「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」
若い時の苦労は金を払ってでもしろとか、若いうちに旅をしろとか色々言われるが、実際は苦労は金を払っても避けたいし、若い時は金がないので旅はできない。
じゃあ、年とったらどうなんだ?と言われると金はあるが体力がないという状態。
つまりどちらにしても無理だと言うことだな。
せめて映画で世界を旅している気分になれれば…。
実は映画を観る理由の一つがそれで、その意味では007シリーズは正にうってつけだ。
この映画はナオト・インティライミが、旅先で出会った音楽や人々との交流に密着したドキュメンタリーだ。
実は自分はナオト・インティライミが何者か全く知らない。
だけど、冒頭で何者かをきちんと説明してくれたので安心だ。
彼がエチオピアやコロンビア、カリブ海に行って現地の人、もしくはご当地アーティストと交流をする。
旅先では現地に馴染まなければならない…らしいのだが、馴染むと言うより、無理矢理割り込んでいるような感じ。(
これを自由な生き方というのかどうかは疑問だが、人によっては同じようなことをやってたら絶対に嫌がられるっつうの。(ファンの人、すいません)
ところが、この人の場合、何となく許されてしまう。
いや、もっというと微笑ましくさえ感じる。
これって人柄ってやつか?
一応、映画としては、ドキュメンタリーなのに音質が物凄く良くて、現場音も非常に聞きやすいのは良いと思う。
監督は、「モテキ」の編集で、これが劇場公開初作品の石田雄介。
ファンは当然だけど、そうでなくても観て面白いと思う。
やっぱり奥崎謙三を例に上げるまでもなく、キャラが立ってるとドキュメンタリーは面白い。
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