「横道世之介」
2013年の日本映画ベストテン、当確キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
1980年代、九州から大学進学のために上京した横道世之介が、同級生と友情を育んだり、年上の女性に片想いしたり、金持ちのお嬢様との淡い恋とかを描いた青春映画。
普通、映画って色々ドラマがあったりして盛り上がったりするのだけど、この映画に関しては映画的盛り上がりはほとんどない。
極めて淡々と進んでいく。
まあ、普通に暮らしていたらそんなに盛り沢山じゃないのは十分わかっている。
この映画は、どちらかといえば、極めて〈普通の〉青春映画なのだ。
ところが、これが物凄く面白く、見ていて懐かしく胸詰まるものがある。
2時間40分という上映時間が観にいくのを躊躇わせたが、全く長さを感じさせなかった。
間の取り方とか話の展開が絶妙で、最後まで飽きさせない。
淡々と綴られる何気ない出来事が将来に大きく影響を与えていくのが、あまりにもリアルだった。
人生って意外にそんなものなのだ。
恋愛も大学時代の器用でないけど、自分なりに一生懸命というのが、どんなお洒落なトレンディドラマよりも面白くドキドキした。
また、この手の過去の青春物は、その時代を表現する時はいかにもな感じの時事ネタを入れるが、この映画の場合、身近などうでもいいけど、何となく言われてみれば思い出すようなネタなので、当時を知っている人はどっぷりと浸ることができるかもしれない。
出演は高良健吾、吉高由里子(B85-W63-H88)……って「蛇にピアス」のコンビ再びじゃないっすか。
しかし、何よりも吉高が滅茶苦茶かわいい!!!
いやまさに殺人的とはこのことですよ。
監督は「南極料理人」「キツツキと雨」の沖田修一。
1980年代を描いた青春映画の傑作!
当時を知っている人は必見だし、そうでなくてもお父さんやお母さんの青春時代を知るのもいいかも。
携帯電話もネットもなかった時代だけど、それでも生きてたんだよなあ。
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コメント
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貴方がソコまで褒めるなら観チェーす!…ンでも、最近懐古モノつか、我々の青春?時代物に弱いネ~…歳くっちゃたニャー(*_*)
投稿: nt1941 | 2013年5月30日 (木) 21時08分