「キャビン」
人里離れた山小屋に、頭の悪そうな男女がやってきて、恐怖に見舞われる。
ホラー映画のお約束、いわゆる「バカがキャンプにやってくる」ってやつだ。
ホラー映画のいくつかある設定の定番ネタである。
ところが、この映画は、そのお約束を逆手に取っている。
男女5人の大学生が山奥に建つ古ぼけた小さな別荘にやってきて、ハメをはずしまくり!
夜に地下室の入り口を見つけて入ると、殺人鬼が綴った思われる日記を発見。
調子こいて、そこに書かれてあった復活の呪文を読み上げてしまう……なんてベタな展開!
ところが、そこらへんはいわゆる前振りにしかすぎなくて、その後が予想にしない展開になっていく。
予告編だと5人の男女は監視されている。
そんなのジム・キャリーの映画で似たような話あったし…と余裕ぶっこいていたら、もう何でもありの展開になってしまった。
♪変と変を合わせてもっと変にしましょ~…という「うる星やつら」の歌がピッタリなのである。
ホラー映画大好きな人は嬉し泣き間違いなし!
まさにホラー版アベンジャーズだと言っていいかもしれない。
うまいこと言っているつもりだったが、調べたら脚本に「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが監督と共同で脚本を執筆していた。
で、その監督は「クローバーフィールド/HAKAISHA」や「LOST」の脚本のドリュー・ゴダード。
出演はクリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、クリステン・コノリー、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズなのだが、一番の注目でサプライズは、…いや、言うまい。
しかし、残念なのは見せすぎる予告編で、このセンスのない編集はいかんともしがたい。
まあ、見てのお楽しみなのだけど、そこに持って行く予告編としては苦肉の策かな。
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