「プラチナデータ」
全国民のDNAデータを極秘に採取し、DNA捜査による検挙率100%、冤罪率0%の社会を実現しようとしていた近い将来の日本を舞台に、自ら作り上げたシステムにより殺人事件の犯人となった天才科学者と、現場叩き上げの刑事による逃亡・追跡劇!!
一応、ミステリーなので細かく言うのはやめるが、それでも予告篇が話の肝となるところを見せているので、完全なネタバレでないとはいえ、人によっては観にいく気がなくなって逆効果かも。
東野圭吾の原作小説がどうなっているかは読んでいないのでわからないけど、とりあえず映画の方は名探偵コナンと同じ感覚で観るのが正解。
色々ツッコミ所はあるのだけど、それを含めて楽しむのが良い。
DNAデータも外国人はどうするの?とか、物凄い監視システムの割りには意外に簡単に逃げてしまえたり、すっかり食傷気味の警察や政治家の上層部の陰謀めいたものとか、盛り沢山の割りには若干うまく処理しきれていないような感じ。
しかし、そこは主演である二宮和也のスター映画として考えれば些細なことにすぎない。
芸達者な彼の色々な表情を見る分には、これ程良くできた映画もないと思う。
監督は「るろうに剣心」の大友啓史。
サクッと観ている分には面白いのだけど、上映時間は2時間以内にするべきだったかなあ。
エンドロールは歌を丸々1曲入れたからなんだけど、ちょっと長すぎ。
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