2016年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »

2013年6月30日 (日)

「ハングオーバー!!! 最後の反省会」

The_hangover_part_iii_2 やっぱりシリーズ物も潮時ってものがあるわけで、無理して続けるならスパンとやめることも必要だ。
 いい年した大人が酒で失敗してトラブルに巻き込まれるドタバタの第3弾にして完結篇。
 今回は前回出てきた東洋人のせいでギャング絡みのトラブルに巻き込まれる。
 今回はハングオーバー(二日酔い)と全く関係ないわけで、登場人物が同じのシリーズ番外編みたいな感じ。
 で、二日酔いだから許されることもシラフだと全く笑えない。
 むしろ全てのトラブルの元凶であるデブは許せない。
 前作から引き続き出演する東洋人もね。
 そもそも何故、皆、友達つきあいをしてるんだろう?
 いや、そこらへんはつっこんではいけないところなんだろうが、さすがに理由付けはいるだろう。
 子供漫画の友情パワーと大人の友情は全く別だしね。
 とにかく、今回は笑えないどころか不愉快。
 唯一笑えたのは、妊婦の腹を支えに靴を脱ぐところと、最後くらいかな。
 出演はブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、ジャスティン・バーサは変わらず。
 今回、ジョン・グッドマンが登場している。
 監督は1作目と2作目に引き続きトッド・フィリップス。
 最後の反省会って、観にいったことを反省したいよ。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月29日 (土)

「攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain」

Arise1 同じ登場人物を同じ役者が演じて、同じ設定を大きく踏み外さないことがシリーズ物の面白さだ。
 だから、役者が変わった時点で違和感を感じてしまい、一気に冷めてしまうこともある。
 主演役者はちやほやされ天狗になってしまうのは仕方ないかもしれない。
 ところが、シリーズ物=人物固定ではなく、世界観であるという見方が強くなってきている。
 その最たる例が007シリーズであり、最初はジェームズ・ボンド=ショーン・コネリーしかないと思われていたが、シリーズが進むに連れ、主演は誰でも良いということがわかってくる。
 もちろん、それなりの力量はいるが、登場人物は記号であり、それよりも大切なのは物語の世界観なのだ。
 そして、その世界観にぴったり合わせてくれる役者が重要であり、話も基本設定をきちんとおさえていれば何をやってもOKなのである。
 これはアメコミや、かつての人気シリーズの復活でよく使われることとなり、リニューアルとかリボーンという便利な前提を使用して新作が作られていくことになる。
 攻殻機動隊は押井守の映画とTVシリーズのSACが傑作として認識されている。
 声の出演者も共通している。
 おそらくこの世界観で作っていけば安定した人気を得ていくことは言うまでもない。
 今回、4部作の新シリーズができることとなった。
 当然、多くの人は期待してしまう。
 何しろ、公安9課の創設にいたる話や、草薙素子の9課に来るまでの過去を中心に描いているからだ。
 ところが、何故か、キャラクターデザインが今までと違うし、一番ツッコミをされやすい声の出演者を変更しているのだ。
 もちろん、誰かが死んだとかいうわけではない。
 この感覚は「ルパン三世 風魔一族の陰謀」でメインの声優が変わってしまうくらいの衝撃があるの違いない。
 例えば、草薙素子の声は坂本真綾だ。
 もうこの時点で拒否反応が出る人もいるかもしれない。
 音楽もコーネリアスだ。
 自分は、あまり深くこだわらない方なので、これはこれで面白いと思った。
 いわゆるパラレルの世界で、攻殻ビギンズ物と考えればこういう解釈もありだと思う。
 坂本の声も、今までと比べて極端に違うわけでもないし、そういえば映画の少女モードの声も彼女と思えば筋は通っている。
 自分的には「マルドゥック・スクランブル」の冲方丁が脚本なので観にいったというのもある。
 一応、攻殻機動隊の精神(ゴースト)は生きているし、それさえきちんとしれいれば声や音楽なんかは、それこそ義体ということで納得したのだけどダメっすか?
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月28日 (金)

「10人の泥棒たち」

10 幻のダイヤモンドを強奪するため、10人の泥棒が集結してチームを組む。
 しかし、彼らにはそれぞれの思惑があり一筋縄でいくはずがない…。

 この映画2週間限定で、それも一律1800円。
 どんだけ強気なんだよ…と思ったが、予想以上に面白かった。
 これが割引とか使えればもっと面白く感じたのにな…と思うのだが、もう言うまい。
 韓国で観客動員記録を塗り替えたらしいのだが、それもわかるような気がする。
 登場人物の数から「オーシャンズ11」を思い出し比較してしまいそうだが、こっちの方が遙かに面白い。
 よく考えてみたらステーヴン・ソダーバーグが監督していて娯楽物として面白いわけないでしょ。
 意外にもアクション満載だし、60年代の泥棒映画を21世紀に蘇らさせた感じ。
 それでいて、韓国のベタさ加減もちゃんと存在している。
 特に汚い壁を使ったアクションは、エアコンの室外機を落下させるだけでなく、「G.I.ジョー」の絶壁でのアクションを普通のマンションの壁でやってしまっているところが凄いと思う。
 これだけでも十分観る価値はあるし、韓国映画の底知れぬ力を垣間見たような気がした。
 二転三転する話展開も面白い!
 とにかく登場人物全員が腹の底で何を考えているかわからないので、ダイヤを盗むだけでもハラハラするのに、いつ誰が裏切るかという要素も加わって全く気が抜けない。
 この緊張感と緊迫感が心地よいのだ。
 出演は キム・ユンソク、キム・ヘス、イ・ジョンジェ、チョン・ジヒョン、サイモン・ヤム、キム・スヒョン、キム・ヘスク、オ・ダルス、アンジェリカ・リー、デレク・ツァン、シン・ハギュン、チュ・ジンモ。
 おそらく韓国オールスター映画なんだけど、自分がすぐにわかったのはチョン・ジヒョンで、記憶にあるのは30近いのにセーラー服着ているビニ本のモデルみたいな映画のことだけだ。
 監督はのチェ・ドンフン。
 一応、頑張れば続編もできそうな感じだ。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月27日 (木)

「極道の妻(つま)たち Neo」

Gokutuma 東映はヒットした映画のシリーズはず~っと作り続けるらしく、完結編はとりあえず興行成績が悪くなった後のシリーズを休止するための方便にしかすぎない。
 そして、ほどなくして話題作りも含めてリニューアルとかリボーンとか理由をつけて復活させるのだ。
 昔、観てた人は懐かしくなり、どうなったか気になって観にいってしまうかもしれない。
 いわゆる同窓会感覚なのだ。
 「極道の女たち」は岩下志麻が主演で大ヒットを飛ばしたシリーズで、かわいそうに岩下志麻は、あれだけ日本映画の傑作に出ていても最終的には代表作「極道の妻たち」で終わってしまうのだ。
 今回は8年ぶりに復活でシリーズ第16作、5代目主演に黒谷友香(B83-W60-H85)を迎えて、原点回帰を目指すらしい。
 なるほど、バットマンや007がその存在理由に言及しているので、極道の妻の存在理由を問うのか…と思ったら、いきなり着物を着崩し、キセルを吸ってる極妻が登場!
 まさか21世紀にもなって、こんなアナクロいものが出てくるとは思わなかった。
 ま、確かに原点回帰と言われれば、そうだよな(笑)
 死んだ父親の借金のために極道に 追われる女子高生をかくまったヒロインだが、女子高生を追うのは、かつてヒロインの夫に旦那を殺されたの組長の妻だった…。
 簡単に言うと復讐の連鎖で最後はど~んと殴り込みというパターンだった。
 もちろん、これが伝統の溜めに溜めて最後は大爆発!ってやつで、自分もこのベタな展開が好きなので観にいっているわけだ。
 上映時間90分位なのでテンポ良く進んでいくかと思いきや、意外にもたもたしていて、もっといえば映画ならではの華やかさと痛快さが思った以上に少ない。
 やっぱりせめて、岩下版の着物の下からサブマシンガンを出してぶっ放すくらいのケレン味は欲しいよね。
 東映ビデオが、東映チャンネルで放送やDVD販売する時の箔付けみたいな劇場公開で、その本質はVシネだしね。
 見所は原田夏希(B80-W60-H87)の怪演と、どんな仕事でも全力投球のパイプレイヤーぶりを見せている大杉蓮か?
 しかし、今まで「妻」を「おんな」と読ませていたのに、今回は「つま」なんやね。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月26日 (水)

