「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」
大島に駆け落ちしてまで一緒になった艶という女だが、不貞しまくりで夫である松生春二を翻弄していた。
そんな艶が病気となり、危篤状態。
春二は激しく動揺しながらも、艶の過去の男たちに彼女が危篤であることを知らせる。
そのことは、艶の処女を奪った従兄の小説家、艶の元夫、そして不倫相手といった男たちに届くだけでなく、さらには彼らの周辺の女性にも影響を与えていくのだった…。
これって、恋愛版「桐島、部活やめるってよ」だよね?
艶という女に翻弄される男女なのだが、肝心の彼女はあまり前面に出てこない。
顔があまり見えない演出になっている。
この仕組みは絶対に面白いはずなのだが、残念なことに「桐島」が出てしまった後には二番煎じでしかない。
艶をモデルに小説を書いている従兄弟の妻
艶の最初の夫の愛人
松生の元妻と娘
艶がストーカーとなって追いかけた男の恋人
1年前に自殺した夫が艶の愛人だった可能性がある女性
これらの女が、よく知らない女性に振り回され、自分の立場を確認しようとする。
ところが、この設定が妙に複雑で。すぐに把握できない。
従兄弟の妻や艶の最初の夫の愛人くらいのエピソードまでは物凄く面白かったのだが、その後が失速気味。
途中でダレてきてしまうのだ。
これが2時間以内で手際よくまとめてあったら…と思うと惜しい。
主演は阿部寛。
共演に小泉今日子(B80-W58-H85)、野波麻帆(B82-W58-H86)、風吹ジュン(B82-W58-H81)、真木よう子(B83-W59-H83)、忽那汐里(B79-W59-H83)、大竹しのぶ(B80W60-H83)…というある意味、恋愛ゲームみたいな個性的な女性が勢揃い。
その中でも野波麻帆、最強!
さすが、東宝カレンダーの水着担当だけあるわ。
監督は「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲。
この監督っていつも演出がもたつくんだよなあ。
とりあえず、この映画を見た男子は真珠の必要性を検討するに違いない。
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