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2013年5月31日 (金)

「ぼっちゃん」

Bocchan タイトルだけ聞くと、夏目漱石の「坊ちゃん」の再度映画化だと思う人もいるかもしれない。
 西城秀樹が主演のやつとか、モンキーパンチがキャラデザインのアニメとか思いだしてしまうが、この映画は微塵も関係ない。
 秋葉原無差別殺傷事件の犯人を元ネタにしている。
 彼女も友達もいない非正規社員で、携帯の掲示板で憂さ晴らしをしている男が、期間工で突然眠ってしまう奇病の持ち主と仲良くなる。
 初めての友達に浮かれるが、やがて会社の人員整理や、全く成就しそうもない恋愛、そして友人の裏切り等、追い込まれていくうちに、いつしか秋葉原に向かうのだった…って何故、秋葉原?と思ったが、元ネタがそうだから仕方ない。
 だから例の事件をびっちり調べて観にいくと超肩透かし状態。
 何故なら、実録物ではなく、モチーフにしているだけだから。
 それ以前に実際の事件に至るまでの心境なんか想像するしかないのだ。
 事件のことを差し引いても大変面白い!
 どうしようもないどん詰まり感が物凄く出ている。
 確かに男女関係なく見た目は大事で、貧相で不細工はどうしようもないし、だからこそコミュ障害になっていくのもよくわかる。
 正に負のスパイラル状態だ。
 さらに、契約で働く工場の殺伐とした雰囲気とか、観ていて大変辛く感じる。
 
 特に主人公に近い人は本当に辛いだろう。
 だけど、ここまで追いつめられて、事件に至るわけなので、実は意外に根性があるのではないか?
 少なくとも自分だったら無理だな。
 監督は「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」「まほろ駅前多田便利軒」の大森立嗣。
 あれ、結構有名な映画を監督しているのに、何故この映画?と思ってしまう。
 主演はMr.オクレ……かと思いきや、「SR サイタマノラッパー」の水澤紳吾。
 この存在感のなさは見事だ。
 共演に中村獅童かと思ってたら、淵上泰史。
 意外に行動範囲が会社と寮周辺という狭い範囲だが、これが逆に行き場のない閉息な感じが出ていて良いのかも。
 映画と言えばデートの定番だが、この映画はそんな充実した人間が観てはいけない。
 煮詰まっている人こそ、観なくてはならないのだ。
 もちろん、1人で。
 
 

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2013年5月30日 (木)

「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」

The_place_beyond_pines 実は最初は 移動遊園地で曲芸バイクショーをしている男が、かつての恋人が自分の子供をこっそり生んで育てていることを知り、銀行強盗をして金を手に入れようとするので、その過程をサスペンスフルに描く犯罪映画だと思っていた。
 ところが、彼はあっさり死んでしまい、途中から彼を追いつめた警官の話になっていく。
 普通、正義感あふれる警官だと、自分も撃たれてまでの逮捕劇であれば出世していく展開になるのだが、ところが意外にも閑職に追いやられたり、警官の不正に協力させられたりする。
 なんじゃ、これは?と思ったが、15年後になって、強盗と警官の息子が同じ学校で知り合うことになって、初めて映画の構造がわかったという次第。
 なるほど、三つの物語が連鎖しながら、結末へ向かうという、仮面ライダー×仮面ライダーMOVIE大戦みたいなもんやね。
 いや思った以上に面白い。
 それぞれの関係が近づくにつれて、理屈ではわかっていても気持ちでは納得できないものがひしひしと伝わる。
 こんな話展開は韓国映画だと、ベタすぎるくらいベタな展開になっていくのだけど、この映画はそんなことはない。
 出演はライアン・ゴズリング。
 監督はデレク・シアンフランス。
 「ブルーバレンタイン」のコンビ再びってわけやね。
 
 

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2013年5月29日 (水)

「暗闇から手をのばせ」

Kurayami 身体障害者のケアに対しては昔に比べると随分と良くなっている。
 しかしながら、テレビでは絶対に取り上げないのが、2つの下の世話だ。
 小便・大便等の排出物、そして性欲の処理だ。
 特に性欲は完全にスルー状態で、その手の関係の書籍でも触れていることはまずない。
 身体障害者に性欲がないのか?と言えばないわけではないと思う。
 そして健常者なら何らかの形で処理できることが、場合によっては難しい場合もあるのかもしれない。
 この映画は身体障害者専門のデリヘル嬢となった女性の目を通して、様々な障害者たちの姿と彼女自身の成長を描いている。

 楽そうだし、身体が動かないから怖くなさそう

 主人公はそんな軽い気持ちで、この業界に入ってくる。
 店長は、身障者の数の割には専門のデリヘルがないので独占状態と考えている。
 客は全身タ トゥーの入った進行性筋ジストロフィー患者だったり、生まれつき両手両足に障害を持ち、ほとんど自由が利かないが、性格は妙に明るく。本番をさせてもらおうと必死の常連客、バイク事故による脊髄損傷で不具になり、若い女性から刺激を受ければ生殖機能が回復すると 信じた母親が連絡した青年……客は意外に多い。
 時にはストーカーにラブホテルに監禁されたりして、死ぬような目にも遭うが、彼女はそれでもこの仕事を続けようとする。
 あえて、触れない話題をネタにしているのは良いと思う。
 実際、興味深さの点から前半は面白い。
 後半はバイク事故による脊髄損傷で不具になった青年との話になってくるのだが、残念なことに極めて凡庸。
 何かうまく良い話としてまとめようとした感じで残念。
 もちろん、「色々な人をご紹介」だけだと映画として山もオチも意味もないので、こういう形になってしまうのかな。
 主演の小泉麻耶(B88-W60-H88)が、顔は華がないがナイスバディーでびっくり。
 「踊る大捜査線」に出ていたそうだが全く覚えがない。
 こんな娘が風俗にいたら、そりゃあ指名されるかも。
 役柄で裸になるかと思いきや、乳首とかは出さないので、それを期待している人は、ご愁傷様。
 監督の戸田幸宏はドキュメンタリー映画出身だそうで、自ら取材した内容を元に脚本を書いて監督したらしい。
 この映画を観て「くちづけ」を観ると、また違ったものを感じるかも。
 

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2013年5月28日 (火)

「ポゼッション」

The_possession ガレージセールで見つけた箱は、娘を暴力的な性格に変貌させてしまった。
 彼女の中にはこの世のものでない邪悪な何かがいる。
 彼女の父親は何とかしようと原因を追求していくうちに衝撃の事実を知る…。

 サム・ライミが制作、彼の設立した恐怖映画専門のゴーストハウスピクチャーズの映画で、ここのブランドのホラーなら間違いなし。
 箱を巡る映画といえば、最近は「ガンダムUC」しか観たことないよ……って、それはラプラスの箱やね。
 少女と悪魔のコンポって、「エクソシスト」かよと思ったら、本当にエクソシストが出てきた。
 というか、この映画は正に21世紀版「エクソシスト」なのだ。
 いやもっといえばユダヤ版エクソシストと言っていいかんもしれない。
 久しぶりにエクソシスト系悪魔映画を観た。
 正直、滅茶苦茶怖くはないのだが、映画としては大変面白い。
 久しぶりに正統派悪魔映画を観ることができて満足!
 出演はジェフリー・ディーン・モーガン、キーラ・セジウィック、ナターシャ・カリス。
 監督は「モルグ」や「ナイトウォッチ」ののオーレ・ボールネダル。
 公開している劇場は少ないけど、観ることができる人は必見!
 
