「ジャックと天空の巨人」
ここ最近のハリウッド映画は童話やおとぎ話をネタにしているものが多い。
もちろん、そのまんま映画化されたら面白くも何ともないのだが、そこは元ネタをベースに色々話を膨らませている。
まあそこが制作側の腕の見せ所というわけやね。
この映画は「ジャックと豆の木」をVFXテンコ盛りの3D映画にしている。
雲の上の巨人も1人ではなく物凄い数がいて、それらが地上に来る前に豆の木を切り倒して終わりかと思いきや、地上に降りてきて暴れまくる。
「ジャックと豆の木」の映画化だからといって、親子連れで行くと大変!
何故なら出てくる巨人は人を食うのだ。
巨人が「ジュラシック・パーク」の恐竜みたいに迫ってくる。
かつては普通に人食い人種というのが映画には出てきたものだが、まさか21世紀になってこういう形で復活するとは思わなかった。
直接の描写は避けているものの、かなり怖く、子供によってはトラウマになってしまうこと間違いなし。
もっと言えば豆も成長の仕方も迫力というより、災害に近い怖さを感じた。
しかし、それを含めても大変面白い!
逆に子供向きだと思って観ないと逆に損をする。
大人も子供も楽しめるっとは正にこの映画のことなのだ。
監督は「スーパーマン リターンズ」「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。
何故彼が?と思ってしまうが、彼だからこその面白さもあるのかもしれない。
出演はニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン、ユアン・マクレガー。
日本では「進撃の巨人」の映画化が決まっているが、必ずこの映画と比較されることになるのは間違いない。
制作スタッフは辛いと思うが、ここはお手並み拝見っつうことで。
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