「DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?」
AKB48のドキュメンタリー映画の第3弾!
公開前日にメンバーの一人が頭を丸めたり、話題作りにも余念がない。
今回は、前田敦子(B76-W60-H83)の卒業、その後の選抜メンバーを決める総選挙や東京ドームでは初めてとなるコンサートを中心とし、新エースをめぐるライバル争いや恋愛禁止条例で右往左往するメンバーを追いかけている。
実は前回の震災ネタが面白くなかったので、全く期待してなかったのだが、意外にも今までの中で一番面白かった。
前田敦子の卒業を見ていると、キンタロー。の物真似がかなり似ていることがよくわかった。
そういえば、卒業以来、前田敦子を全く見なくなったが、キンタロー。がいるから、あまり気にならない。
これは、松浦亜弥(B80-W59-H80)の物真似をしていたはるな愛(B90-W88-H89)が、いつのまにか、松浦よりもテレビに出ている逆転現象と同じかもしれない。
恋愛禁止条例は、外から見たらど~でもいい話なのだが、当事者はそれで人生が決まってしまうのが、面白い反面怖いものがある。
若くて美人の彼女たちに男関係をすっぱり切れというのは正直無理だと思うのだが、それがまるで道ならぬ恋みたいな状況になってしまう。
これは狙っているとしたら、かなりうまいやり方で、物語ではなくリアル世界というのが、会いにいけるアイドルのコンセプトから考えると面白い。
そしてそれは、ファン以外から見ると、カルト教団みたいな危うさを含んでおり、まるで、かつてワイドショーなどに出演し、何をやらかすかわからない緊迫感と緊張感のあった某カルト教団を見ているのに近いものがある。
さらに映画公開前に頭を丸めた峯岸みなみ(B80-W60-h86)が、映画の中ではまだ丸める前で恋愛について熱く語っている。
これは、スター・ウォーズのエピソード4~6を見た後に、1~3を見ているような感じで、アナキン・スカイウォーカーがダース・ヴェイダーになった理由を見ているのと同じ用な歴史物に近い倒置的な面白さがある。
板野友美(B78-W55-H78)の卒業は、サプライズなんだろうけど、初日1回目に見た人だけに効果があって、その後はネットに広がっているので意味なし。
というか完全にネタバレじゃん!!!
まあ、そこは同じ公開日に「アウトロー」を選んでしまった自分に問題があるということで反省。
意外に編集もうまいこともつけ加えておく。
この手の映画というと「おニャン子ザ・ムービー 危機イッパツ!」みたいな感じになりそうだが、ドキュメンタリーという形は発想の転換といっていいかもしれない。
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