 

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2013年5月27日 (月)

「くちづけ」

Kuchidyke 知的障害を持つ娘を男手ひとつで育てる漫画家。
 かつては人気漫画家だったが休業し、すでに30年経過。
 そんな彼が知的障害者のためのグループホームで住み込みで働き始める。
 そこで出会った障害者と知り合い、心を開く娘。
 しかし、漫画家は余命幾ばくもない病気になっている。
 果たして障害を持つ娘を残して死ぬわけにもいかず思い悩む…。

 何かセリフ回しや人の出入りの仕方が演劇っぽいと思ったら、演劇を映画化したものだった。
 泣ける泣けると宣伝しているので、ハンカチをこっそり用意して観にいってきた。
 うん、確かに泣ける要素テンコ盛り。
 ただ個人的に身内に要介護者がいるので、この手の話は滅茶苦茶辛い。
 確かに結婚も有無を言わずに断られるし、それ以前に介護してくれる人がいなくなったらこの先どうしようというのは切実たる問題であり、この映画は普段考えないようにしていることを理路整然と示してくれている。
 そして、衝撃のラストは賛否が分かれるところだが、自分的には仕方なくありではないかと思う。
 だって……身内以外誰も守ってくれないから。
 そんなわけで、泣けるよりも、気分がブルーに。
 出演は貫地谷しほり(B84-W58-H85)、竹中直人。
 監督は堤幸彦。
 映画は2時間したら終わるけど、実際にその手の問題を抱えていると果てしなく続く問題なのだ。
  あと、漫画家の描いた漫画が、あまり面白そうじゃない。
 これで過去に大ヒットしたはちょっと無理があるような。
 
 

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2013年5月26日 (日)

「俺俺」

Oreore  出来心でオレオレ詐欺をしたことがきっかけで、顔も考えも同じ自分がどんどん増えていく…。
 自分のことは自分が一番よくわかっている。
 もし自分が複数いたら話し合うこともなく、あ・うんの呼吸でガンガン進むに違いない。
 いや、自分も中学時代にそんなことを考えていた。
 だけど、よ~く考えてみたら自分が何人いたところで効率が上がるかと言えば、極めて微妙で、むしろ効率が悪くなってしまう。
 そういえば「パタリロ!」で自分同士なら気持ちいいツボをわきまえているというのがあって、まあそれはありかなと納得していた。
 この映画は最初は自分同士で気兼ねなしだったが、後半になると増殖を止めるためなのか殺人事件が発生していく。
 前半はゆるい感じのコメディで、後半はサスペンスになっていく。
 脚本・監督が「時効警察」の三木聡なので、ゆったりペースのユルいギャグが入っている。
 それはそれで面白いんだけど、全体通すと、ちょっともたつき気味。
 最大の売りのKAT-TUNの亀梨和也が33人の自分を演じ分けだが、「マトリックス」の大量のエージェント・スミスみたいな見た目の派手さがないのが残念。
 だけど、日本映画でこういうことをやっているのは面白いと思う。
 個人的には、お色気満載の内田有紀(B82-W58-H83)が良かったかなあ。
 やはり、エンドロールのクレジットに亀梨和也の名前が沢山羅列されるのはお約束だが、やはり笑える。

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2013年5月25日 (土)

「17歳のエンディングノート」

Now_is_good 不治の病をネタにしている映画は多い。
 特に韓国映画は病気と生き別れは、話を盛り上げるマストアイテムだ。
 日本映画も恋をすると死ぬ病気とか、わけのわからないものまで出てきている。
 そして、若い時はこの手の映画はへへっと鼻で笑っていたが、年取ってくると、体力も落ちてくるし、ガタが来るので、他人事ではない。
 人間ドックの結果が真剣怖い。
 さらに親が色々な意味で危険な状態なので、病気で死ぬということが身近になってきている。
 だからこそ、今は病気ネタの映画を真剣に考えて観てしまうのだ。
 この映画は、不治の病で余命9か月の少女が、残りの人生でしてみたい事柄を実行していく中で予定外の恋に落ち、生きる意味を見いだしていく……というもので、確かに十代で死ぬとか言われたら凹むどころか、やさぐれるのは当たり前。
 そうでなくても、十代はつまらないことで落ち込んだりひねくれたりしているのだから。
 この映画の主人公もやりたいリストを作って達成しようとしている。
 いわゆるエンディングノートってやつだ。
 実はエンディングノートを実行できる時はまだましな方で、末期だとそういうこともできなくなってしまう。
 そして、意外にどうしようもないのが恋愛で、好きになったところで虚しくどうすることもできない。
 何しろ恋愛は予想以上に体力がいるのだ。
 正直、映画としては、いわゆる難病ネタであり、取り立てて珍しいものはない。
 TO DOリスト=エンディングノートも、日本のドキュメンタリーの方が生々しい。
 ただ、昔と違い自分の見方が変わってしまったこと。
 それも病気で死ぬ少女ではなく、周りの家族に感情移入していることが意外だった。
 監督は「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の脚本のオル・パーカー。
 主演はダコタ・ファニング。
 すっかり、大人顔になってしまったけど、うまく子役から移行できて良かった。
 
 

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2013年5月24日 (金)

「エリア52」

Area52 映画にとって都合の良い設定の第1位はCIAであることは絶対だが、おそらく2番目は宇宙人、そして上位のどこかに米軍基地が入ると思う。
 おそらく、何かの公にできない実験をしていたり、宇宙人が捕まっていたりするに違いない。
 この映画はオーストラリアに実在する米軍基地に送り込まれた特殊部隊が、実験によって作られた超能力兵士と戦うという、今時、少年漫画でも出てこないような中学生が考えたような話だ。
 超能力といっても、「AKIRA」んみたいに町を壊したりするものではなく、人々の心の奥底にある恐怖を利用した超能力で、ひたすら地味なのだけど、基地という密室状態を作ることにより、サスペンスを盛り上げている。
 ぶっちゃけ、昔あった二本立ての同時上映にありそうな感じだ。
 正直、見た目が地味なので途中でダレるのだが、少ない予算を演出で大健闘といった感じで嫌いじゃないよ。
 出演はアンバー・クレイトン、ペータ・サージェント。
 監督は ジャスティン・ディックスで、これが初長編らしい。
 お、いうかこれオーストラリア映画で、知らないのは当たり前。
 オーストラリア映画ってマッド・マックス以外だと、人喰いワニが出ている映画しか観たことないん(笑)
 あと、ヒロインのねえちゃんもせっかくのタンクトップなのに、がっかりオッパイなのが残念。
 
 

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2013年5月23日 (木)

