「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」
おそらく映画のデジタル化で一番恩恵を受けているのはドキュメンタリー映画かもしれない。
ビデオ撮影とビデオ上映ができるのは、フィルムに比べたら遙かに経費が安い。
そのせいか、ここ最近はドキュメンタリー映画の上映を観るチャンスが多い。
この映画は元「ヴォーグ」の編集長ダイアナ・ヴリーランドの足跡を辿るドキュメンタリーで、生前のインタビューや関係者の証言で成り立っている。
どうやら「ヴォーグ」というのは、かなりカリスマ的ファッション雑誌らしい。
美容院にはあるけど、重いし内容が面白くないので「女性自身」に負けていると思っていた自分にはちょっと意外だ。
ファッション誌の編集をしているからといって美人ではない。
彼女は本人の母親が言うとおりお世辞にも美人とは言えない。
ただ発想というか考え方が当時としては斬新的で、だからこそこういうドキュメンタリーのネタになるんだろうなあ。
監督は彼女の孫の嫁である女性監督リサ・インモルディーノ・ヴリーランド。
ドキュメンタリーとしては目新しい技法はないのだが、風俗(いやらしい意味のではない)の歴史を知る上では興味深い。
« 「ジャッジ・ドレッド」 | トップページ | 「世界にひとつのプレイブック」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント