「二郎は鮨の夢を見る」
昔は寿司は滅多に食べることができなかった。
幸いなことにコンビニや回転寿司が出てきたので気楽に食べることができるようになった。
しかし、店で食べるのはハードルが高い。
良くてランチくらいだ。
カウンターに座っておまかせとかはまだまだ無理無理。
この映画は、わずか10席の店である「すきやばし次郎」店主・小野二郎を追いかけたドキュメンタリーだ。
たまにはカウンターで食べたいと思っている自分だが、ここの店はそんな儚い夢さえも無惨に打ち砕いてしまう。
何故ならメニューは一通りの握りのみで、お値段は3万円から。
よ~く聞いて下さいよ。
3万円じゃなくて、3万円から。
さらに予約は1ヶ月前から。
実質食べている時間は15分程度。
風俗よりもかなり高いレートである。
これがミシュランの3つ星の店なのだ。
鮨職人として果てない道を極め続ける小野二郎と、その父親を超えようと切磋琢磨する2人の息子。
プロフェッショナル魂とは正にこのことである。
しかし、小野二郎 の生き様を見るはずなのに、どうしても彼の握る寿司に目が行ってしまう。
とにかく美味しそう。
見ていて口に涎が溜まってくる。
映画が終わると、寿司屋に行ってしまうのだが、所詮、3万円の寿司なんか食べれるわけもなく、「すきやばし次郎」でなく、スシローが今の自分の精一杯だな。
« 「R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私」 | トップページ | 「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
« 「R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私」 | トップページ | 「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」 »
コメント