「ルビー・スパークス」
天才と騒がれ若くして華々しいデビューを飾った小説家が、理想の女性をヒロインにした小説を書いていると、突然、現実の世界で 彼の前に彼女が現れる。
なんと、彼女は小説家が書いた通りの行動をするのだった…。
どんだけ中二病設定なんだよ!!!(笑)
今時、こんな話、少年誌だってボツになるよ。
だけど、「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファ
リスが監督だと知ると、頭の悪そうな少年漫画のような話でも期待してしまう。
主人公も最初は理想の彼女が来たと思って大喜び!
ところが、元々そんなに人付き合いがうまくない方なので、せっかくの彼女も距離が離れていってしまいそうになる。
そうなると、タイプライターで話を自分の都合のいいように書き換えていく…という感じ。
正に想定範囲内の展開。
あれれ、もっと面白くならないの?
そんな予定調和の話展開でいいの?
まさか、最後はこんなオチだったらいやだな。
ところが色々な意味で全く予想を裏切らなかった。
う~ん、イマイチ。
いや、面白くないわけではなく手堅いのだけど、もうちょっと何かあっても良かったような。
主演は「リトル・ミス・サンシャイン」のポール・ダノ。
彼はイケメンだけどメガネをかけて、アメリカ版のび太君みたいな感じ。
こういう場合、主人公の男なんかどうでも良くて、ヒロインが極めて重要なのである。
そんなわけで、中二病の理想を具体化したようなヒロインを演じるのはゾーイ・カザン。
エリア・カザンの孫娘だそうだが、そんなのどうでもええわ。
彼女が大変微妙で、美人のはずなのに、あまりそうは見えないのが残念である。
もちろん、人それぞれなので楽しめた人はいるだろうし、それはうらやましい。
自分的には似たような話だったら「ときめきサイエンス」の方が面白いと思ってしまう。
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