「ハード・ラッシュ」
世界一の運び屋として裏社会でブイブイ言わせていたが、今はカタギの仕事をしている男が、密輸に失敗した義弟の尻拭いのため、さらにはそれの連帯責任(?)で家族にも危険が及ぶため、再び運び屋へ戻り、パナマでのニセ札密輸を計画する…。
ここ最近、大金かけてVFXテンコ盛りの映画ばっかり観ているような気がする。
それはそれで面白いんだけど、やっぱり頭脳戦で捻りのある大人の映画を観たいこともある。
その意味では、正にこの映画はうってつけのクライムアクションだ。
時間との競争、裏切り、マフィアや警察とのやりとりなど、障害が次々と出てくるのを、頭を使って回避していく。
さらには巧妙なトリックや、どんでん返し等、小気味良い展開。
家族を守るためという切迫感も物語の緊張感と緊迫感を盛り上げる。
上映時間も手頃だが、こういう気楽に面白い映画も大切だよ。
出演はマーク・ウォールバーグ、ケイト・ベッキンセイル。
「テッド」では大人に成りきれない男だったウォールバーグだが、この映画では頭のキレる役だ。
ケイト・ベッケンセイルも普通の人妻役が新鮮。
アンダーワールド・シリーズの無双ぶりとのギャップが良い。
監督はバルタザール・コルマウクル。
う~ん、誰?なんだけど、映画が面白ければOKだ。
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