「ラストスタンド」
「エクスペンタブルズ」で顔見せをしたとはいえ、あくまで脇役。
カルフォルニア州知事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガーの「ターミ ネーター3」以来10年ぶりとなる主演復帰第1弾が「ラストスタンド」だ。
メキシコ国境に接する田舎町の保安官がわずかな仲間軍隊並みの兵力を持つ仲間と共に、国外逃亡を図る麻薬王に立ち向かう話で、当然シュワちゃんは保安官役だ。
ちなみにラストスタンドは、国境沿いにあるガソリンスタンドというわけではなく、最後の砦という意味。
正直、シュワちゃん主演復帰第1作目と言うので、物凄く期待してしまうのだが、実は意外に地味。
宇宙人やロボットが出てきたり、世界を救うような話ではない。
だけど、面白い!
もちろん、いくらスピードが速い車でも国境まで逃げるのは無理だろ!とか色々ツッコミ所はあるし、保安官と仲間たちが知恵を絞って戦うかというと、意外に何も考えてない。
雰囲気的にはハワード・ホークスの西部劇と1970年代のカーアクション映画を混ぜて21世紀に復活させたような感じで、今だからこそ新鮮で面白く感じるのかもしれない。
そういえば昔の2本立て映画にこんな感じの映画があったと思うし、映画会社もそれを意識してなのかどうかはわからないが、懐かしい雰囲気のポスターを作っているのが嬉しい。
監督は「グッド・バッド・ウィ アード」や「悪魔を見た」のキム・ジウン。
これがハリウッド進出第1作となるらしい。
個人的にはシュワちゃんが復活してくれるだけで感無量なのだが、さすがに60歳を回ったので、「コマンドー」のようなガチムチアクションを期待できない。
それでもチャック・ノリスのように、今はええ感じで脂が抜けて活躍しているような感じだったらいいと思ってしまう。
アメリカでは大コケだし、日本でも客入りが微妙っぽいが、だからといって安直にターミネーター・シリーズに復活とかは嬉しい反面やめてほしい。
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» 映画『ラストスタンド』観てきた〜(*´∀`*)b.:゚+♪ [よくばりアンテナ]
アーノルド・シュワルツェネッガー主演。
復活ですよ〜!!
いやぁ〜面白かった〜〜!!
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