「二流小説家 シリアリスト」

Searist 「このミステリーがすごい! 2012年版(海外編)」「週刊文春ミステリーベスト10 2011年(海外部門)」「ミステリが読みたい! 2012年版(海外篇)」いずれも第一位を記録した、デイヴィッド・ゴードンのミステリー小説「二流小説家」を映画化。
 当然、自分は未読。
 というか、自分が読んでいるのは「この漫画がすごい!」だけなんで。
 しかし、この雰囲気思い出すのは、「配達されない三通の手紙」で、エラリー・クイーンが原作でかなり盛り上がったのを思い出す。
 当時のハヤカワミステリは、クリスティーとクイーンで盛り上がっていた。
 自分も若気の至りでクリスティー全作品読破しようと試み、今でも部屋には大量のクリスティーの文庫が…(苦笑)
 さらには宇宙英雄ペリー・ローダン・シリーズにも手を出してもう何が何だか。
 1日24時間で、そんなに本を読んでる暇ねえだろ!と思うのだけど、若い時代って意外に読書スピードが速いんだよな、これが。
 やっぱり体力か?

 不本意ながらエロ小説を書いて生活をしている売れない小説家・赤羽のもとに、連続殺人事件で死刑判決を受けたこから、自分の告白本の執筆を頼みたいとの手紙が届く。
 その条件として彼の熱狂的な信者である三人の女性を取材し、自分を主人公とした官能小説を書いてくれれば、告白本の出版を許可するとのこと。
 ここで一発逆転を狙い一流小説家の仲間入りをしたい赤羽だが、取材先で死体を発見!
 それは12年前、呉井が起こしたとされる連続殺人事件とまったく同じ手口の犯行だった…。 
 
 おそらく、小説で凄くても映像化すると凡庸になることがあるが、この映画って小説の評価から考えると、うまくいってないのかもしれない。
 だって、ど~考えても土曜ワイド劇場でも十分っぽいから。
 やっぱり二流小説家が追い込まれていく緊迫感がないと、謎解きにも切羽詰まらない。
 そして思わせぶりの振りが投げっぱなしになっているところもあったりして、そこらへんはミスリードのためとはいえ、もうちょっとうまくまとめて欲しかったかなあ。
 連続殺人犯の呉井のキャラは立っているのでOK!
 やっぱりレクター博士でもそうだけど、悪いことをしている自覚のない犯罪者が一番盛り上がるのだ。
 主演は上川隆也、武田真治。
 監督は猪崎宣昭。
 どちらかというと、「映画秘宝」で特集していた同じ作者の「ミステリガール」の映画化の方が観たいな。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月25日 (火)

「宇宙戦艦ヤマト2199/第六章 到達!大マゼラン」

21996 TVシリーズも始まって録画はしているけど、やっぱり劇場で観た方が集中できて良い。
 それにクオリティが高すぎてテレビで見るようなレヴェルじゃないよ。
 周りにヤマトはオリジナルのTVシリーズが全てだと言い張って、2199を観ない人もいる。
 もちろん、旧作への敬意は払うけど、当時の不整合を正し、現在のSF考証に合わせるだけで、かゆいところに手が届いている方が面白い。
 さらに旧作をリアルタイムで知っている世代としては比較する面白さがある。
 もちろん、人それぞれなので観ない人は観なくてOK!
 ちょっと人生、損しているかもよ。
 さて、第六章は旧作の目玉でもある七色星団のエピソードで、ドメル将軍と沖田艦長との名将勝負が描かれる。
 ドリルミサイルだってちゃんと出てくる。
 いや、確かに語ってる間に波動防壁が修理できてしまうとか、ちょっと残念なところもあるが、そこも昔からの伝統っつうことで。
 さらに、単なる制作上のミスであるガミラス人の肌の色が途中から変わったのを、肌の青い一等ガミラス人とそれ以外の二等ガミラス人という設定にして理由付けしており、それが一発ネタかと思いきや、さらにオリジナルのエピソードを追加しているのは面白い。
 肌色のガミラス人がヤマトのクルーに紛れ込むとか、ナイスフォロー!
 まるで「あしたのジョー」で力石をジョーより大きくしてしまったので、減量という展開で話を盛り上げているような感じだ。
 また、そんな緊迫した中でも女性クルーによるガールズトークとか、賛否が分かれるところだが、女性乗組員がぐっと増えているので、逆にリアルさを出している。
 前回は神すぎたが、今回も面白い。
 いよいよ次回が最終回。
 よくありがちな風呂敷広げすぎて終わりとか、2作目に続くとかアホな展開にならないように祈る。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月24日 (月)

「恐怖と欲望」

Fear_2 名匠と言われるスタンリー・キューブリックのデビュー作は「非情の罠」とされているが、実は最初期の幻の監督作品があったらしい。
 彼自身があまりにもアマチュア臭いということで封印したらしい。
 もちろん、大物監督も最初から大物ではなく、見えないところでせこい仕事をしていることはあるだろう。
 下っ端としてパシっていた可能性も大きい。
 作品だって選べる立場ではないかもしれない。
 そして不本意な仕事をしてしまい、有名になったらその過去を隠そうとするかもしれない。
 しかし、そんな思いも本人が亡くなってしまうと関係なしなのかもしれない。
 「恐怖と欲望」は1952年の映画で、どこかの国で起こっている戦争中に敵地にとり残された4人の兵士が筏を作って河を下り脱出を試みるが、偶然に、敵の基地を発見!
 奇襲をか け敵の将軍を殺す計画を練る……という話だ。
 う~ん、言われてみれば、確かに表現がアマチュア臭い。
 いかにもマニュアル通りの演出してま~すという感じだ。
 極限状態での行動も「フルメタル・ジャケット」の方が洗練されている。
 出来に不満を抱き、プリントを買い占め、自らの手によって封印してしまったという話もわかる。
 しかし、その努力も死んだらその努力も意味なし。
 ただ、最終的には名匠と言われるくらいの監督になったんだから、これはこれでバカにされるとは思えないし、価値はあると思う。
 ただ、これだけの一発監督で終わったら評価されないだろうなあ。
 そこまでの秀作ではないし、これはもうスタンリー・キューブリックという名前があってこそなのだから。
 「俺もあの時はまだまだ若くてさ~」と笑い飛ばせばいいと思うのだが、これも完璧主義のキューブリックだからこそなのか。
 

人気ブログランキングへ   

 

2013年6月23日 (日)