「ビル・カニンガム&ニューヨーク」

Bn ドキュメンタリー映画はミニシアター系で公開されていることが多い。
 シネコンで公開されるドキュメンタリーはAKB48の映画くらいだと思う。
 そもそも映画マニアではなく、一般人は劇場でドキュメンタリーを観ない。
 それは何故か?
 やっぱりどうせ金払うなら大作や浮き世の憂さを晴らすようなものがいいわけで、わざわざ金払ってまで、現実の延長であるドキュメンタリーを観ないとダメなのか?
 それだったらNHKスペシャルを見るわ(実際には見ないけど)……というのが本音だろう。
 自分がドキュメンタリー映画を劇場まで観に行くのは、テレビで扱わない、もしくは放送できない題材を観たいからだ。
 「ゆきゆきて、神軍」なんかテレビで放送することは絶対にないと思う。
 そして、もう一つの理由は、ドキュメンタリー映画が表現方法にかなりの面白さがあるから。
 ありもので勝負しているドキュメンタリーだが、その表現方法は多彩であり、アニメ等のイメージ映像や凝った編集が実に面白いのだ。
 そんなわけで、時間があって内容が興味あれば観にいくようにしている。
 この映画は、ニューヨーク・タイムズ紙で人気コラムを担当する写真家ビル・カニンガム
の、知られざる私生活と仕事ぶりをとらえたドキュメンタリーだ。
 と、言われたところで、普段新聞を読まずに、2ちゃんのニュー速ですませている自分にとり、ニューヨークタイムズなんか、外国のどこかの新聞ですよ……っていや本当に外国の新聞なんですけどね(笑)
 ビル・カニンガムは84歳で、50年以上にわたりニューヨークの街角で写真を撮り続けている。
 それも今の時代にフィルムだ。
 誰もがその写真を知っているのに、彼の私生活は全く知られていない。
 今回、お宅訪問ってわけなのだが、部屋にはキッチンもクローゼットもなく、コーヒーは安ければ安い程いいと思っているし、レインコートは安物。
 仕事が全てで、それ以外は全く興味がない。
 実はこの映画は、ニューヨーク・タイムズのコラムのメイキング的な一面もあり、日本人には少しわかり辛いかもしれない。
 しかし、彼自身のキャラが立ちまくりなので見ていて飽きることはない。
 そもそも84歳のジジイが自転車であれだけ走り回ってたらいかんでしょ。
 クリント・イーストウッドといい、エネルギッシュな年寄りってかっこいい!!
 個人的には彼の写真が凄く面白いと今更わかって大満足。
 この写真を使ったテンポのいい編集が好きだ。
 この映画をシネコンで上映しているところもあるのが良い。
 誰だ?シネコンは大作しかやらないとかいう奴は。
 シネコンだって何でもありだよ。
 そうなると、シネコンの方がいいなと思ってしまう。
 
 

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2013年5月22日 (水)

「映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて」

Too 映画監督と言えば、ヒッチコックやスピルバーグが全てではない。
 おそらく、誰も知らないような映画監督なんて世界中にゴロゴロしているはずだ。
 そして、映画ファンの中では知られているのに、一般には全く知られていない映画監督だっている。
 ジョニー・トーと聞いてわかる人がどれだけいるだろうか?
 いや、そもそも彼が監督した作品の「ブレイキング・ニュース」「エレクション」「エグザイル/絆」が、公開されたのは大都市だけだったはずだ。
 これらの作品が地方都市を含むシネコンで拡大公開されたという記録はない。
 いや、そもそも香港映画で知られている有名人は今でもブルース・リーとジャッキー・チェンだけで、ギリギリ何とかジョン・ウーくらいである。
 ましてや、ジョニー・トーと言われても困ってしまう。
 この映画はジョニー・トーについてのドキュメンタリーだ。
 大阪アジアン映画祭2011では「ジョニー・トーは戦場へ行った」のタイトルで公開されている。
 ぶっちゃけ、こっちのタイトルの方がかっこいいじゃん。
 自分はジョニー・トーの映画は観ているものの、本人の顔はこの映画を観るまで全く知らなかった。
 知らなかったら、普通の企業の部長クラスのおっさんだと思ってしまう。
 フランス人映像作家イヴ・モンマユールが2003年から8年間にわたる長期取材をして、ジョニー・トー本人はもちろん、彼の映画に関係する俳優やスタッフにも話を聞いている。
 しかし、一番の見所は彼の映画のメイキング映像で、1カットでどうやって撮ったのかとか、ハリウッド映画との違いとか、彼のこだわり等がわかって自分的には面白かったが、一般の人には全くオススメしないし、観たところで何が何かわからない。
 これはDVD特典みたいなものだな。
 

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2013年5月21日 (火)

「紙ひこうき」

Paperman_4 日本のアニメにあって、ディズニーのアニメにないもの。
 それは女性の胸と萌えだ。
 アニメにおける女性の胸の表現は、①胸の膨らみ、②胸の谷間の線、③乳揺れであり、日本のアニメは、これらが深夜だけでなく、時には子供向けアニメでも描かれている。
 しかし、ディズニーアニメではこれらの表現がかなりの越えられない壁なのである。
 もちろん、夢を売るディズニーがそんなセクシャリティーを表現するのは方針に合わないのかもしれない。
 しかし、かつては子供向きのアニメが大人にも受け入れられている現在、どうしても無視できない。
 そして、ゆっくりだが確実にディズニーも意識をしているようで、最近の作品は胸の膨らみが表現されるようになってきた。
 しかし、胸の谷間の線はまだまだ抵抗があるみたいで、乳揺れに至るまでには相当な時間がかかると思われる。
 ちなみに乳揺れはアニメならではの表現だと思われたが「プリンセストヨトミ」の綾瀬はるか(B88-W61-H91)で、現実世界にも存在することがわかったので、ディズニーにはこれを見て、じっくりと研究してもらいたい。
 そして、乳揺れよりもさらに高度な技術を要するのが〈萌え〉だ。
 ディズニーお得意の小動物がかわいいのとは違い、説明しにくい。
 おそらく考えるものではなく、感じるものである。
 そして、今まではディズニーは〈萌え〉を作り出していない。
 「今まで」というのは、「紙ひこうき」で〈萌え〉を習得しているからだ。
 「シュガー・ラッシュ」の併映作品として劇場公開された短編アニメだが、その前にネットで公開されていたので先に見た。
 朝のホームで偶然出会った女性にひと目ぼれした青年。
 実は彼女は彼の会社の通りを隔てた反対側のビルに彼女の姿いた。
 彼女に気づいてもらおうと、会社の書類で紙飛行機をつくって飛ばしまくる。
 沢山の紙飛行機が生き物のごとく動き、2人の再会を演出する。
 セリフなしだが、万国の誰が観ても理解できるようになっている。
 3DCGアニメなのに手描き風にすることにより暖かみを出している。
 最新技術でアナログっぽさを出すという矛盾めいたことを最新技術でやってしまっていることが無駄に凄い。
 しかし、何よりも凄いのは、ヒロインの女の子がディズニー型女の子なのに、ちゃんと〈萌え〉が入っているのだ。
 これはもう快挙としか言いようがない。
 ディズニーは壁を越えたのだ。
 もうこれだけでも、この短編は十分なのである。
 我々は歴史的瞬間に立ち会ったといっても良いだろう。
 あとは乳揺れだけか……って結局、そこに戻って来るんだよなあ。
 
 

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2013年5月20日 (月)

「中学生円山」

Maruyama宮藤官九郎が脚本のドラマはまずハズレなしだ。
あの朝の連ドラ史上最低と言われた「純と愛」の後番組ということを差し引いても「あまちゃん」は面白い。
そして脚本の映画も悪くない。
しかし、残念なことに自ら監督した映画は逆に当たりなしだ。
おそらく、脚本は良いけど監督には向いてない人かもしれない。
 この映画の話を聞いた時は期待半分不安半分だった。
 何故ならクドカンが脚本と監督だから。
 「少年メリケンサック」なんか、予告篇を見た時は滅茶苦茶期待したのに、いざ本編があんなだったとは…。
 だからとてつもなくハードルを低くして観にいったのだが、これが意外に面白い!
 おそらくクドカンの監督した映画の中では一番面白い。
  平凡な両親と妹と団地に暮らす中学2年生の円山克也は妄想壁があり、自分の舌で自分のチンポをなめるため日々努力をしていた。
 そんなある日、同じ団地に引っ越してきたシングルファーザーが、越してきた頃から近所で殺人事件が発生!
  円山少年は彼を犯人ではないかと疑い始める……。
 いわゆる昨今流行の中二病ものである。
 確かに中学時代は根拠のない自信と妄想で頭が一杯。
 行動範囲は学校と自宅周辺程度。
 自分で自分のチンポをなめようとする行為は誰しもやった、もしくはやろうとしている行為で、まさに中学生男子の夢であり願望でもある。
 しかし、その願望はほぼ無理だし、それどころか、将来、恋人や嫁さんでさえも頼んでもやってもらえないことを知るに違いない。
 もうこんなネタをつかみにすることにより、この映画はクドカンの毎度お馴染み小ネタを散りばめ、現実とも妄想とも判別のつかない世界が展開する。
 だけど、仕方ない。
 何故なら、中学生の妄想を映像化したものだから。
 そう考えると少々変であろうが気にならない。
 所詮、中学生の考えることですから~。
 出演は平岡拓真と草なぎ剛。
 平岡君もこんな役をよく引き受けたなあと思うが、彼の存在なくしてこの映画は成立しない。
 しかし、この映画の主演は草なぎ剛なんだよね。
 はっきりいってデート向きではないと思うし、あまりにも笑いのネタが男子目線。
 だけど、同じ団地映画でも同じ日に封切った「クロユリ団地」より遥かに面白いことだけ断言しておく。
 
