけではなく、親のことも考えなくてはならない。
 ましてや家庭を持っている人なら、それも含めて受け止めなくてはならない。
 さらに、年老いた両親は、近い将来の自分たちでもあるのだ。
 この映画は高齢化社会や認知症というテーマを描いたアニメ映画だ。
 元銀行員の男が認知症の症状が現れ始めたため、息子夫婦の手により養護老人施設に送られる。
 そこには色々な症状の老人が集められていた。
 家族も滅多に面会に来ない施設で、あるきっかけで彼は自分がアルツハイマーであることに気づいてしまう…。
 これは観ていて気分が果てしなくブルーになってしまう。
 何故ならアニメ故に余分な情報が入らないため、伝えたいことがストレートに伝わってくるからだ。
 施設に入っている人達は、将来の自分がそうなるであろう可能性の最大公約数なのだ。
 体も動かず、頭が呆けてしまうことは、今まで自分がどれだけのことをやってきてもその功績が一瞬でチャラになってしまう。
 単なる厄介者にしかすぎなくなるわけだ。
 正直、ホラー映画よりも遙かに怖い。
 日常生活でゾンビや宇宙人がやってくる可能性は極めて少ない。
 だけど、体が動かなくなったり呆ける可能性は極めて高い。
 そして、その可能性は自分であっても、親であってもどちらも地獄。
 へたしたらダブル介護だってないわけでもないのだ。
 監督はスペインのアニメーター、イグナシオ・フェレラス。
 原作のパコ・ロカも脚本で参加しているらしい。
 時々、ユーモアがあったり救いがあったりするのだが、それでも覚悟が必要であることを改めて認識してしまう。
 とりあえず、中年の人は必見のアニメ映画かもしれない。
 
 

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