「セレステ∞ジェシー」
会社経営をし、キャリアを重ねるセレステと、自分の口座も持っていない売れないアーティストのジェシー。
学生時代に恋に落ち、そのまま結婚した2人だが、立場の違いで溝が深まっていく。
夫婦でいるせいでケンカが増えると考えた2人は、離婚して学生時代のような親友の関係に戻ることにした。
そうすることにより周囲が羨むほど気の合う親友となるのだが、ジェシーに新しい彼女ができてしまい、2人の関係は崩壊していく…。
そもそも男女の友情は成り立つのか?
長年のテーマである。
例えば、あなたが好きな人に告白したとしよう。
その返事が「お友達なら」の場合、納得できるのか?
これに対しての考えに、その人にとり男女の友情が成り立つかどうかがわかる。
おそらく、多くの人は告白している=恋人になってほしいなので、友達になってほしいではないのだ。
この映画のセレステは、親友=恋人感覚と勘違いしている。
そして、ジェシーは本当に友情からの親友だと思っており、だからこそ新しい彼女を作ってしまうわけだ。
いわゆる言葉通りなのだ。
だからこそ、セレストはジェシーと会えなくなるだけで心苦しくなっていくのだ。
自分らしさを貫く代償というわけやね。
映画は彼女の心理状態が鮮明に描かれている。
出演はラシダ・ジョーンズとアンディ・サムバーグ。
ラシダ・ジョーンズはクインシー・ジョーンズの娘だそうな。
監督はリー・トランド・ クリーガー。
実は何気に面白いのだけど、出演者とスタッフが宣伝しにくいくらい地味なんよね。
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