 

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2013年5月19日 (日)

「クロユリ団地」

Kuroyuri 老朽化が進み、近所では「出る」と噂が立っているクロユリ団地。
 そこに家族と引っ越してきたヒロインが隣室で孤独死した老人を発見して以来、怪奇な事件に巻き込まれていく……というか、粗筋は公式HPとか情報誌などで適当に確認して下さい。
 もう真剣つまらないんですよ。
 ジャンル的にはホラーなのに全く怖くない。
 溜めてド~ンとくる怖さや、それをあえてはずした怖さ等はないし、じわじわくる怖さもない。
 自分は怖いのが好きではないので、これはこれで良かったのだが、それ以前に映画として面白くないのだ。
 ホラー映画が不条理だったり、独自の理論で動いているのはわかっている。
 その世界でお約束というのがある。
 この映画も、独自の論理が構築されている。
 ちょっと疑問なところもあるのだが、そこに至るまでやそのお約束を踏まえた上での主人公の動きであったり、ホラーとしての恐怖だったりする。
 ところが、この映画の場合、それ以前にかなりテンポが悪い。
 無駄なシーンが多くてダレてきてしまうのだ。
 もちろん、それがミスリードであったり、独自の世界観を作るという狙いもあると思うのだが、逆効果になっている。
 話もわかりやすいくらい整合性を考えてのに無駄も多い。
 ごめん、やっぱりあの霊媒師(?)みたいな人はいらんでしょ?
 構造的には絶対に面白い話なんだけどなあ。
 出演は前田敦子(B77-W57-H83)と成宮寛貴。
 一応、W主演らしいけど、成宮のポジションがとってつけたような感じで微妙。
 前田敦子は久しぶりに見たけど、キンタロー。に似てるわ~。
 AKB48を卒業してから本人は顔を見せてないのに、物真似している方が出過ぎて、どちらがオリジナルかわからなくなっている。
 実はこちらの方がホラーかも。
 監督は「リング」の中田秀夫なんだけど、この人って「リング」の遺産だけで食べてないか?と思うくらい他の映画が微妙なんだけど。
 自分が観にいった劇場は途中で席を立つ人もチラホラ。
 まあ、これは仕方ないかな。
 2時間もない上映時間なのに物凄く長く感じてしまった。
 
 

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2013年5月18日 (土)

「モネ・ゲーム」

Gambit キャメロン・ディアスは映画の中では美人でコメディエンヌぶりが評価されがちだが、冷静に考えるまでもないが、もう結構ええ年で、顔も皺が目立つし、スタイルも筋張って貧乳だし、演技も一本調子だ。
 いやもちろん「マスク」の時はそれなりに美人に思えたけど、今は役と年齢が合っていないような。
 この違和感をどこかで感じたと思ったら吉永小百合の時も同じものを感じた。
 吉永も実年齢よりも30位若い役が多く、共演者といると存在が浮きっぱなしだ。
 キャメロン・ディアスにも同じだ。
 もちろん、アメリカ映画はええ年して変な役を演じるのがお約束と言われれば納得もできてしまうんだけどね。
 この映画は印象派の巨匠モネの贋作詐欺を計画した英国の美術鑑定士が、相棒に起用したテキ
サス娘に振り回され、予想もしない展開になっていくというもの。
 シャーリー・マクレーンとマイケル・ケインの「泥棒貴族」をリメイクしたものらしいが、自分はオリジナルを観ていないので比較はできない。
 一応、「ノーカントリー」のコーエン兄弟が脚本というのがポイント。
 コメディだけど大笑いするような感じでなくニンマリとする感じかな。
 日本人も出てくるけど、ひょっとしてアメリカ人から見ると、そこが一番笑いどころなのかな。
 主演はコリン・ファースとキャメロン・ディアス。
 コリン・ファースは渋くて笑える微妙なバランスの面白さがあった。
 キャメロン・ディアスは、まあ相変わらずいつも通りで、本当だったら浮いてしまうのだろうけど、今回はイギリスに来たテキサス娘なので、浮いていてもOK!
 その意味では正解かも。
 監督はコーエン兄弟かと思ったら、「ソープディッシュ」のマイケル・ホフマンだった。
 個人的にはオープニングのアニメが一番好きかな。
 
 

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2013年5月17日 (金)

「ペタル ダンス」

Pd 映画の表現方法は色々だし、それに対しての好き嫌いは人によって違う。
 自分はきっちり計算ずくの映画が好きだ。
 役者におまかせとか、アドリブとか、脚本が練り込んでないとかはあまり好きではない。
 そりゃあ、それが効果的もあるだろうが、それだったら監督いらないんじゃない?と思ってしまう程偏っている考えだ。
 この映画は海に飛び込んだ友達に6年ぶりに会いに行く女性たちのロードムービーだ。
 一応、設定らしい設定はあるのだが、脚本はあってなしの如くであり、登場人物の会話はおまかせというか即興というか、そこに演出らしいものは感じられない。
 おそらくリアリティを狙ってるんだろうなあと言うのはわかる。
 わかっているが、やっぱりどう考えてもウダウダやっているようにしか見えない。
 それが良いと言う人もいるだろうが、自分は全く受け付けない。
 こういう時、便利な言葉は「観る人を選ぶ」だ。
 まだ手持ちカメラで画面がふらふらしていないだけでもマシか。
 監督の石川寛はCMのディレクター出身らしい。
 そういえば市川準もそうだったけど、CM出身の監督ってこういうリアリティ指向の動きは役者におまかせみたいな感じが好きなのは何故?
 出演は宮崎あおい(B72-W57-H84)、忽那汐里(B79-W59-H83)、安藤サクラ(B83-W58H80)、吹石一恵(B86-W59-H86)。
 安藤サクラはあまり美人でないところにリアリティがあるのかもしれない。
 しかし、数ある彼女の出演作を観る限りは、この映画が当者比できれに見える方である。
 やっぱりフッキー最高ですよ。
 「ときめきメモリアル」の時はすぐに消えていくと思ったのに、意外に長く続いているのに驚き。
 ある意味、女の子のうだうだ系映画としては成功しているかもね。
 あと、やっぱり「ペダル」だと思ってました、てへ。
 
 

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2013年5月16日 (木)

