「R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私」
お笑い芸人でスタートした竹中直人だが、いつのまにか性格俳優になって、今やすっかり映画監督だ。
そうはいいながらも、ここ最近の彼の仕事は長ぐつをはいた猫の吹替くらいしか思いつかず、監督って何やってたかな?と思ったら真剣しょうもない「山形スクリーム」だった。
久しぶりの監督作品は自分自身で身体を縛る自爆にハマった女性の話だ。
原作は「女に よる女のためのR-18文学賞」の大賞に輝く、蛭田亜紗子の小説らしいが、自分は未読だ。
ヒロインは大学時代に自縛”の世界を知るのだが、恋人に見つかりフラれてしまう。
それがきっかけで、自縛趣味を封印していたが、就職後、連日の残業や人間関係のストレスで自縛を再開!
ブログで知り合った女装自縛マニアの中年男とメル友になり、自室だけだったのが、外に出たり、どんどんエスカレートしていくようになる…。
まあ趣味は人それぞれなので、共感はできなくても否定はしない。
スカトロはさすがにどうかと思うが、自分を巻き込まなければやってもらってOK!
身体を縛るのは団鬼六先生のSMの中だけで、誰かに縛られるものだと思っていたが、自分で自分を縛るのは奥が深い…というかかなりテクニックがいるみたいだ。
自分は自縛は全く興味はないのだが、この映画で色々知ることができた。
その意味では大変ためになるのだが、映画としてみると極めて微妙で、竹中直人も色々試行錯誤しているみたいな感じだが、「無能の人」や「東京日和」のような独自の世界観は感じられない。
むしろ、自縛という特殊なことだけの出オチ的な感じがしてしまうのが残念。
主演は平田薫(B82-W58-H82)。
う~ん、ちょっと貧乳すぎ。
やっぱり縛るならシネマジック時代の菊池えり(B94-W60-H86)くらいがいいな。
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コメント
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この作品は閉塞感を楽しむのかな?
なんていろいろ頭の中で考えていたんですけど、
結論出ず・・・。こういう趣味の人、居てもおかしくないよね、
ってことですね。
映画化関連で、ほかにも批評してるサイトがありますが、
↓のは辛辣でした。
http://www.birthday-energy.co.jp/
「次の展望が見えない、明るさが欲しい」とか。
あかるい作品、出てくるんでしょうか
投稿: かなえ | 2013年2月10日 (日) 16時25分