「100回泣くこと」

100naku 実は表向きはカンフーや銃撃戦を中心としたアクションとアニメをこよなく愛する映画ファンだが、実は恋愛物も好きだ。
 しかし、どういうわけか、恋愛映画の傑作は極めて少ない。
 特に泣ける恋愛物となると、誰かが死んでしまう展開が多い。
 そりゃあ愛する人が死んでしまえば話は一気にクライマックスモードだけど、そこに至るまでがもうちょっと何とかならないのかというのが本音だ。
 一番気になるのは余命わずかな病人がめっちゃ元気で、自分は身内で重病人を見てきたけど、いつ死ぬかわからん人って全く動けないし、何か好きなことをやらせる=寝かせて欲しいの場合が多い。
 あと、記憶喪失も「はいからさんが通る」や「キャンディ・キャンディ」を出すまでもなく、話を盛り上げる定番だが、これも実際に痴呆老人とつきあうと、周りの精神的負担は大きい。
 「100回泣くこと」は癌で余命わずかと、記憶喪失のダブルコンポだ。
 4年前に起こしたバイク事故で記憶の一部を喪失した青年が、友人の結婚式で出会った女性とほどなく交際を始め、早々とプロポーズするが、彼女からの返事は1年間の結婚お試し期間だった……という話で、軽く聞いている分にはベタな話っぽい。
 この映画の一番の仕掛けは何故、彼女が1年間の結婚お試し期間を言い出したのか?にある。
 これに関してはいい話っぽいのだが、ちょっと無理もあるかなと思うが、こういうのは流れに乗れば問題なし。
 ところが、自分は流れに乗れなかった。
 というのは、自分の常識から考えると納得できないところがあるからだ。 
 例えば事故にあった青年がバイクを廃車にせずに直して乗り続けているとか、普通に考えたら記憶なくすような事故をやらかしたらバイクに乗らないし、親も乗せないと思う。
 結婚式に出席するので傘を持ってくるのだが、状況から考えると普通は折りたたみの傘じゃない?
 周りの人々の大掛かりな協力。
 犬を病院内に連れてくる。
 余命わずかなのに物凄い体力。
 そんなの重箱の隅をつついているだけだろ!…と言われれば正にその通り。
 しかし、大風呂敷を広げている話なので、小さなデティールは大切だし、それがもっともらしさを生むのではないかな。
 まああっちこっちですすり泣きが聞こえたので、自分だけの問題だろう。
 出演は関ジャニ∞の大倉忠義と桐谷美玲(B78-W57-H83)。
 監督は「余命1ヶ月の花嫁」「きいろいゾウ」と病気物御用達の廣木 隆一。
 ただ、この映画、引きの絵の構図がかなり良くて、実は話は微妙だけど、絵作りはかなりうまくて、正直、話はともかくそれだけでも一見の価値あり。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月22日 (土)

「アフター・アース」

After_earth 「シックス・センス」以降、ハズレの映画を連発し、正に正真正銘の一発屋監督M・ナイト・シャマラン。
 さすがに彼の名前では集客が見込めないと判断したのか、新作「アフター・アース」は、彼の名前を前面に出してない。
 今回の売りはウィル。スミスとその息子であるジェイデン・スミスの親子競演だ。
 このバカ親、いや親バカっぷりはなんだろう?
 ちなみに、この息子さんはまだまだお父さんほど華がない。
 将来は何とかなるのか?
 一時期は毎年地球の危機を救っていた男が、今や実の子供を救うのに一生懸命ってか?(笑)
 人類が放棄して1,000年が経過した地球を舞台 に、最強の兵士とその息子が生き残るために戦う…という話で、ウィル・スミスが考えたそうな。
 お前ら、中学生かっっうの。
 こんな中二病丸出しの脚本を、大の大人がOK出しててはいかんだろう。
 親子の絆を描いているとはいえ、過保護なだけじゃん。
 大怪我をした父親の代わりに、息子が100キロ離れた救援用のビーコンを取りにいくというもので、当然、猛獣も多いし、人の恐怖を感知する宇宙生物もいたりするのだが、意外にお父さんが遠隔カメラで見守ってくれたり、息子さんがどうでもいいところで反抗的だったり、何だかなあといった感じ。
 1000年後の地球とかいっても、ず~っとジャングルの中で話が進んでいくので、せめてそこが地球である何かが欲しいところだし、スミス親子は絶対に助かるだろうし、息子が成長して終わりであることは絶対に間違いないのはわかっているのだから、それでも緊迫感と緊張感は欲しいところ。
 正直、極めて普通のSF映画であり、ぼ~っと観ている分には全く問題ないのだけど、M・ナイト・シャマランの監督作品となると今でもかまえてしまう。
 何か物凄いどんでん返しがあるのではないかと期待してしまうのだ。
 ところが、新作ごとに凡庸になっていく。
 まあ、やればできる監督だと思われてるからこそ仕事が来るんだろうなあ。
 そして、今の彼の心境としては「俺はまだ本気だしてないだけ」なのかもしれない。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月21日 (金)

「箱入り息子の恋」

Hakoiri 人付き合いが苦手で、恋人は当然だが、友達さえもいないし、最初から作る気全くなし。
 自宅と職場を行き来するだけ市役所勤務の35歳(童貞)の男が、見合いで知り合った女性に惹かれていくが、彼女は病気で目が見えなくなっていた。
 そして、そんな彼女を心配する両親は、彼とのつきあいを許すわけもなかった…。

 基本的に恋愛は気力と体力がいる。
 片想いは若いからできるのであって、年とって片想いなんかしたら身も心もボロボロになってしまう。
 恋は病とは言い得て妙なのだ。
 35歳からの恋愛は十代の恋愛とは全く違う。
 熱い想いだけで先走っている十代と違って、社会人の大人としての高度な要求を求められる。
 特にその先にはリアルに結婚というのがあり、失敗してやり直しているうちに年を年をとってしまう。
 年を取る=自分の価値が下がってくることであり、それを補うための収入であったり、大人の解消であったりするのだ。
 この映画の主人公は、結婚の絶対安全パイといわれる公務員という職業以外は全くと言っていいほど価値がなく、物凄いセックスアピールがあるかといえばそうでもない。
 そんな彼が、両親による婚活のお見合いで知り合った女性は美人で巨乳、しかし目が見えない。
 こりゃあ、ハードル高すぎ!
 いや、それ以上に盲目の女性との恋って韓国映画かよ!
 ベタすぎるぞ。
 ところが、意外に悪くないんだ。
 コミュ障男の不器用な一生懸命さは出ていたと思う。 
 もちろん、そんな男がいきなりセックスとかちょっと信じられない展開もあるのだが、そこはもう話の設定がファンタジーなので追求するのは野暮かもね。
 主演は星野源と夏帆(B85-W58-H85←検証中)。
 夏帆は最近ドラマでパンツ見せたりして新しい路線を見出しつつあるのだが、それよりせっかくの巨乳を有効的に生かしてないのが残念。
 監督は市井昌秀。
 劇中で吉野家の牛丼を食べているシーンが印象的。
 ひょっとして牛丼を食べてるシーンで泣ける映画って「モテキ」以来か?
 当然、映画の後は吉野家に行きたくなったので下手なCMより効果的か?
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月20日 (木)

「ハル」

Hal チケット売場で、「ハル、大人1枚」と言うと、随分前に深津絵里(B78-W56-H83)主演・森田芳光監督の「(ハル)」を観にいったことを思い出す。
 パソコン通信という当時の最新のネタを使ったものだが、話は今でも十分面白い。
 そしてこの映画は介護ロボットが出てきており、未来の話なのだが、これが〈当時の最新ネタ〉と言われる日が来るのだろうか?
 そういえば、「2001年宇宙の旅」やコンピュータの専門学校もハルだし、近未来のキーワードになのかな?
 といっても、この映画のハルは人の名前だ。
 喧嘩別れをしたまま飛行機事故で最愛の人ハルを失ったくるみは、生きる力をなくしており、そんな彼女のためヒト型ロボットのQ01(キューイチ)は、彼女のためにハルにそっくりの見た目で一緒に住むことにする……という話で、これだけ聞くだけでは今更感が物凄く強い。
 ところが、基本ネタはベタなのに、後半は意外な展開!
 そして、人物デザインは少女漫画っぽいのに、背景が細かく、特に京都が舞台なので、古都と近未来のバランス感覚が面白く、ちょっと聖地巡礼がしたくなってしまった。
 監督は牧原亮太郎。
 すいません、この人がどんな人かは全くわかりません。
 それよりも、脚本が 「Q10(キュート)」の木皿泉なのに注目したい。
 正直、前田敦子(B76-W60-H83)のドラマでこれを越えるのは見たことない(個人的感想)。
 上映時間が1時間ちょっとという短さだが、上映時間の長さではなく、面白いかどうかがなので、こういう形の作品もありじゃないかな。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月19日 (水)

