「リンカーン」
スティーヴン・スピルバーグが、リンカーンの映画を監督すると聞いたので楽しみにしていたら、車のリンカーンを事務所にしている弁護士だったり、昼は大統領で夜はヴァンパイア退治したり、リンカーンネタ多すぎ。
やっと公開に至ったけど、アカデミー賞で盛り上がったのもすっかり冷めてからだよ。
リンカーンの話でも生い立ちを描く伝記映画ではなくて、奴隷制度の撤廃を定めた合衆国憲法修正第13条の成立までを中心としたものとなっている。
もちろん、史実なので結果はわかっている。
いかに、奴隷制度が撤廃までを緊迫感を持って描かれるかが制作サイドの腕の見せ所だ。
う~ん、結果的に言うとあまり面白くない。
いや、スピルバーグなので、確実な演出なのである。
実は「プライベート・ライアン」ばりに、人が死にまくる南北戦争をするのかなと思いきや、基本的に話あったり、会議したりしているだけなのである。
それでも緊迫感があったりするのでOKなんだけど、根本的にアメリカの歴史、もしくは文化を実感しないと実感がないというか、イマイチわかりにくい。
まあ、確かに日本人で、曾祖父さんがアフリカから連れてこられた奴隷って、あまりというかほとんどいないしね。
これはもう文化の違いが大きく影響すると思う。
リンカーンを演じるのダニエル・デイ=ルイスは、もうノリノリの演技で、アカデミー主演男優賞ももらってしまうことも納得!
でもそれ以上にトミー・リー・ジョーンズの方が泣かせるキャラだった。
しかし、サリー・フィールドがあれほど老けてしまったとは…。
« 「HK/変態仮面」 | トップページ | 「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント