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2013年4月 3日 (水)

「ルビー・スパークス」

Ruby_sparks 天才と騒がれ若くして華々しいデビューを飾った小説家が、理想の女性をヒロインにした小説を書いていると、突然、現実の世界で 彼の前に彼女が現れる。
 なんと、彼女は小説家が書いた通りの行動をするのだった…。

 どんだけ中二病設定なんだよ!!!(笑)
 今時、こんな話、少年誌だってボツになるよ。
 だけど、「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファ
リスが監督だと知ると、頭の悪そうな少年漫画のような話でも期待してしまう。
 主人公も最初は理想の彼女が来たと思って大喜び!
 ところが、元々そんなに人付き合いがうまくない方なので、せっかくの彼女も距離が離れていってしまいそうになる。
 そうなると、タイプライターで話を自分の都合のいいように書き換えていく…という感じ。
 正に想定範囲内の展開。
 あれれ、もっと面白くならないの?
 そんな予定調和の話展開でいいの?
 まさか、最後はこんなオチだったらいやだな。
 ところが色々な意味で全く予想を裏切らなかった。
 う~ん、イマイチ。
 いや、面白くないわけではなく手堅いのだけど、もうちょっと何かあっても良かったような。
 主演は「リトル・ミス・サンシャイン」のポール・ダノ。
 彼はイケメンだけどメガネをかけて、アメリカ版のび太君みたいな感じ。
 こういう場合、主人公の男なんかどうでも良くて、ヒロインが極めて重要なのである。
 そんなわけで、中二病の理想を具体化したようなヒロインを演じるのはゾーイ・カザン。
 エリア・カザンの孫娘だそうだが、そんなのどうでもええわ。
 彼女が大変微妙で、美人のはずなのに、あまりそうは見えないのが残念である。
 もちろん、人それぞれなので楽しめた人はいるだろうし、それはうらやましい。
 自分的には似たような話だったら「ときめきサイエンス」の方が面白いと思ってしまう。
 
 

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