「GUN CRAZY 復讐の荒野」
かつて「キネ旬」がべタ褒めしていた室賀厚の「SCORE」だが、実際劇場まで観に行くと全然面白くなくて、色々「大人の事情」もあるんだろうなあと思ったりした。
どちらかと言えば「SCORE」は主演の小沢兄ィの「俺の俺による俺のた
めの映画」でしかなくて、それが自主映画以上商業映画未満であったにすぎない。
室賀厚の演出は基本的にどこかで観たようなもの、いわゆるパクリが多い。
もちろんそれはそれでかまわないのだが、要はそれをどこまで自分流に昇華するかが大切なのである。
「GUN CRAZY 復讐の荒野」は「GUN CRAZY 裏切りの挽歌」と合わせても2時間少しの上映時間なので、実質1時間なのだが大変面白い。
話はとにかくベタすぎるくらいベタで(話内容はここには書かないので情報誌とかホームページ見てね)実質Vシネマである。
正直話展開上不思議なところも多い。
例えば街に一人しかいない警官がどうして裏切るに至ったか?等説明不足なところも多い。
しかし、映画に勢いがあるので少々のことは気にならない。
主役の米倉涼子(B84-W59-H85)は、話し方が鼻につくのだが、この映画ではほとんど喋らさないところが良い。
三白眼が役にピタリと合っている。
制作はチーム・オクヤマで、「ダンボールハウスガール」に引き続き米倉が出ているのは、米倉の事務所とチーム・オクヤマは商売上良い関係なのか?
そしてチーム・オクヤマ制作というだけで羽田美智子(B81-W59-H88)がどこかに出ていると思っていたのは自分だけではないはずだ。
この映画の最大の欠点は女の裸が出てこないところだが、米倉にそこまで求めるのは無理か。
だったらせめて昔の「土曜サスペンス劇場」の泉じゅん(B85-W54-H86)のようなヌード要員が必要であることは言うまでもない。
最後の敵の倒し方は何でもありの展開でOK!
やはりあそこまでハッタリが効いていると面白いと思う。
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