「アニメミライ2013」
「アニメミライ」とは、2010年度から始まった文化庁若手アニメーター育成プロジェクトで、国内のアニメ制作プロダクションからオリジナルアニメ企画を公募し、選考された4社が若手アニメーターを起用して短編アニメーションを制作するものらしい。
一見夢があるようで実は労働条件が最悪と言われているアニメーター。
育成も大切だが、労働環境を改善するのが最優先だと思っている、現場のアニメーターもいるかもしれない。
そんなわけで(どんなわけだか)2013年は、ゴンゾ、ゼクシズ、マッドハウス、トリガーの4社が作品を発表している。
え~ジブリはないの?と思っている人もいるかもしれないが、ジブリなんか育成しなくても優秀なアニメーターなんかわんさかいるでしょ。
ところが、アニメ大好きであるはずの自分だが、ゴンゾとマッッドハウスしか知らなかった。
ゼクシズって結婚の何か?…ってそれはゼクシィやね。
そんなわけで、4作品の感想
「龍 RYO」 (アニメーション制作:ゴンゾ)
幕末に生きる少年剣士の物語。
坂本竜馬ネタはさすがに食傷気味だけど面白い!
実は物凄い話展開になるんだろうなあと思わせるけど寸止め状態が辛い。
「アルヴ・レズル」( アニメーション制作:ゼクシズ)
ネットワーク社会が発達した世界で、ある事件で意識が入れ替わった人の話。
盛り込みすぎて、消化不良な感じ。
「デスビリヤード」(アニメーション制作:マッドハウス)
老人と若者の命をかけたビリヤード対決!!
短いながらも登場人物がどんな人物かを描ききり、先の読めない手に汗握る展開。
これが一番面白かった。
「リトル ウィッチ アカデミア」( トリガー)
魔法学園ファンタジー。
まあ定番といえば、定番だけど「まどマギ」を出すまでもなく、魔法少女物も何でもありの設定はなくなり、魔法のある世界の約束事はあってリアル。
どちらかというと、TVシリーズのためのパイロット版みたいな感じだけど、これが放送決定したら見ると思う。
上映時間4本とも約30分くらい。
それ故なのか、まとめきれていないというか消化不良になっている。
これが戦略なのかどうかはわからないが、昨今流行のとりあえず風呂敷だけ広げて終わりの傾向は、こういうところにも出てきているかもしれない。
そう考えるとマッドハウスはかなりうまくまとめていたと思う。
しかし、これのどこがアニメーター育成プロジェクトなのか、さっぱりわからない。
本来のテーマがもっとわからないとダメだと思うけど、それは自分が素人だからわからないだけ?
いずれにしろ主旨はともかく、意外な拾いものがあるかもしれないので、今後も続けてほしい。
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