「クローサー・トゥ・ザ・エッジ マン島TTライダー」
金がなくてとりあえず先に原チャリの免許を取った。
自分の体力を使わないで、自転車では出すことのできないスピードを出せる乗り物に物凄く感動した。
汗だくになって上った坂道や、今まで体力的に無理だと思った場所まで行けることは行動範囲を大きく広げることになった。
しかし、車の免許を取って、マイカーを持つとバイクに乗らないどころか、むき出しで乗るバイクが極めてあぶないものに思えてくる。
確かに調子こいて原チャリで何度転んだことやら。
正直、集団で改造バイクで騒音を巻き散らかしている珍走団とか真剣危険だと思う。
しかし、さらに輪をかけて危険なのがバイクレーサーだ。
とにかく、時速100キロ以上は当たり前、石ころだけで軽く吹っ飛ぶような状況で、正直自殺志願者に限りなく近いと思う。
この映画は、100年以上の歴史を誇るオートバイレースの最高峰、マン島TTに文字通りイ命を賭ける選手を追うドキュメンタリーだ。
公道をレースに場所を提供する町も凄いよなあ。
岸和田のだんじりと危険度は全く違うと思うが、それよりも、サーキットでもない行動を最高時速320km以上で走っているレーサー達はかっこいいと同時に絶対に頭のネジが飛んでると思う。
ほとんどの人が事故って、平均年齢が戦国時代並みなのに、死ぬような大怪我で入院していても、次のレースに向けて早く治そうとしている。
まさに命知らず…いや命要らずのリーサルウェポン野郎は彼らのことを言うのだろうなあ。
おそらくドーパミン出まくって、もう何が何だかって感じになっているのかな。
ただ、そうはいいながらもやっぱり物凄くかっこいいし、羨ましく感じるのも確かで、自分は免許とバイクがあっても絶対にやらないけど、見ている分には痛快なんだよなあ。
バイクに乗る人、乗りたいけど乗らない人も必見の混じりけなしのバイク映画!
客席はヘルメット持参の人が多く、やっぱこうでなくっちゃね。
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