「セレステ∞ジェシー」

Celeste_and_jesse_forever_2 会社経営をし、キャリアを重ねるセレステと、自分の口座も持っていない売れないアーティストのジェシー。
 学生時代に恋に落ち、そのまま結婚した2人だが、立場の違いで溝が深まっていく。
 夫婦でいるせいでケンカが増えると考えた2人は、離婚して学生時代のような親友の関係に戻ることにした。
 そうすることにより周囲が羨むほど気の合う親友となるのだが、ジェシーに新しい彼女ができてしまい、2人の関係は崩壊していく…。

 そもそも男女の友情は成り立つのか?
 長年のテーマである。
 例えば、あなたが好きな人に告白したとしよう。
 その返事が「お友達なら」の場合、納得できるのか?
 これに対しての考えに、その人にとり男女の友情が成り立つかどうかがわかる。
 おそらく、多くの人は告白している=恋人になってほしいなので、友達になってほしいではないのだ。
 この映画のセレステは、親友=恋人感覚と勘違いしている。
 そして、ジェシーは本当に友情からの親友だと思っており、だからこそ新しい彼女を作ってしまうわけだ。
 いわゆる言葉通りなのだ。
 だからこそ、セレストはジェシーと会えなくなるだけで心苦しくなっていくのだ。
 自分らしさを貫く代償というわけやね。
 映画は彼女の心理状態が鮮明に描かれている。
 出演はラシダ・ジョーンズとアンディ・サムバーグ。
 ラシダ・ジョーンズはクインシー・ジョーンズの娘だそうな。
 監督はリー・トランド・ クリーガー。
 実は何気に面白いのだけど、出演者とスタッフが宣伝しにくいくらい地味なんよね。
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月18日 (火)

「俺はまだ本気出してないだけ」

Honki 40を過ぎて突然会社を辞め、いきなり漫画家を目指し始めたバツイチ子持ち中年男のあしたはどっちだ?

 人間はどんな状況においても、自分よりダメな奴がいてほしい。
 もちろん、努力して成功する人の話もいいだろう。
 だけど。子供じゃあるまいし、努力しても無駄なことも重々承知している。
 そうなると、今の自分よりダメな奴を探した方が、手っ取り早く自分はまだまだ大丈夫だと思えて安心だ。
 例えば、ビッグダディを見て、あれがえらいなとかかっこいいなと、多くの人は絶対に思っていない。
 絶対に生暖かい目で見ていると思う。
 仕事もままならぬのに多くの子供を作っている。
 ビッグダディに感じるのは生活に根ざしたスリルと、「こいつに比べればまだましかな」という慰めかもしれない。
 もちろん、純粋にビッグダディがかっこいいと思っている人がいるかもしれないが、それはそれで否定はしない。
 この映画もビッグダディを見ているのに近いものがある。
 この映画を観て笑えるのは、おそらく若い人か、社会的に成功した人だと思う。
 リアルに主人公に近い人、もしくはそうなりそうな人は絶対に笑えない。
 妙なところでリアルだからだ。
 そして、社会的通念から考えると、主人公の生き方は正にスリル満点の命懸けだ。
 実際、普段の生活でテロリストが来たり、宇宙人が来て生命の危機にさらされることはほとんどない。
 しかし、潰しのきかない年齢で無職になったりすることはあるはずだ。
 それがリストラなら仕方ないのだが、、自主的に退職してしまうのは別だ。
 漫画家になりたいとか、中学生ではなく40過ぎのおっさんが言い出したら、さすがにやばい。
 さらに根拠のない自信満々だ。
 滑稽である。
 しかし、心底怖い。
 この映画はその微妙なラインを真面目に映像化している。 
 そして演じているのが堤真一なのがギャップがあって良い。
 原作とまるで違うので反対意見もあるだろうけど、自分は彼だからこその面白さはあると思う。
 彼の娘役に橋本愛(B80-W58-H82)……ってバツイチでこんなかわいい娘がいたら負け組じゃないな。
 そして山田孝之は、やさぐれた役が似合う。
 監督は福田雄一。
 この人の映画で「コドモ警察」だけがつまらなかったな。
 何か中途半端なところで終わってる感じがしないでもないのだが、まあ人生は必ずしも起承転結はないっつうことで。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月17日 (月)

「ハード・ラッシュ」

Contraband 世界一の運び屋として裏社会でブイブイ言わせていたが、今はカタギの仕事をしている男が、密輸に失敗した義弟の尻拭いのため、さらにはそれの連帯責任(?)で家族にも危険が及ぶため、再び運び屋へ戻り、パナマでのニセ札密輸を計画する…。

 ここ最近、大金かけてVFXテンコ盛りの映画ばっかり観ているような気がする。
 それはそれで面白いんだけど、やっぱり頭脳戦で捻りのある大人の映画を観たいこともある。
 その意味では、正にこの映画はうってつけのクライムアクションだ。
 時間との競争、裏切り、マフィアや警察とのやりとりなど、障害が次々と出てくるのを、頭を使って回避していく。
 さらには巧妙なトリックや、どんでん返し等、小気味良い展開。
 家族を守るためという切迫感も物語の緊張感と緊迫感を盛り上げる。
 上映時間も手頃だが、こういう気楽に面白い映画も大切だよ。
 出演はマーク・ウォールバーグ、ケイト・ベッキンセイル。
 「テッド」では大人に成りきれない男だったウォールバーグだが、この映画では頭のキレる役だ。
 ケイト・ベッケンセイルも普通の人妻役が新鮮。
 アンダーワールド・シリーズの無双ぶりとのギャップが良い。
 監督はバルタザール・コルマウクル。
 う~ん、誰?なんだけど、映画が面白ければOKだ。
 

人気ブログランキングへ   
 

2013年6月16日 (日)

「ローマでアモーレ」

To_rome_with_love

 映画業界の元気な年寄りといえば、クリント・イーストウッドとウディ・アレンを真っ先に思い出す。
 イーストウッドの監督作品は毎回それなりの評価を得ているが、ウディ・アレンはムラがあるものの細く長く作品を発表している印象だ。
 もちろん、70年代や80年代がピークという意見もあろうが、また最近盛り返してきている感じがする。
 「ミッドナイト・イン・パリ」を観ると、まだまだいけぜ、このジジイと思ってしまうのだ。

 アメリカから飛んできた元オペラ演出家。
 恋人の親友である小悪魔な女優の虜になってしまう建築家の卵。
 田舎から上京した純朴な新婚カップルと、その宿泊先に何かの手違いでやってきたセクシーなコールガール。
 ある日突然、大勢のパパラッチに囲ま れ、大スターに祭り上げられた平凡な中年男。
 ローマを舞台に4つのエピソードが交錯する…。

 パリとかローマとか、観光映画か!…と思ったが、ウディ・アレンの映画は観光映画の時が遙かに面白い。
 そして、今時、いや今だからこそ、大人の色艶コメディは新鮮であり、それができるのはウディ・アレンだからこそだろう。
 6年ぶりに監督自ら出演しているが、相変わらず神経質な役は毎度お馴染み。
 彼が演じる元オペラの演出家がローマで見出したのが、シャワーの時に歌うと上手い男で、普通には緊張して歌えない。
 そのため、舞台にシャワーを設置して歌う…とかドリフのコントかと思ったが、逆に浮かなくし違和感がないのが演出の賜物か。
 狂言回し的に登場するアレック・ボールドウィンが昔と全く違う恰幅ぶりだが、「ボギー。俺も男だ」を思わせるものがあり、かなり良かった。
 セクシーコールガール役にペネロペ・クルス。
 もう彼女っていい年なんだけど、また熟した色気が良いわけだ。
 その他、エレン・ペイジも悪くない。
 普通の中年男が何故有名人扱いかはよくわからないが、何気に物語の展開の良いクッションになっている。
 ウディ・アレンの映画としては意外に長時間(そうはいいながらも普通の映画と同じくらい)も珍しいが、これだけ盛り沢山の内容だと妥当かな。 

人気ブログランキングへ

2013年6月15日 (土)

「イノセント・ガーデン」

Photo  大きな屋敷で暮らす母娘 のもとへ、長期間にわたって消息を絶っていた叔父が現れた。
 やがてそれをきっかけに不可解な出来事が発生する…。

 「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」でお馴染み、韓国のパク・チャヌクの記念すべきハリウッド・デ ビュー作。
 「オールド・ボーイ」の手加減なしの暴力&エロが好きだったので期待しまくりで観にいった。
 さすがに映像は必要以上に凝りまくり。
 間接的な想像させるエロを感じさせるのはさすが。
 意外に保守的なハリウッドなので韓国のような手加減なしの暴力はないが、時々いきなりの暴力が炸裂する。
 話は、正直、そんな大層なものではない。
 叔父さんと母親が淫靡なフラグが立っていたり、明らかに死亡フラグが立っている人、叔父さんと娘の関係もエロい雰囲気があり、どちらかというと、ちょっと頑張った2時間サスペンス、もしくはドラマ仕立てのAVっぽい感じだが、今回は映像の雰囲気を楽しむってことで。
 出演はニコール・キッドマンと、「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ。
 う~ん、ミアはもうちょっとかわいくなるかと思いきや、役柄とはいえ、イマイチ華がない。
 いや、おそらくニコキが目立ちすぎで、相乗効果でそう感じるのか。
原題が「STOKER」というのも日本では似たようなタイトルや、良い意味で取られないので、この日本語タイトルはありだな。

人気ブログランキングへ   
 

2013年6月14日 (金)

「言の葉の庭」

Kotonoha もう随分前に映画ファンの飲み会みたいなものに参加した。
 その時、どういう流れなのか新海誠の話になり、最初は作品論だったのが、後半は新海誠は童貞か否かで1時間くらい討論していた。
 何故、こんな話になったかというと、彼の作品があまりにも童貞の妄想臭い、良い言葉で言えばリリカルすぎるからだ。
 結局、結論は「限りなく童貞。できれば童貞でいてほしい」という意味不明なものとなってしまった。
 本人には大変申し訳ないと思っているが、これも酒の席の話っつうことでお許し下さい。

 靴職人になりたい15歳の高校生タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって公園で靴のスケッチに熱中している。
 そんなある日、ビールとチョコレートを食べている27歳の女性ユキノと出会う。
 雨の日だけ会うようになった二人は、やがて心が打ち解けていく。
 そしてタカオはユキノのために靴を作ろうと決心する。

 前作の「星を追う子ども」がジブリのパクリみたいな話で、さらに初の長編があまりにもお粗末なのに、ひょっとして詰んでしまったかなあと心配していたが、今回は悪くない。
 やっぱり上映時間1時間以内がボロが出ないギリギリのラインか。
 人物画は微妙だけど風景は文句なしの美しさ。
 話展開もうまく練られているし、新海監督も大人になったなあと思っていたが、最後の展開が余りにも童貞をこじらせような感じで、全く成長してないじゃんと微笑んでしまった。
 いや成長してないんじゃなくて、これが新海誠の世界観であり完成形なんだろうなあ。
 この見ていてこっ恥ずかしいのが、彼の作品の色だろう。
 自分は好きだよ。
 普通だったらタカオとユキノってやっちゃうんじゃないの?と思ってしまうのが、もうすっかり荒んだ大人の証拠なんだろうなあ。
 何だかんだいって、話の運び方とか、今までと比べてもたもたしなくなっている。
 それに上映時間の短さも凝縮していると思えばありだと思えてきた。
 出演は入野自由と花澤香菜。
 変なSFより日常系の話の方が監督の作風に合ってる気がする。
 次回も思いっきり期待しまくりだ。
 
 

人気ブログランキングへ   

 

2013年6月13日 (木)

「はじまりのみち」

Hajimari 「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の原恵一が実写の映画を監督する。
 期待半分不安半分になってしまう。
 アニメは良くても実写は全くダメな人もいるからだ。
 押井守は、時々実写を監督するが、正直やらなければ良かったのにと思う場合が多い。
 もっとも彼の場合、最近はアニメでさえも微妙な映画が多い。
 果たして原恵一はいかに?
 彼の初めての実写は「二十四の瞳」でお馴染み木下惠介監督の若き日の話だ。
 戦時中、監督作「陸軍」が女々しく戦意高揚映画でないと軍部から指摘され、次回作の製作が中止となってしまう。
 そんな状況にうんざりした彼は松竹に辞表を出し、脳溢血で倒れた母のいる浜松にいく。
 やがて、さらに戦況が悪化したため、山に疎開をするため、木下恵介は兄と便利屋と共に、体の不自由な母をリヤカーに乗せ山越えをする…。
 まあ、乱暴に言うと木下恵介が母親をリアカーに乗せて山越えをするという話なのだ。
 正直、こんな話で大丈夫かな?と思った。
 実話なのかどうかは知らないが、木下恵介が甘っちょろいことを言っているというか、単なる中二病にしか見えなかったりする。
 便利屋もお調子者すぎてちょっとどうかと思ってしまう。
 しかし、これは全て伏線であったのだ。
 ラスト15分近く続く木下映画のフラッシュバックのためだったのだ。
 これはやられた。
 それまでの何気ない言葉や動きが全てここに集約するのだ。
 まるで「ニュー・シネマ・パラダイス」のキスシーンの連続を思わせるが、それを遙かに越えている。
 木下恵介のこれまでの仕事・思想が見事表現されているのだ。
 「陸軍」のラストの田中絹代の演じる母親よりも泣けた。
 「新・喜びも悲しみも幾年月」の大原麗子のセリフが戦時中から現在までの日本の歴史と想いが詰まっている。
 それは、日本で作られるいかにも説教臭い反戦映画よりも切実だ。
 アニメ映画の監督が実写映画を作るのは極めて危険だ。
 アニメと実写は手法が違う。
 しかし、だからといって相容れないものではない。
 むしろ、今回は見事融合していると言っていいかもしれない。
 そして、何よりも原恵一という映像作家がとてつもない力量の持ち主であることを思い知らされた。
 出演は加瀬亮、ユースケ・サンタマリア、濱田岳、田中裕子。
濱田のカレーとビールの落語のような芝居絶品で、うっかり帰りにカレーを食べるところだった(笑)
 ところが、これが意外に後の伏線なわけで、それ以外にも「二十四の瞳」の有名シーンを思わせるところはちょっと胸に来るものがあった。
 
 残念ながら公開初日から恐ろしい程客入りは悪い。
 将来確実に名を残すであろう映像作家の初の実写映画を、リアルタイムで劇場で観たという<時代の証言者>になってみないか?……と言いたい。
 いや、本当はそんな理由なんかどうでもよくて多くの人に観てもらいたいだけなんだけどね。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月12日 (水)

「だれかのまなざし」

Darekano 「うる星やつら」のラムちゃんの声を初めて聞いた時は、正直上手いとは思えず、むしろ下手だと思った。
 しかし、長年やっている間に上手くなってきたというより、慣れてきたというべきか。
 その後、「ノンタンといっしょ」のナレーションとかやり出して、まあこれはこれでOKかなと思い始めてきた。
 それが平野文だ。
 「ほしのこえ」や「秒速5センチメートル」の新海誠監督作品の短編、それが「だれかのまなざし」だ。
 この作品は野村不動産の「プラウド」とコラボレーションしたもので、「未来」「家族の絆」をテーマにしたものらしい。
 「だれかのまなざし」の誰かって、ぶっちゃけ猫のことで、猫の目線を通したある家族の時間の経過を描いている。
 短編で不動産屋の要望を満たしていると考えると悪くないし、むしろ良いと思う。
 平野文はナレーションを担当している。
 いやはや懐かしい。
 時々、ラムちゃんの声を思い出させる。
 何故、今更彼女を起用?と思ったけど、監督がうる星アニメ世代なのか?
 調べてみたら彼女は自分が知らないだけで、今でも大活躍らしい。
 でも、自分の中では彼女=ラムちゃんなんだよなあ。
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月11日 (火)