「シー・トレマーズ」

Amphibious_3d 大都市ではどうかわからないが、地方では「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」は同時上映がついていた。
 ヒット映画シリーズの完結編なので観客は多いはずだし、むしろ同時上映は回転率が悪くなるのに何を考えてるんだか。
 だけど、根が貧乏なので映画館に行ったらCMから予告、本編の最後まできっちり観る。
 ところが、どういうわけか同時上映が予想以上に面白い。
 いやもっといえば「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」より面白いのではないかと思ってしまう。
 それが「トレマーズ」だ。
 その後、続編もあるみたいだが、出演者や制作スタッフが入れ替わり、もう何が何だかわからない状態なのは、この手の映画のお約束だ。
 「シー・トレマーズ」は「トレマーズ」と全く関係がない。
 日本の配給会社が勝手につけたタイトルだ。
 怪物がいきなり出てきて人を襲うという基本が同じで、地面ではなく海になったので、こんなタイトルをつけただけだと思う。
 まあ昔の同時上映のB級映画は、こんなパチモン臭いタイトルがお約束だ。
 そして、なんと主演がマイケル・パレなのだ。
 TVドラマの「アメリカン・ヒーロー」に出演、「ストリート・オブ・ファイヤー」で一躍有名人になるが、その後が続かず、今やすっかりB級映画御用達男優になってしまったが、今回もそのキャリアを裏切ることもない。
 もっと言えば、彼はほとんど活躍していない。
 怪物が出てくる水上の漁場の周辺のボートに乗って様子を伺っている時間が遙かに長い。
 さらに言うとすっかりおっさんだ。
 当然ながら「ストリート・オブ・ファイヤー」の瑞々しさは全くない。
 で、最初は一部しか見えない怪物の全貌を表したら……ただのサソリやないかあぁぁぁ!!
 もうちょっと工夫せいよ。
 そう考えると毎週新しい怪獣が出てくるウルトラマンは凄いなあと実感。
 一方では「トレマーズ」のギョウ虫みたいなシンプルなのも逆の意味でありかなと思ってしまう。
 監督はブライアン・ユズナ。
 誰?と思ったら「死霊 のしたたり」シリーズの人らしい。
 結局、ドキドキしたりすることはなく、スピード感がないので上映時間が短いのにもかかわらずダレてしまう。
 タイトルが「AMPHIBIOUS 3D」ってことは、これって3D映画なのか。
 日本のどこかで3D上映しているところがあるのか?
 
 

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2013年5月15日 (水)

「コードネーム:ジャッカル」

Jakal ジャッカルの映画というとシャルル・ド・ゴール大統領暗殺の「ジャッカルの日」や、それをリメイクしたかと思えば全く違う、ブルース・ウィリスとリチャード・ギアが共演するが同じ画面に出ていない「ジャッカル」、さらにはネットで見かける自主映画しか思いつかない。
 この映画はそれらとは全く関係のない韓国映画なのだが、タイトルに「ジャッカル」とあると、どうしても殺し屋の映画だと思ってしまう。
 そして、殺し屋が出てくるという意味では正しい。
 伝説の殺し屋ジャッカルが依頼を受けて人気歌手を拉致してホテルで殺害しようとする。
 一方、懸賞金1億ウォンがかかった伝説の殺し屋が現れたという 情報を得た警察も現場に現れる。
 ホテルを舞台に殺し屋、人気歌手、警察のそれぞれの思惑が交錯する。
 もう薄々気づいている人も多いが、サスペンスではなくユルいラブコメ。
 ラブコメであることは重々承知しているのだが、もたついた展開でありテンポが悪い。
 一番残念なのは伝説の殺し屋がそれっぽく見えないところで、ここらへんは後の展開があるとしても最初はそれっぽく見せないとダメでしょ。
 警察も最初からユルいのだけど、ここは大真面目にやってしまう方がギャップの面白さがあって良いと思うのだが、そんなことをどうこう言っててはいけないのかもしれない。
 何故ならこの映画の最大の売りはJYJのキム・ジェジュンが主演であることが重要なアイドル映画だからだ。
 それは映画会社もわかっていて、本編前に彼のコメントを上映する徹底ぶりだ。
 監督は「彼女を信じないでください」のペ・ヒョンジュンなので、こんな感じはちょっと納得。
 面白い要素は揃っているのだけど、うまく使いきれなかったのが惜しい。
 

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2013年5月14日 (火)

「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」

Beasts_of_the_southern_wild 映画の宣伝効果で絶大なのは、アカデミー賞だ。
 ノミネートされただけでもその宣伝効果は絶大だが、受賞してしまったら宣伝のやり方が大きく変わってしまう。
 今はほぼ同時公開が多いので、賞をもらっても既に過去の映画という場合が多い。
 ぶっちゃけ、「アルゴ」がもらった時に、そんな映画もあったなあといった感じだった。
 この映画もアカデミー賞の4部門にノミネートされていたが、見事に無冠。
 さらには公開時期が遅すぎてノミネートされたことはもちろん、こんな映画があったことさえも忘れてしまうそうだ。
 実は相変わらず予告以上の情報を知らずに、のほほんと観に行ったので、よくわからないけど世界のどこかにバスタブという名前の島があると思っていた。
 ところが、それは間違いで、延々と延びる堤防によって、世界から切り離されているかのような南部デルタ地帯の小さなコミュニティのことらしい。
 ところが、映画でも詳しい説明がないので状況把握に時間がかかってしまった。
 というか、これってアメリカでは普通の風景なのか?
 主人公の少女ハッシュパピーは6才。
 飲んだくれの父親と暮らしながら、バスタブの仲間たちと、ある意味充実した毎日を送っていた。
 実はこのコミュニティは立退命令が出ており、彼らは違法占拠しているような状態だ。
 そんな中、とてつもない大嵐がバスタブを襲い、全て海水に浸かった状態になってしまう。
 話的には西原理恵子の「ぼくんち」のスケールアップしたみたいな感じで、父親の見事なダメっぷりとか、「銀魂」で言うところの「まだお」がぴったりであり、仲間連中もろくなもんじゃねええええ。
 最初はあまり面白くないというか、状況がわからなかったので、ついていけなかったのだが、台風がど~んと来たあたりから面白くなってくる。
 猪みたいな伝説の巨獣とか出てきた時は何なんだよ?
 現実か妄想か?と思ったが、途中でふとそんなものはどうでも良くなってきた。
 これは「風の谷のナウシカ」なのである。
 伝説の巨獣はオウムみたいなものだと思ったら、全てが合点がいってしまった。
 いや、もちろん深読みしすぎなのだが、映画は楽しんだもの勝ちだよ。
 主演のクヮヴェンジャネ・ウォレスは史上最年少の主演女優賞候補で、最終的には候補のままで終わったけど。
 監督のベン・ザイトリンは自主映画出身でデビュー作でいきなりこれらしい。
 才能ある奴は本当に凄いなあ。
 本気だしてないだけの人は見習わないと!
 ちなみに、この映画、通は「ハッパピ」って言うらしいけど、それは絶対に嘘だな。
 
 

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2013年5月13日 (月)

「県庁おもてなし課」

Kencho 高知県の県庁に新設されたおもてなし課は、高知県の観光の振興を目指すために新設された部署である。
 ここに配属されたやる気はあるが少々空回り気味の若手職員と、アルバイト女性と共に、高知県をレジャーランド化するために奔走する……という話で、県庁ネタって「県庁の星」があったので若干新鮮さはないのだが、そんなこと言ってたら刑事モノなんかどうなるんだ?となるんで野暮なことは言ってはいけない。
 当然、県庁=お役所仕事という毎度お馴染みのネタは健在だ。
 おもてなし課は実在するらしい。
 高知県の観光案内をネタにした映画を作って公開することにより、観光案内するご当地映画だった。
 高知県のレジャーランド化を中心に、2組の男女の話が展開していく。
 ところが残念なことに、うまく絡んでない。
 一番メインである高知県レジャーランド化がメインかと言えばそうでもないからかもしれない。
 自分は恋愛パートよりも期待していたので、少しがっかり。
 個人的に一番いやだったのは生放送でドタバタで、正直予定調和のテレビであんな展開はないでしょ。
 全体的に何が言いたいかがよくわからないのだ。
 これって、有川浩の小説を読めばわかるのか?
 出演は錦戸亮、堀北真希(B78-W58-H83)、高良健吾、関めぐみ(B78-W58-H83)、船越英一郎。
 掘北がメッチャかわいい!!
 監督は三宅喜重。
 「阪急電車 片道15分の奇跡」は良かったのに、これはイマイチ。
 まあ、おもてなしの心があまり感じさせない映画っつことで。
 
 

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2013年5月12日 (日)

「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」

Bar2 オカマの友人を殺害された探偵とその相棒が、敵討ちに燃える美人ヴァイオリニストと事件解決に乗り出すが、調査を進めいくうちに、政治がらみの陰謀に巻き込まれていく。
 映画シリーズ第2弾。
 1作目も面白かったが2作目も大変面白い。
 大作も良いが、こういう気楽に観ることができる映画も必要だ。
 この映画は1970年代の東映映画のテイストが漂っており、ユーモアのあるセリフ回し、どうでも良さそうでだけど笑える小ネタ……いや、大切なんだよ、こういうの。
 そうえいば、「探偵物語」もこんな感じだったよなあと懐かしい感じも今や新鮮に感じる。
 そういえば店内での大乱闘も東映映画でありがち。
 原発ネタが出てくるのが今風といえば今風だが、こういうのは必要以上に物議を醸し出すので他のネタで良かったかも。
 出演は大泉洋と松田龍平。
 松田龍平は芸達者だしかっこいいよ。
 ヒロイン役に尾野真千子(B80-W58-H86)。
 オノマチ子は一瞬美人に見えたり見えなかったり不思議な感じ。
 いや、それよりも微妙な映画ばっかり出てていた彼女が朝の連ドラ主演でこれ程有名になろうとは思わなかった。
 でも一番良いのはオカマ役のガレッジセールのゴリが美味しいところを持って行っている。
 監督は前作 に引き続き橋本一。
 是非とも同じレギュラーのメンバーで映画化希望。
 でもひょっとして、TVシリーズの方が向いているのかも。
 
 

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2013年5月11日 (土)

「聖☆おにいさん」

Saint 「荒川アンダー ザ ブリッジ」は漫画も映画もアニメも面白くない。
 やっぱり中村光の漫画は「聖☆おにいさん」が一番面白い。
 いつかはアニメ化か実写化をすると思ったが、アニメ化になってしまった。
 それもTVアニメかと思ったら意外にも劇場版だ。
 東京 の立川でルームシェアをして暮らすイエスとブッダ。
 二人が一緒にいることそのものが、宗教戦争に突入しそうなのに、あまりにも俗っぽい生活感丸出し。
 聖人とリアルな生活感によるギャップ、そしてそれぞれの宗教や逸話にまつわる小ネタギャグがこの漫画の面白さだ。
 アニメ化はこの基本をいかに守ってくれるかだけなのである。
 普通にやってれば面白さは保証されているのだ。
 しかし、期待していたのに残念ながらしこたまつまらない。
 何故なら異様にテンポが悪いから。
 基本的にこの漫画の面白さは、テンポの早い会話によるギャグなのである。
 絵の雰囲気でほのぼの癒し路線と思いがちだが、実はかなりギュウギュウに詰まっている。
 ところが、この映画は癒し・ほのぼの路線にしてしまい、またそれをゆったりした演出で見せているために、メリハリがついていない。
 これはもう演出の失敗でしかない。
 さらに、ブッダの額を狙う子供の話があまりにもくどい。
 あれは一発ネタであって、それに時間を割くものではない。
 仮面ライダーフォーゼのネタもくどい。
 遊園地の入場料の「成人」と「聖人」を勘違いするネタなんか、字があってナンボであって聞いただけじゃわからない。
 そこはうまくやってほしかった。
 たかだか90分程度の上映時間が物凄く長く感じる。
 声の出演はイエス役にの森山未來、ブッダ役に星野源。
 自分は森山の方が上手いのかと思いきや、星野の方が芸達者で驚いた。
 ただ、この二人も会話のテンポが悪い。
 監督は「けいおん!」、「らき☆すた」の高雄統子。
 期待していただけに明らかに大失敗。
 次回があるなら違う演出に期待したい。
 何かにつけて大失敗。
 中村光の漫画の映像化は難しいのか?
 
 

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2013年5月10日 (金)

「ホーリー・モーターズ」

Holy_motors そもそも子供の頃の自分にとっては映画は年に数回の最高の贅沢であり、絶対に失敗できないものだった。
 そのため、映画雑誌を読み倒して情報を収集して、ここぞとばかりの1本を観にいっていた。
 しかし、そうこうしているうちにアルバイトをするようになり、金銭的余裕が出てくると観る映画の本数も増えてくる。
 そして、変な色気も出てくるために、映画が趣味と言えるためには今までみたいに、カンフー映画とアニメばかりではダメだと思い始めてくる。
 そこでミニシアター系やら芸術系やら実は好きでもないしよくわからないけど、かっこよく語れそうというだけで観にいった。
 レオス・カラックス…通称、レオカラというと、弁当屋のメニューみたいだが(それは鶏唐だっつうの)、そんな略し方はしないと思う。
 何故なら語るほど映画を監督していないから。
 今回13年ぶりに長編映画が公開される程のスパンなので当然だろう。
 前回の長編が「ポーラX」で、その後短編を監督している。
 「ポーラX」は観たような感じがするのだが、あまり覚えていない。
 覚えているのは面白くなかったという端的な事実だけだ。
 13年ぶりの長編新作「ホーリー・モーターズ」。
 もう絶対に面白いとは思えない。
 自分のゴーストがそう囁く。
 だけど、映画が趣味とか言うためには、とりあえず観ておけば何となくかっこよく見られそうな感じするよね?
 こんな映画中二病丸出しで観にいってきた。

 大富豪の銀行家が、女性運転手が運転する白いリムジンに乗り込む。
 彼はリムジンの中で、乞食に変装を皮切りに、謎の怪人やら、10代の娘を持つ父親、殺人者といった人物に次々に変身し、役になりきって奇妙な行動を繰り返していく。

 いや~真剣つまらない。
 何が言いたいかさっぱりわからん。
 レオス・カラックスが何故評価されているかがさっぱりわからない。
 色々深読みすることもできるかもしれないが、自分はそこまでする気は全くないから。
 この映画が面白いと言えてこそ、かっこいい映画ファンなんだろうけど、自分はそこまで嘘はつけない。
 しかし、そんな中にも自分的な見所は、久しぶりのカイリー・ミノーグで、歌ってもくれるところかな。
 あと何故かゴジラの音楽が笑えた。
 何でもありか?
 
 

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2013年5月 9日 (木)

「モンスター」

Monster 海辺の田舎町にあるレストランでオーナーは絶世の美女と噂されているが、実は彼女は地元の高校に通っていたが、完全無欠な不細工で、ある事件を起こして東京に逃げ、風俗で働き整形手術を繰り返して美人になり、生まれ故 郷に戻ってきたのだった…。
 地元に帰ってきた目的は……いやまあ想像できてしまうんだけどね。
 自分はエスパーでもないし、百田尚樹の原作小説を読んでいないけど大体展開は読めてしまう。
 正直、主婦が暇で読むレディースコミックじゃないんだから…と思っていたのだが、意外にも不細工、いやこれは差別用語になってしまうので、顔が不自由な女性の苦労がこれでもかと描かれて面白い。
 確かに男もそうだけど、女子は見た目で人生の全てが決まってしまう。
 見た目よりも心が大切という説もあるが、余裕があってナンボの世界で、顔が不自由で心に余裕がある人はまずいない。
 極端な言い方をすれば、容姿がままならない=ハンディキャップでしかない。
 もし美容整形で人生が少しでも得をするならするべきだと思う。
 我慢したり、親にもらった体をとか色々言う人もいるが、まあそういう人はそれで頑張って下さいとしか言いようがない。
 男性は美人とつきあいたいだけ→はい、そうです、それが何か?
 女性だってイケメンとつきあいたいでしょ?
 そんなわけで、この映画は容姿の問題が本当に切実。
 二重瞼にするために8万円くらいかかったり、全身整形で300万円以上とか、相場がわかったし、金を工面するために風俗で働こうにも不細工なために採用されないヒロインの女として詰んだ状態が悲しい。
 だから、この映画は前半が無茶苦茶面白い。
 しかし、すっかり整形が終わった後、故郷で素性を隠して昔の知り合いと接する後半はイマイチというか極めて凡庸な展開になっている。
 この手の話で誰がヒロインを演じるかが話題になるが、高岡早紀(B87-W60-H90)というのが、微妙なラインで、やっぱり彼女の一番良かった時期って「バタアシ金魚」の頃か?
 それでも美人であることは間違いなく、特殊メイクで不細工を演じたり、久しぶりの巨乳解禁で文字通り体当たり演技。
 だけど、もうちょっと豊満な胸だったような気がするのだけど思い過ごしか?
 監督は大九明子。
 タイトルがシャーリーズ・セロンが主演の映画と同じなのが紛らわしい。
 ここらへんは、映画化にあたりもっと考えるべきだったかも。
 
 

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2013年5月 8日 (水)

「死霊のはらわた」(2013)

Evil_dead ホラーの場合、末期は何が続編でリメイクかよくわからなくなってしまう。
 しかし、どんなものでもオリジナルがあってこその、続編やリメイクである。
 「死霊のはらわた」は、これでもかというくらい惜しみなく残虐であるがそれでいてどこかユーモアがある。
 監督のサム・ライミはこの映画でマニアに注目されることになるが、どちらかというとホラー専門監督のイメージが強く、まさか彼が「スパイダーマン」を監督し、一躍一般人にも知られるようになるとは当時誰が考えただろうか?
 彼の名前を世に知らしめ、原点である「死霊のはらわた」がリメイク。
 サム・ライミとブルース・キャンベルが自ら製作なので、公認と言っていいかもしれない。
 話はオリジナルよりももっともらしくなっていて、特撮は当然昔より良くなっている。
 正直、ホラーなのにあまり怖くないのだが、自分は怖がりなのでむしろ良かった。
 それよりも、照明を含む絵作りがかなり上手いので、その意味では面白いと思う。
 オリジナル原理主義の人は否定するかもしれないが、ここ最近は「宇宙戦艦ヤマト2199」の例もあって、比較するのではなく同じテーマで別の描き方をしていると思っている。
 そう考えると、このリメイクは悪くないと思うし、むしろこんな解釈もありかなと感心してしまうのだ。
 出演はジェーン・レヴィ、シャイロー・フェルナンデス、ルー・テイラー・プッチ……と聞いても、自分はわからない人ばっかり。
 さらに監督のフェデ・アルバレスはウルグアイの人で、これが長編初監督であり、ハリウッド・デビューらしい。
 そんな新人監督起用ってどうよ?と思ったが、意外に将来何度目かの「スパイダーマン」を演出している可能性もあるかもしれない(笑)
 タイトルを「死霊のはらわた」にしているのは良かった。
 昨今だと変な副題がつくのは定番なので、この日本語タイトルは英断だと思う。
 今風のラノベっぽくすると「俺の妹がこんなに怖いわけがない」になってしまうんだろうなあ。
 
 

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2013年5月 7日 (火)

「劇場版 STEINS;GATE シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ」

Steins TVシリーズが面白かった……というか完成しているので、劇場版と言っても何をするんだ?という感じがしないわけでもないのだが、そこらへんはファンサーヴィスみたいなもんっちゅうことで。
 公開劇場が少ないためか、客入りは大変よろしい状態。
 もはやアニメは産業としてとして確立していると思ってしまう。
 話はTVシリーズの後日談というか番外編的。
 TVシリーズを見ていれば楽しいし、見ていなくてもわかるようにはなっている。
 時間ネタのSFは好きなので、これはこれで面白かったと思う。
 ただ如何せんTVシリーズにそこまでの思い入れがないので、結構軽くスルーしてしまった。
 Xbox 360用ゲームはやってないので、それをやるとまた違った感想があるのかもしれない。
 そんなわけで短め、ごめん。
 まあ、アニメだと取りあえず観にいってしまうのが、映画ファンと名乗りつつ実は隠れアニメファンの悲しきところよ。
 
 

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2013年5月 6日 (月)

「L.A. ギャング ストーリー」

La ロサンゼルスで暗躍した実在のギャング、ミッキー・コーエンと、市警の少数精鋭の極秘部隊との壮絶な抗争!
 コーエン殲滅チームは正式には記録されず非公認。
 正に死して屍拾うものなしである。
 ギャングとの戦いというと、「アンタッチャブル」と比較してしまう。
 結論から言うと「アンタッチャブル」の方が遙かに面白い。
 何故か?
 それはコーエンの組織を壊滅させるロス警察の連中があまりにもいきあたりばったりだから。
 一応、実話を元にしているらしいけど、こんな適当な奴らでどうにかなったのか?
 あくまでも実話を元にした娯楽映画と割り切るしかないんだろうなあ。
 というか、ロス警察の極秘部隊ギャングスター・スクワッドがご都合主義の固まり、いや物凄く運が良くて、コーエンの貸し切りで物凄い数の武装した連中がいるホテルに、たった数人で正面から突入とか、ハイパーありえね~状態!
 さらにはタイマン勝負とか、どんだけ少年漫画展開なのよ。
 そもそも何でもありのギャングで、敵の身元が割れたらすぐに殺されるんじゃないの?…とか色々考えてしまう。
 おそらく、B級映画のノリで観ないとダメなのだが、そういう割り切りができるような感じではなく、極めて中途半端なのだ。
 だけど、まあ上映時間が2時間以内なので、まあこんなものかといえばそれなりには楽しい。
 中学時代の自分だったら文句なしだったかもしれない。
 出演はジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ニック・ノルティ、エマ・ス トーン、ショーン・ペン。
 ショーン・ペンはノリノリというか過剰演技っぽいのが少し残念かな。
 監督は「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。
 音楽が「アンタッチャブル」っぽかったり「インセプション」みたいだったりするのもマイナス要因。
 しかし、日本版タイトルだけど、原題カタカナ読みの「ギャングスター・スクワッド」でも良かったと思う。
 

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2013年5月 5日 (日)

「戦争と一人の女」

Senso 時々、ふとエロい感じの映画が観たいと思う時が誰しもあると思う。
 しかし、ポルノ映画は抵抗があるし……というか21世紀に大都市以外で成人映画を上映している劇場は極めて少ない。
 そういう時は官能文芸ロマンという大義名分が必要だ。
 その意味では坂口安吾の同名短編の映画化というのはうってつけだ。
 それに主演が、エロだし…。
 元娼婦で飲み屋の女将をしている女は、戦争に絶望した飲んだくれた作家と同棲。
  一方、中国戦線で片腕を失った帰還兵は、焼け跡で数人の男に襲わ れている女を見て興奮し、それをきっかけに強姦殺人を繰り返す。
 こんな話だからエロ満載!……のはずなのだが、話がそんなに面白くない。
 なんか、ヘンリー塚本のFAプロのエロDVDみたいな感じだった。
 いや、脚本が荒井晴彦と中野太なので反骨精神丸出しというか、テレビ放送では気を使うような内容は面白いのだけど、タブーネタがあるのにもかかわらず、それに伴うドキドキ感がなかったりする。
 まあそれはともかく、当初の目的であるエロがあればいいか…なんだけど、主演はエロじゃなくて江口のりこだった、テへ。
 冗談はともかく、彼女は物凄く映画に出まくっているのだが、最近はドラマの「野田ともうします」がどハマリだった。
 しかし、ヘア丸出しで文字通り体当たり演技の彼女だが、あまりエロくないのが大変残念なところ。
 さらに言うと世間で言われる通り安藤サクラと似ている。
 共演は永瀬正敏、村上淳。
 監督は「アジアの純真」の脚本の井上淳一。
 エロ要員は江口だけでなく複数いるので、自分好みがどこかにいるはず。
 う~ん、これじゃエロ目当てでATGの映画観ていた頃と変わらんなあ。
 
 

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2013年5月 4日 (土)

「ラストスタンド」

Lastsyand 「エクスペンタブルズ」で顔見せをしたとはいえ、あくまで脇役。
  カルフォルニア州知事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガーの「ターミ ネーター3」以来10年ぶりとなる主演復帰第1弾が「ラストスタンド」だ。
 メキシコ国境に接する田舎町の保安官がわずかな仲間軍隊並みの兵力を持つ仲間と共に、国外逃亡を図る麻薬王に立ち向かう話で、当然シュワちゃんは保安官役だ。
 ちなみにラストスタンドは、国境沿いにあるガソリンスタンドというわけではなく、最後の砦という意味。
 正直、シュワちゃん主演復帰第1作目と言うので、物凄く期待してしまうのだが、実は意外に地味。
 宇宙人やロボットが出てきたり、世界を救うような話ではない。
 だけど、面白い!
 もちろん、いくらスピードが速い車でも国境まで逃げるのは無理だろ!とか色々ツッコミ所はあるし、保安官と仲間たちが知恵を絞って戦うかというと、意外に何も考えてない。
 雰囲気的にはハワード・ホークスの西部劇と1970年代のカーアクション映画を混ぜて21世紀に復活させたような感じで、今だからこそ新鮮で面白く感じるのかもしれない。
 そういえば昔の2本立て映画にこんな感じの映画があったと思うし、映画会社もそれを意識してなのかどうかはわからないが、懐かしい雰囲気のポスターを作っているのが嬉しい。
 監督は「グッド・バッド・ウィ アード」や「悪魔を見た」のキム・ジウン。
 これがハリウッド進出第1作となるらしい。
 個人的にはシュワちゃんが復活してくれるだけで感無量なのだが、さすがに60歳を回ったので、「コマンドー」のようなガチムチアクションを期待できない。
 それでもチャック・ノリスのように、今はええ感じで脂が抜けて活躍しているような感じだったらいいと思ってしまう。
 アメリカでは大コケだし、日本でも客入りが微妙っぽいが、だからといって安直にターミネーター・シリーズに復活とかは嬉しい反面やめてほしい。
 

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2013年5月 3日 (金)

「AURA~魔竜院光牙最後の闘い~」

Aura 実は田中ロミオの原作を全く知らなかったどころか、その存在を全く知らなかった。
 予告編以外の知識を全く持たずに本編を観にいった。
 いや~予告編にすっかり騙された。
 ファンタジーだと思いこんでいたし、実際、冒頭部分はそんな感じが出ていたので、正直、よくあるラノベ系ファンタジーかと思っていた。
 ところがどっこい(←死語)中二病を治し、普通の男子高校生として学校に通っている少年が、自称魔女の中二病全開の妄想少女に振り回される……という話だった。
 こ、これは痛い!あまりにも痛すぎる。
 最近、いわゆる中二病をネタにした作品が多い。
 比較的明るいラブコメだった「中二病でも恋がしたい」のまさにダークサイドを描いている。
 というか、両作品とも似ている…と言うのは野暮か。
 最後はちょっとやりすぎ感(1人でどうやって?)もあるのだが、痛いながらも面白い。
 原作を知らないので展開が読めずに気になった。
 誰しも中二病を大なり小なり抱えているので、緊張感と緊迫感が普通のアクションやホラー映画よりあるのかも。
 ただエンドロールは静止画ではなく動きが欲しかった。
 
 

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2013年5月 2日 (木)

「ジャッキー・コーガン」

Killing_them_softly いや~もう真剣つまらない。
 ブラッド・ピットが殺し屋を演じると聞くと、多くの人は彼が大活躍するアクション物だと思ってしまうだろう。
 ところが、アクションはほとんどない。
 いや実はブラピが出てくる前の賭博所に強盗が入るところまでは、それなりに緊張感と緊迫感があったのだけど、その後にブラピの扮する殺し屋が出てきたら、滅茶苦茶つまらなくなって再浮上することなく終わり。
 じゃあ、アクションもないし、何やっているの?…と聞かれたら、ただ喋っているだけなのである。
 延々と会話しているだけなのである。
 それも比較的ど~でもええ話ばっかである。
 組織の金を強奪した犯人を始末するために雇われた凄腕の殺し屋ジャッキー・コーガンの華麗な仕事ぶりを期待すると脱臼するくらい肩透かし状態!
 そりゃあ、勘違いして観にいく方が悪いっちゃあ悪いに決まっているのだけど、上映中にどよ~んとした空気が漂っているのがひしひし感じてしまう。
 若い女の子なんか、ブラピ目当てで来ていると思われるのに、これは結構きつくね?
 監督は前にブラピと「ジェシー・ジェームズの暗殺」で組んだア ンドリュー・ドミニク。
 2人は友達なの?
 上映時間が短いのが救いだ。
 
 

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2013年5月 1日 (水)

「藁の楯 わらのたて」

Waratate_2 孫娘を殺された富豪によってその首に10億円の懸賞金がかけられた凶悪犯。
 身の危険を感じて自主してきた彼を護送するSP。
 果たして全国民を敵に回して、凶悪犯を守りきることができるのか?
 守る価値があるのか?

 大変面白い!
 原作は木内一裕の小説らしいが自分は未読。
 というか、彼の作品は「ビー・バップ・ハイスクール」しか読んでいない。
 とにかく作品の構造がうまくできていて、10億円は誰にでもチャンスがあり、普通の人の生涯賃金を軽く越える金額なのである。
 さらに未遂でも1億円とかもらえてしまう。
 そうなると、警察官でも退職してでも彼を殺そうかなと思ってしまう。
 つまり国民だけでなく、彼らからを食い止めるはずの警官でさえも、武器を持った殺し屋になる可能性が極めて高いのだ。
 それでも犯人護送という任務を忠実に遂行するSPなのだが、命をかけて守る相手が、8年前に少女を殺害し服役して出所してまたもや少女を殺害する徹底したクズ野郎という虚しさ。
 全てにおいて相反する状況が緊張感と緊迫感を生んでいる。
 上映時間は比較的長い方なのに、全くそれを感じさせない。
 出演はSP役に大沢たかお、松嶋菜々子(B84-w59-H88)。
 松嶋はこれでもかというくらい見事に劣化したおばさんになっていたが、これは役作りだと信じたい。
 しかし、何よりもキャラが立ちまくりだったのが犯人役の藤原竜也で、徹底したクズっぷりの犯人を演じきっている。
 とにかく悪いことをしている自覚が全くなく、10億円もらわなくても殺したいと思わせるところが凄く、自分がSPだったらこんな奴を命を懸けたくないと思ってしまう。
 「十三人の刺客」でもそうだが、悪役が徹底して悪いと、話は面白い。
 監督はその「十三人の刺客」の三池崇史。
 多少のツッコミ所はあるのだが、勢いがあるので観ている最中は全く気にならない。
 日本映画では珍しく徹底した娯楽作品なので必見!
 

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