「俺俺」
出来心でオレオレ詐欺をしたことがきっかけで、顔も考えも同じ自分がどんどん増えていく…。
自分のことは自分が一番よくわかっている。
もし自分が複数いたら話し合うこともなく、あ・うんの呼吸でガンガン進むに違いない。
いや、自分も中学時代にそんなことを考えていた。
だけど、よ~く考えてみたら自分が何人いたところで効率が上がるかと言えば、極めて微妙で、むしろ効率が悪くなってしまう。
そういえば「パタリロ!」で自分同士なら気持ちいいツボをわきまえているというのがあって、まあそれはありかなと納得していた。
この映画は最初は自分同士で気兼ねなしだったが、後半になると増殖を止めるためなのか殺人事件が発生していく。
前半はゆるい感じのコメディで、後半はサスペンスになっていく。
脚本・監督が「時効警察」の三木聡なので、ゆったりペースのユルいギャグが入っている。
それはそれで面白いんだけど、全体通すと、ちょっともたつき気味。
最大の売りのKAT-TUNの亀梨和也が33人の自分を演じ分けだが、「マトリックス」の大量のエージェント・スミスみたいな見た目の派手さがないのが残念。
だけど、日本映画でこういうことをやっているのは面白いと思う。
個人的には、お色気満載の内田有紀(B82-W58-H83)が良かったかなあ。
やはり、エンドロールのクレジットに亀梨和也の名前が沢山羅列されるのはお約束だが、やはり笑える。
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