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2013年5月 5日 (日)

「戦争と一人の女」

Senso 時々、ふとエロい感じの映画が観たいと思う時が誰しもあると思う。
 しかし、ポルノ映画は抵抗があるし……というか21世紀に大都市以外で成人映画を上映している劇場は極めて少ない。
 そういう時は官能文芸ロマンという大義名分が必要だ。
 その意味では坂口安吾の同名短編の映画化というのはうってつけだ。
 それに主演が、エロだし…。
 元娼婦で飲み屋の女将をしている女は、戦争に絶望した飲んだくれた作家と同棲。
  一方、中国戦線で片腕を失った帰還兵は、焼け跡で数人の男に襲わ れている女を見て興奮し、それをきっかけに強姦殺人を繰り返す。
 こんな話だからエロ満載!……のはずなのだが、話がそんなに面白くない。
 なんか、ヘンリー塚本のFAプロのエロDVDみたいな感じだった。
 いや、脚本が荒井晴彦と中野太なので反骨精神丸出しというか、テレビ放送では気を使うような内容は面白いのだけど、タブーネタがあるのにもかかわらず、それに伴うドキドキ感がなかったりする。
 まあそれはともかく、当初の目的であるエロがあればいいか…なんだけど、主演はエロじゃなくて江口のりこだった、テへ。
 冗談はともかく、彼女は物凄く映画に出まくっているのだが、最近はドラマの「野田ともうします」がどハマリだった。
 しかし、ヘア丸出しで文字通り体当たり演技の彼女だが、あまりエロくないのが大変残念なところ。
 さらに言うと世間で言われる通り安藤サクラと似ている。
 共演は永瀬正敏、村上淳。
 監督は「アジアの純真」の脚本の井上淳一。
 エロ要員は江口だけでなく複数いるので、自分好みがどこかにいるはず。
 う~ん、これじゃエロ目当てでATGの映画観ていた頃と変わらんなあ。
 
 

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