「モネ・ゲーム」
キャメロン・ディアスは映画の中では美人でコメディエンヌぶりが評価されがちだが、冷静に考えるまでもないが、もう結構ええ年で、顔も皺が目立つし、スタイルも筋張って貧乳だし、演技も一本調子だ。
いやもちろん「マスク」の時はそれなりに美人に思えたけど、今は役と年齢が合っていないような。
この違和感をどこかで感じたと思ったら吉永小百合の時も同じものを感じた。
吉永も実年齢よりも30位若い役が多く、共演者といると存在が浮きっぱなしだ。
キャメロン・ディアスにも同じだ。
もちろん、アメリカ映画はええ年して変な役を演じるのがお約束と言われれば納得もできてしまうんだけどね。
この映画は印象派の巨匠モネの贋作詐欺を計画した英国の美術鑑定士が、相棒に起用したテキ
サス娘に振り回され、予想もしない展開になっていくというもの。
シャーリー・マクレーンとマイケル・ケインの「泥棒貴族」をリメイクしたものらしいが、自分はオリジナルを観ていないので比較はできない。
一応、「ノーカントリー」のコーエン兄弟が脚本というのがポイント。
コメディだけど大笑いするような感じでなくニンマリとする感じかな。
日本人も出てくるけど、ひょっとしてアメリカ人から見ると、そこが一番笑いどころなのかな。
主演はコリン・ファースとキャメロン・ディアス。
コリン・ファースは渋くて笑える微妙なバランスの面白さがあった。
キャメロン・ディアスは、まあ相変わらずいつも通りで、本当だったら浮いてしまうのだろうけど、今回はイギリスに来たテキサス娘なので、浮いていてもOK!
その意味では正解かも。
監督はコーエン兄弟かと思ったら、「ソープディッシュ」のマイケル・ホフマンだった。
個人的にはオープニングのアニメが一番好きかな。
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