「クローサー・トゥ・ザ・エッジ マン島TTライダー」

Ctte 金がなくてとりあえず先に原チャリの免許を取った。
 自分の体力を使わないで、自転車では出すことのできないスピードを出せる乗り物に物凄く感動した。
 汗だくになって上った坂道や、今まで体力的に無理だと思った場所まで行けることは行動範囲を大きく広げることになった。
 しかし、車の免許を取って、マイカーを持つとバイクに乗らないどころか、むき出しで乗るバイクが極めてあぶないものに思えてくる。
 確かに調子こいて原チャリで何度転んだことやら。
 正直、集団で改造バイクで騒音を巻き散らかしている珍走団とか真剣危険だと思う。
 しかし、さらに輪をかけて危険なのがバイクレーサーだ。
 とにかく、時速100キロ以上は当たり前、石ころだけで軽く吹っ飛ぶような状況で、正直自殺志願者に限りなく近いと思う。
 この映画は、100年以上の歴史を誇るオートバイレースの最高峰、マン島TTに文字通りイ命を賭ける選手を追うドキュメンタリーだ。
 公道をレースに場所を提供する町も凄いよなあ。
 岸和田のだんじりと危険度は全く違うと思うが、それよりも、サーキットでもない行動を最高時速320km以上で走っているレーサー達はかっこいいと同時に絶対に頭のネジが飛んでると思う。
 ほとんどの人が事故って、平均年齢が戦国時代並みなのに、死ぬような大怪我で入院していても、次のレースに向けて早く治そうとしている。
 まさに命知らず…いや命要らずのリーサルウェポン野郎は彼らのことを言うのだろうなあ。
 おそらくドーパミン出まくって、もう何が何だかって感じになっているのかな。
 ただ、そうはいいながらもやっぱり物凄くかっこいいし、羨ましく感じるのも確かで、自分は免許とバイクがあっても絶対にやらないけど、見ている分には痛快なんだよなあ。
 バイクに乗る人、乗りたいけど乗らない人も必見の混じりけなしのバイク映画!
 客席はヘルメット持参の人が多く、やっぱこうでなくっちゃね。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月10日 (月)

「エンド・オブ・ホワイトハウス」

Olympus_has_fallen テロリストに占拠されたホワイトハウスで、人質になった大統領を救うため、元シークレット・サービスが1人戦う。

 「G.I.ジョー」といい、近頃のアメリカ映画は大統領ネタが目白押しなのか?
 さらにこの後にエメリッヒの「ホワイトハウスダウン」とか企画だぶりまくりというか、そういう流行なのか?
 ホワイトハウスを舞台にしたダイ・ハードといった感じで、本家のダイ・ハードの5作目がシリーズ最悪につまらなかったので、この映画でやっと溜飲を下げた感じだ。
 いやはや、大変面白い!
 最初のホワイトハウス襲撃が、そこまでやるかと言うくらい手加減なしで、まるで怪獣映画を見ているような感じだった。
 主人公は事故に巻き込まれた大統領を救うため、大統領夫人を見殺しにしてしまい、シークレットサービスから、財務省のデスクワークの仕事になってしまう。
 そんな彼がシークレットサービスの仕事柄、ホワイトハウスの内部を熟知しているため、大統領救出に大活躍するという話だ。
 とにかく、主人公は人を殺すのに全く迷いがない。
 敵も無差別に人を殺すのでお互い様。
 むしろ、やられたらやりかえすくらいの痛快さがあって良い。
 彼の影響でホワイトハウスの構造を把握している大統領の子供が出てくるので、「ホーム・アローン」みたいな展開を期待したら、そんなことなく終わったのが肩透かし。
 敵が北朝鮮と暗にほのめかしている。
 確かに冷戦時代はソ連、アラブ人、と来て今やアメリカの仮想敵国として、また何をやらかすかわからない国としてはぴったりかもしれない。
 もちろん、ツッコミ所満載でご都合主義なところもあるのだけど、勢いがあるので問題なし。
 主演は「300 <スリーハンドレッド>」のジェラルド・バトラー。
 監督は「トレーニング デイ」や「ザ・シューター/極大射程」のアントワーン・フークア。
 できれば日本でも国会議事堂や皇居を舞台にして同じようなアクション映画を作っていただきたいけど、さすがに半壊させるのは無理だろうなあ。
 せいぜいゴジラが国会議事堂を壊すのが精一杯か?
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月 9日 (日)

「奇跡のリンゴ」

Ringo 青森で11年にわたる苦労の末、無農薬によるリンゴ栽培に成功した木村秋則氏の実話を映画化。
 実話を元にしているので、どこまで脚色しているかはわからないけど、この手の話は成功しているから良いのだけど、普通に考えたらダメでしょ。
 嫁さんが農薬に弱い体質→無農薬でリンゴを作ろう…ってなるわけだけど、普通に考えたら、旦那が頑張って、嫁さんがリンゴ栽培に関わらなくてもいいようにするでしょ。
 主人公は計算ずくで無駄が好きじゃないのだから、その方が効率的じゃないの?
 切羽詰まらないとダメだし結果がすぐに出ないからという理由で、畑を全て無農薬栽培の実験に使ったりとか、ちょっとダメすぎるでしょ。
 で、映画は失敗と貧乏、それに伴う周りの村八分状態が延々と続いて気分的に気分はブルーに。
 っつうか長すぎるんだよ。
 もちろん、最後の成功を効果的に見せるためなのはわかるけど、もっと配分してほしい。
 いや、これ一応、成功したからOKだけど、してなかったらかなり悲惨だよ。
 11年も貧乏生活じゃ、子供だってかわいそうだよ。
 主演は阿部サダヲで、彼の暑苦しい演技が逆に話が重くならなくて良かった。
 監督は中村義洋なんだけど、この人の関係した映画の中では一番面白くなかった。
 いや、この人の演出は悪くないんだけど、題材が悪いんだろうなあ。
 さすがにやさぐれた大人になると、努力すれば報われるような話はすんなり楽しめないよ。
 農薬の否定も納得できないなあ。
 これはこれで必要だから長年研究と開発を重ねてきたわけなんだから。
 
 

人気ブログランキングへ   


2013年6月 8日 (土)

「G.I.ジョー バック2リベンジ」

Gi_joe_retaliation 何か知らないけど、えらく評判の良くない「G.I.ジョー」だけど、自分は結構好きだ。
 確かに話は推奨年齢10歳程度だけど、劇場の大音響でトランス状態で観ている分には面白いし、エッフェル塔が倒れるというハッタリをかました絵作りに大満足。
 それに「メガフォース」に比べたら遙かにマシだ。
 当然、続編があれば観にいく。
 そんなわけで、2作目登場。
 復活した悪の組織コブラの陰謀によっ て壊滅の危機を迎えたG.I.ジョー”が、伝説の初代G.I.ジョーを助っ人に迎え、再び戦いに挑む…というもので、初代G.I.ジョーこと、ジョー・コルトンを演じるのが、この手のおポンチアクション映画御用達のブルース・ウィリス。
 まあ、ここらへんのキャスティングはお約束的な感じっつうことで。
 前作に引き続き、イ・ビョンホンやドウェイン・ジョンソンも登場!
 これだけ脇役が濃いと主演のチャニング・テイタムの存在感が薄くなってしまうのは仕方ないだろう。
 さらにアメリカ大統領がジョナサン・プライス…って「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」のメディア王の悪役を思い出させる。
 話は申し訳程度でアクションばっかりは良いのだが、意外にもブルース・ウィリスの出演が申し訳程度なのはいかがなものかと。
 前作のパリのエッフェル塔がぶっ倒れるのは絵的な面白さがあったけど、今回のロンドン壊滅はイマイチ絵的に面白くないのが残念。
 韓国忍者もアメリカの微笑ましい勘違いといえばそれまでなんだけど、まあ所詮漫画だしな。
 全体的には1作目の方が遙かに面白く、今作は弾けっぷりが足りない。
 監督はジョン・M・チュウ。
 3D版もあるが、言うほど意味がないというより、3Dの映画作りじゃない。
 そのため、2Dを推奨!! 
 
