「しあわせカモン」
薬物中毒の母親と息子。
母親は水商売と入院を繰り返し、息子は当然グレてしまう。
なんじゃ、こりゃ…と思っていたが、そうこうしているうちに息子はシンガーソングライターになってしまう。
実は自分が何の情報も入れずに観にいっただけで、実は岩手出 身のシンガーソングライター、松本哲也の体験をベースにした母子の話だったらしい。
さらにいうと「お蔵出し映画祭2011」に出品され、グランプリ作品らしい。
いわゆるご当地映画なのだ。
母親の息子への愛情と聞けば何となくかっこいいが、結局、ドキュン親であることは変わりない。
やっぱり親の子供への教育は大切だなと思ってしまう。
この映画の惜しいところは、母と息子を状況を羅列しているだけだからで、確かに色々事件があったり転機はあるのだが、メリハリがないので盛り上がらないのだ。
そのため、実話をモデルにしても、息子がミュージシャンになっても物凄く調子のいい話に思えてくる。
唯一の救いは母親を演じる鈴木砂羽(B88-W59-H87)の存在かな。
息子役の石垣佑磨は「宇宙刑事 ギャバン THE MOVIE」の主演だが、制作当時はそれより前の話である。
監督は中村大哉。
しかし、何よりも驚いたのは、お父さん達が中学時代にお世話になった風祭ゆき(B80-W56-H84←1981年当時)が出演していることだろう。
個人的には沢田亜矢子の老けっぷりに驚いた。
「ルックルックこんにちは」の時は若かったのにな…ってあたりまえか。
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