「オズ はじまりの戦い」
日本人には、ジュディ・ガーランド主演の名作ミュージカル映画が有名というか、それ以外は知らない人が多い「オズの魔法使い」。
しかし、海外では誰しも知っているシリーズらしく、手を変え品を変え映像化されている。
おそらく、挑戦したい古典の一つかもしれない。
今回の映画化は、ドロシーが来る前の話となっている。
オズはいかにして魔法使いになったのか?
正に「オズ ビギンズ」と言った感じなのである。
お調子者でいきあたりばったり、傲慢だが、どこか憎めない奇術師オズ。
彼が迷いこんだ不思議な世界で、たまたま名前が同じだということで、伝説の魔法使いに祭り上げられ、魔女と戦うことになる。
う~ん、面白くないというか普通。
基本的に自分がファンタジーが好きでないことを差し引いても極めて微妙。
いや、確かに物凄く映像は凝っていて、最初の現実世界はモノクロスタンダード。
不思議な世界に入るとカラーでシネスコになるというのは、懐かしのワープディメンション方式でOK。
カラーも昔懐かしい色調という徹底ぶり。
話も後に繋がるだろうネタも散りばめてある。
だけど、主人公のオズが動くきっかけ作りが微妙であり、切羽詰まった何が何でもの度合いが感じられないのだ。
何かユルい話展開で残念。
それでも陶器の少女が出てきてからは面白くなってくる。
というか、彼女のキャラが立ちまくりだからで、唯一の萌えキャラってわけやね。
出演は「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコ、共演にミラ・クニス、レイチェル・ワイズ、ミシェル・ウィリアムズ。
監督はスパイダーマン・シリーズのサム・ライミ。
続編もできそうだが、ディズニーとしてはやりたいのは、原作の忠実な映画化だろうなあ。
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