「ハル」
チケット売場で、「ハル、大人1枚」と言うと、随分前に深津絵里(B78-W56-H83)主演・森田芳光監督の「(ハル)」を観にいったことを思い出す。
パソコン通信という当時の最新のネタを使ったものだが、話は今でも十分面白い。
そしてこの映画は介護ロボットが出てきており、未来の話なのだが、これが〈当時の最新ネタ〉と言われる日が来るのだろうか?
そういえば、「2001年宇宙の旅」やコンピュータの専門学校もハルだし、近未来のキーワードになのかな?
といっても、この映画のハルは人の名前だ。
喧嘩別れをしたまま飛行機事故で最愛の人ハルを失ったくるみは、生きる力をなくしており、そんな彼女のためヒト型ロボットのQ01(キューイチ)は、彼女のためにハルにそっくりの見た目で一緒に住むことにする……という話で、これだけ聞くだけでは今更感が物凄く強い。
ところが、基本ネタはベタなのに、後半は意外な展開!
そして、人物デザインは少女漫画っぽいのに、背景が細かく、特に京都が舞台なので、古都と近未来のバランス感覚が面白く、ちょっと聖地巡礼がしたくなってしまった。
監督は牧原亮太郎。
すいません、この人がどんな人かは全くわかりません。
それよりも、脚本が 「Q10(キュート)」の木皿泉なのに注目したい。
正直、前田敦子(B76-W60-H83)のドラマでこれを越えるのは見たことない(個人的感想)。
上映時間が1時間ちょっとという短さだが、上映時間の長さではなく、面白いかどうかがなので、こういう形の作品もありじゃないかな。
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