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2013年4月24日 (水)

「カルテット!人生のオペラハウス」

Quartet 元音楽家たちが暮らす老人ホームが経営難のため、存続するためのコンサートの準備をしていた。
 ホームに住むレジー、シシー、ウィルフのところへ、かつてのカルテット仲間だったものの、しこってやめたプリマドンナのジーンがやってくる。
 昔のこととはいえ、心穏やかになれない4人。
 さらにジーンは過去の栄光を引きずり、歌うことをやめていた。
 果たして彼らはコンサートを成功させることができるか?……という話で、老人ホームが舞台で老人が主役であるためか、出演者の平均年齢がやたら高いというか、ジジババばっかりである。
 おそらく高年齢は「デンデラ」といい勝負。
 何しろマギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズが登場している時点で、絶対に若いとはいえない。
 実はこの映画の最大の話題はダスティン・ホフマンの初監督作品なのかもしれない。
 彼が今まで映画を監督していないのが意外だった。
 老人ホームを舞台にした密室劇みたいなもので、そもそも芸術家ばかりの老人ホームってあるのか?と思うのだが、無理矢理な設定っぽいけど、海外にはあるかもしれないし、「潜水服は蝶の夢を見る」「戦場のピアニスト」の脚本のロナルド・ハーウッドによる原作戯曲をもとにしているので、そこを色々考えるのは野暮かもしれない。
 ダスティン・ホフマンが監督なので観にいったのだが、目に見えて凄い演出があるわけではなく、手堅くまとめた感じだった。
 映画を観て感じたのは、年とっても人間そうそう気持ちは変わるものではないんだろうなあということだ。
 エンドロールで一線で活躍した人達の今と若い時の写真が出てくるのだが、今やジジババでも若い時はかっこよく、年を取るとは何か考えさせられた。
 しかし、原題がそうであるとはいえ、カルテットのタイトルの映画多すぎ!
 昨今、似たようなタイトルは不利だし、それに伴う副題がやたらと長くなるのも何だかなあ。
 
 

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» 『カルテット!人生のオペラハウス』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「カルテット!人生のオペラハウス」 □監督 ダスティン・ホフマン□脚本・原作 ロナルド・ハーウッド□キャスト マギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリーウィル、ポーリーン・コリンズ、マイケル・ガンボン■鑑賞日 4月21日...... [続きを読む]

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