「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」
最近、ふと思うのは人生は意外に短く、何をやるにしても適齢期があるということだ。
いくら志望校に入りたいからといっていつまでも浪人している場合じゃないし、就職だっていつでもできるわけでもない。
そういえば「モテキ」でどれだけ寿命が延びても子供の産める年齢は変わらないみたいな話があったのに妙に納得してしまった。
男女平等とはいいながらも、男と女は根本的に違う生き物であり、それぞれの役割が違うのだ。
この映画の原作である益田ミリの漫画は図書館で借りて読んだが、リアルすぎて読後は気分がブルーに。
あの絵であれだけインパクトがあるので、映画になるともっと生々しくなるんだろうなあ…と考えながら劇場に観にいった。
すーちゃん、まいちゃん、さわ子さんは、バイト時代に知り合って10年以上つきあいをしている。
すーちゃんはカフェで働き、職場のマネージャーに淡い恋心を抱いている。
まいちゃんは、会社でバリバリ働くOLだが、上司と後輩に挟まれストレスがたまり、妻子持ちとの男と不倫で行き詰まり状態。
さわ子さんは、在宅勤務の傍ら、祖母を介護する母を手伝い、自由な時間があまりない。
それでも3人は集まっては、時間をやりくってピクニックや鍋を楽しんだりしている。
やがて3人にも色々な転機が訪れつつある…というのが大筋で、原作のエピソードを色々つっこんで1本にまとめている。
確かに女のいやなところや、したたかなところ、年を取ればとる程に価値がなくなっていること等、普通ならあえて指摘しないところを指摘している。
結婚するにあたって、女性に子供が産める体かどうかを確認してこいと言っている男(とその家族)は、実際によくあることである。
何故か男性は絶対に問題ないと思いこんでいるのだ。
確かに、子供が産めなかったら結婚しないのか?、男の方に問題があったらどうするのか?…等指摘されたらその通りであるのに、何故かそこらへんは不問で女性の問題に集中しがちだ。
女性は見た目や若さで価値が大きく変わってくる。
それは紛れもない事実であり、避けることはできない。
さらに老人介護も意外に避けられない。
これは予想以上に負担がかかってくるのだ。
この手の話ばっかりなので、実写はかなり生々しくなると思いきや、そうならない。
何故なら、すーちゃんを柴咲コウ(B76-W58-H83)、まいちゃんを真木よう子(B83-W59-H83)、さわ子さんを寺島しのぶ(B80-W60-H83)が演じている。
この3人なら普通に美人じゃん。
さらに真木よう子なんか巨乳だし、どちらかというと勝ち組であまり説得力がない。
まあ、映画だからそれなりに夢の要素も入っていないとダメなのはわかるのだけどね。
監督は「人生、いろど り」の御法川修。
原作はこの映画の後もあるのだけど、さらに気分がブルーになりそう。
その意味では映画はそれなりにまとめてるから良いと思うんだけどな。
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