「チョコレート・ガール バッド・アス!!」
前から言っているが、自分はアクション映画が好きだ。
その中でも生身で殴り合い蹴り合いをしているような映画が好きだ。
人間の華麗な動きはそれだけでも価値があると思っている。
だからこそ、カンフー映画に出ていた頃のジャッキー・チェンの映画は無条件で観に行っていた。
ジャッキー映画に限らず、昔の香港映画はアクションに気合いが入っていた。
しかし、昨今はCGやワイヤーを使った映画がメインになっている。
そういう時代だから仕方ないのだが、やっぱり話が単純でも生身のアクションが観たい。
もしくはそれっぽく見えればOK!
タイ映画は正にそれだ。
ドニー・ジャーの映画は、いつかなくした夢がそこにだけ生きてる~というキャプテン・ハーロックの終わりの歌を地でいくような生身のアクションだ。
しかし、人間は欲深い生き物で、できれば全盛期のミシェル・ヨーのような女性のアクション映画も観たいと思っている。
そんな要望に応えてか、「チョコレート・ソルジャー」の登場!
主演のジャージャーは子供ながら大人顔負けのアクションを見せている。
ちったあ、「カンフーくん」も見習えよ。
そのジャージャーの映画が久し振りに日本で公開となれば地の果てまで行っても観にいってしまう。
この映画は、どんなものでも届けるフリーランスのバイクメッセンジャーが、何者かの襲撃 に遭い、預かった荷物を奪われてしまい、7日以内に奪われた荷物を取り戻さなければならないため奔走するというもの。
見所は当然、自転車を使ったアクロバティックなアクションだ。
自転車アクションは程良く肉体勝負でスピード感もあるため、映画のネタにされることが多いのは言うまでもない。
その中でも「プロジェクトA」は今更説明するまでもなく大傑作だ。
当然、これを越えるか、同等のレベルでなくてはならない。
と、過剰な期待をしていたら、実はアクションがメインでなく、ユル~いコメディの中にアクションが入っているという程度だった。
いや、それなりに迫力はあるのだが、「チョコレート・ソルジャー」のような緊迫感もないので、イマイチ乗れないのだ。
まあそれがある意味、懐かしの香港喜劇テイストと言えば納得できてしまうんだけどね。
ジャージャーはすっかり成長して年頃の娘になっているのだが、蒼井優(B80-W60-H88)のパチモンみたいな感じで思った以上にかわいくないのが悲しいところだ(蒼井優がブスというわけではない)
監督はタイの大御所コメディアンらしいが、そんなの知るわけないよ。
タイトルに「チョコレート」とあるけど、「チョコレート・ソルジャー」とは全く関係がなく、スティーヴン・セガール映画に何でも「沈黙の」とついているようなものだ。
ここらへんは映画会社のセンスがないのか、ここまでお膳立てしないとダメな観客がバカなのかどっちだ?
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