 

人気ブログランキングへ   

 

2013年6月 7日 (金)

「バレット」

Bullet_to_the_head  時々、ふとあの監督、あの俳優はどうしたんだろう?と思うことがある。
 そういえば、ウォルター・ヒルって今どうしているんだろう?
 「48時間」とか「ストリート・オブ・ファイアー」等、70~80年代はブイブイ言わせていたけど、ここ最近ご無沙汰。
 一応、エイリアン・シリーズとかの製作とかしているみたいだけど、監督作品が観たい。そう考えていたら、彼の本当に久しぶりの監督作品が公開!
 「デッドロック」以来だから10年ぶりくらいか。
 凄腕の殺し屋が相棒の復讐のため、堅物の若手刑事と手を組んで共通の敵を追う……というもので、「48時間」を思い出させる。
 凄腕の殺し屋を演じるのが「ロッキー」や「ランボー」、最近だと「エクスペンタブルズ」でお馴染みシルヴェスター・スタローン。
 60歳回ってアクションをやってることも凄いけど、ここ最近はさらに役者としてのポジションを掴んだ感じだ。
 彼と不本意ながらコンビを組む羽目になった若手刑事は「ダイ・ハード4.0」「ワイルド・スピード MEGA  MAX」のサン・カン。
 といっても、この人、空気みたいに存在感がないんだけどね。
 昔だったら黒人だろうが、今のご時世だと韓国人なのかもしれない。
 ちなみに「コナン・ザ・バーバリアン」のジェイソン・モモアも出演しており、コナンを思わせる斧を使ったアクションを見せてくれる。
 ウォルター・ヒル&シルヴェスター・スタローンの初顔合わせだけで既に満足だが、話も悪くない。
 昔、懐かしい要素がテンコ盛りで、まさにウォルター・ヒルの世界が全開!
 最後がタイマン勝負って、今時、少年チャンピオンの漫画でもお目にかかれない。
 しかし、21世紀だからこそ新しく感じてしまうのだ。
 画面展開にちょっと控えめな「ストリート・オブ・ファイアー」的なところにこだわりを感じた。
 USBの中身ってコピーできるんじゃないの?とか、携帯で何でも調べられるんじゃなくて、調べてくれる人に電話してるだけじゃない?…等の微妙にツッコミ所もあるのだが、大らかな気持ちが大切だ。
 アクションシーンは極めて地味だが、昨今の映画みたいにスローモーションに頼らないところが良い。
 上映時間約90分。
 むやみやたらと長い映画が多い昨今に、このコンパクトさは貴重だ。
 そういえば、1980年代くらいの二本立て興行ってこんな感じだったよなあ。
 とにかく、新しさは全くといっていいほど何もない。
 これはもう昔ながらの伝統芸を見るような感じで挑むのが正解。
 ウォルター・ヒルにはもっと新作をガンガン作ってほしい。
 いや、マジで。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月 6日 (木)

「監禁探偵」

Kankin 面白くて高視聴率のNHK朝のテレビ小説の「あまちゃん」。
 いや、いつも通りのクドカンの作る話なのだが、その前の「純と愛」が前代未聞のつまらなさだったので、相乗効果でとてつもなく面白く感じてしまうのだ。
 「純と愛」の主演である夏菜(B83-W57-H86)は、巨乳であるという最大の武器を持ちながらも、ドラマそのものがあまりにもダメだったので、イマイチブレイクすることもなく、〈綾瀬はるかになれなかった女〉として現在に至っている。
 そんな彼女が久し振りに出演した映画は、監禁映画だ。
 と、いっても監禁シリーズのようなものを期待すると超肩透かしだ。

 向いのマンションの一室を覗き見ていた男が、女が殺されるのを見て、その部屋にかけつける。
 そこで出くわした美女が、自分が犯人だと疑っているので、自室に監禁。
 身の潔白を証明するため、潔白を証明するため真犯人捜しを開始する彼に、何故か彼女が協力を申し入れる。
 タイムリミットは、約5時間。
 2人はお互いに警戒をしつつ、事件の真相を探りだそうとする。

 そういえばあったなあ、サミュエル・ホイが出てるやつ……って、それは「悪漢探偵」やね。
 原作は今は無き「漫画サンデー」の漫画だ。
 何となく1980年代のVシネを思い出させる。
 漫画の原作+グラビアアイドルといえば、Vシネの鉄板マストアイテムじゃないですか~。
 二転三転する話展開は面白い。
 しかし何だかんだ言ってもこの映画の見所は、夏菜の男物のワイシャツ姿とか、タンクトップから時々見える胸の谷間とかであることは言うまでもない。
 三浦貴大も主演ではあるけど、彼女に比べると影が薄いかな。
 監督は及川拓郎。
 事件の真相が微妙だけど、21世紀のVシネと思えば、それなりに楽しめた。
 ラストは続編もできるかも…と臭わせているが、残念ながらあまりにも客が入っていないので無理しなくてもいいと思われる。
 あと、中にはヒッチコックの「裏窓」と比較したがる人もいるかもしれないが、野暮なのでやめるべし。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月 5日 (水)

「リアル~完全なる首長竜の日~」

Real 1年前に自殺を図り、昏睡状態に陥った漫画家の恋人を救うため、“センシング”という最新医療で彼女の意識に入り込み、自殺の真相を探ろうとする青年だが、やがて現実と仮想の境界が昧になっていく…。

 実は情報源が予告編だけで、適当に観ているから、ファンタジックなハートウォーミングストーリーだと思っていた。
 ところが、いざ観てみると、ゾンビが出てくるし、怪獣は暴れているし……と言った感じで、意外に怖い。
 エンドロールで監督の名前を見て納得!
 「回路」の黒沢清じゃないっすか。
 そりゃあ、怖いところはとことん怖くて当たり前。
 仕方ないっつうか、当たり前だな。
 現実世界と脳内世界がどちらがどちらは曖昧になっていくのは、この手の話としては当然の展開だが、仕掛けに頼りすぎず、人間ドラマに重点を置いているのは良いと思う。
 主演は「仮面ライダー電王」の佐藤健と、「プリンセストヨトミ」の乳揺れがスローモーションがあまりにも有名になりすぎている綾瀬はるか(B88-W61-H91)。
 綾瀬の演じる巨乳漫画家って、やっぱりモデルは高橋留美子だと思いたい。
 共演は中谷美紀(B85-W58-H87)、オダギリジョー。
 中谷は思いっきり劣化している感じがする。
 オダジョーは「舟を編む」に引き続き、出版関係者の役だ。
 思い返せば黒沢清節全開の映画なのだけど、一般受けしないだろうなあ。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月 4日 (火)

「グランド・マスター」

Gm 中国拳法の南北統 一することによりその頂点であるグランド・マスターの地位を巡り繰り広げられる抗争劇!
 こう聞くと、サドン・デス状態の戦いが展開すると思うでしょ?
 全編カンフー三昧と思うじゃないっすか?
 ところが、ここまで面白くない映画も珍しい。
 とにかく、斜め上の展開なのだ。
 で、どうしてこんなにつまらないかと思ったら、監督がウォン・カーウァイなのよ。
 そりゃあ、つまらなくて当たり前、これはよく調べずにカンフー映画だからと思って観にいった自分が悪いわ、すいません。
 ウォン・カーウァイに、ジャッキー映画のようなカンフー映画を求めても仕方ない。
 とにかく、スローモーションを使いすぎなんだよ。
 上映時間が123分だけど、スローモーションの無駄遣いをやめたら、もっとメリハリついて短くなったと思う。
 結局、この監督って見た目の美しさだけなんよね。
 出演は、トニー・レオン、チャン・ツィイー、チャン・チェン、マックス・チャン。
 豪華なのに、全くの無駄遣い状態。
 結局、話のメインがイップ・マンになってしまうわけで、そうなるとどう考えても「イップ・マン 序章」とか「イップ・マン 葉問」の方が絶対に面白い!
 イップ・マンといえば、当然ブルース・リーのエピソードが出てこないわけにはいかないのだが、もうちょっとうまくやれよ、いやマジで。
 とにかく、カンフー映画に求めるのは、様式美ではない。
 もっと俗っぽい痛みを感じる、人と人との戦いなのだ。
 ウォン・カーウァイにそんなものを求めるなと思う人もいるだろうが、そんなものを期待するなが正しい。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月 3日 (月)

「オブリビオン」

Oblivion 何だかんだ言っても、映画もテレビも出演者が重要なアイテムであり、お目当てのタレントが出ていれば見ることは否定ができない。
 つまり、現在でもスターシステムは存在しており、映画の収益を大きく左右する。
 そして、トム・クルーズは間違いなく、スターであり、彼が主演と言うだけで観客動員数に大きく影響が出てしまうのだ。
 そんなトムがSF映画に出演。
 ミッション・インポッシブル・シリーズに出演しているだけでも大丈夫なのに、何て強欲、いや貪欲なんだ!!

 2077年、エイリアンからのの襲撃によって壊滅的な被害を受けた地球は、何とか侵略は阻止したものの、人類は他の惑星へと移住する準備を進めていた。
 人々のいなくなった地球では無人偵察機が監視をしており、そのメンテナンス等をしているジャックは、ある日、未確認の宇宙船の墜落現場でカプセルの中で眠る美女を発見する。
 彼女は彼のことを知っているみたいだが、記憶が曖昧で自分が何者かさえもよくわかっていない。
 そして、彼女との出会いがきっかけで、ジャックも自分にも失われた記憶があることに気づくのだった…。

 当然、トムは主演だ。
 そう、いつものトムによるトムのためのトムがかっこよく見えるための映画なのである。
 そして、物語は今までのSF映画のいいとこ取りをしたような感じだった。
 白を基調とした未来感覚あふれるデザイン、二転三転する物語など久しぶりに正統派SF映画を観たことを実感した。
 ドックファイトはスター・ウォーズを思い出させる。
 トムはいつものトム走りを披露している。
 結構、いい年でもそれなりにアクションができてしまうのが、スターなのかもしれない。
 共演はモーガン・フリーマン、「007/慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコ。
 監督は「トロン:レガシー」のジョセフ・コシンスキー。
 劇中に出てくるボブ人形がキャラクターグッズとして売店で売ってなかったのが残念。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月 2日 (日)

「セックスの向こう側 AV男優という生き方」

Av 男子が成りたいものの第1位は美人のお姉さんが乗る自転車のサドルだが、上位50位以内にAV男優というのがあるにちがいない。
 ビデオデッキとVHSの普及に大きく貢献したと言われているアダルトヴィデオ、通称AVは、ポルノ映画を壊滅に追いやり、健全な男子の想像でしかなかった動くエロを自宅で堪能できる正に夢のグッズだ。
 しかし、出演している女優は覚えているのに、その相手役であるAV男優は、余程の通でない限り誰も気にしていない。
 しかし、男子の気持ちを具現化し、正にアバターとしてAV男優は必要である。
 この映画はAV男優総勢20人にカメラを向け、仕事や女性に 対する本音を聞き出していくドキュメンタリーだ。
 ちなみに、AV女優が、現役で1万人に対して、男優は70人程度らしい。
 え、そんなの数えたの?という疑問はあるが、比率はよくわかる。
 とにかく、出てくる男優が言われてみれば見たことを思い出したりするような人もいて、いかに気にしていないかがよくわかる。
 一方では有名である加藤鷹や平口広美等も出てくる。
 そういえば、平口広美ってAV女優の名前だと思ってたよ。
 基本的にインタビューで延々とつないでいるだけで、時々制作現場や作品のインサートが入るけど、女優の顔は全部ぼかしが入っている。
 つまり、何か実用的なものを求めると肩透かしなので注意。
 むしろ、男優側から見たAVの歴史や、考え方等、おそらく普段全く考えないようなことがわかって面白い。
 いや、もっと言えば彼らの話しっぷりも面白く、まるで居酒屋で話を聞いているような感覚になるのだ。
 おそらく、AVを80年代の初期から見ている人なら絶対に面白い。
 出演は、加藤鷹、日比野達郎、速水健二、山本竜二、平口広美、平本一穂、島袋浩、トニー大木、吉村卓、黒田将稔、しみけん …などのAV男優20人。
 監督はえのき雄次郎と高原秀和の共同。
 二人ともエロ関係の映像仕事をしているらしい。
 AV女優と男優が出てきたので、次は制作現場のテレビで放送できないようなドキュメンタリーが観たい。
 もうあるかもしれないけど。
 
 

人気ブログランキングへ   

2013年6月 1日 (土)

「体脂肪計タニタの社員食堂」

Tanita ロリ顔で巨乳さらに癒し系。
 男の夢を具体化したような優香(B87-W59-H85)。
 一時期の、青年漫画のグラビアは彼女ばっかりだった。
 しかし、いつの間にか水着にならなくなり、元グラビアアイドルのマルチタレントという肩書きになってしまった。
 今でも水着写真集を出したりしているのだが、やっぱり2000年位までが良かったと懐かしむ人も多いはず。
 ちなみに、ネタにもなっていたが、彼女がイエローキャブでなく、ホリプロのタレントであることは意外だった。
 そんな彼女が久しぶりに主演として映画に出演。
 それが、「体脂肪計タニタの社員食堂」だ。
 体脂肪計メーカーの大手タニタの社員食堂が健康的と評判を呼び、そのレシピ本がベストセラーになったが、この映画はそれを元ネタにしている。
 世界初の体脂肪計を開発したタニタの社長が入院し、新型体脂肪計の発表会を2代目の副社長がしきることになる。
 そして、自分を含め肥満体型の社員がダイエットを行い、その経過を発表するという企画する。
 高校時代の同級生で栄養士を社員食堂にスカウトし、体脂肪率40%以上の社員がダイエットに挑む……というもの。
 まあ、いわゆる劇場映画という形の企業PVみたいなもんですわ。
 当然、食べたいのに食べることができない苦しみとかが、笑いあり涙ありで描かれる。
 若い時は何を食べてもどんだけ食べても太ることはなかったが、年取ると食べなくても痩せない。
 この映画に出てくるデブの気持ちはよくわかる。
 映画としてはイマイチで、気弱な二代目の副社長とか、料理の下手な栄養士とか、「これがキャラ作りの方法です」みたいな登場人物が出てくるのに、意外とそれが物語に乗らないというか、使い切れていないというか、この手の企業モノって成功するまでが見所な反面、一方ではそう簡単に行くのか?という疑問が沸いてくる。
 所詮、映画とは言え、説得力がないと白けてくる。
 この映画は、元ネタがあるのだが、細かいところでそんなことないよなあと思うところもあり、もちろんフィクションであることはわかっているのだけど、もっともらしさとハッタリは欲しい。
 監督は「デトロイト・メタル・シティ」の李闘士男。
 主演の優香は、久しぶりに見たら美人なんだけど意外に華がないことと、演出の問題だが演技がわざとらしい。
 「恋に唄えば」みたいなシーンがちょっと懐かしかった。
 しかし、何よりも草刈正雄が年とってもかっこいいのに驚いた。
 一応、壇蜜(B85-W60-H89)が、当たり障りのないエロ要員で出ていることも話題にしたい。
 
 

人気ブログランキングへ   

« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »