「さよならドビュッシー」
ピアニストを目指す香月遥は、両親を亡くしたいとこの片桐ルシアと姉妹のように育ったが、高校生になったある日、家が火事に巻き込まれ、自分は何とか生き残ったが、祖父とルシアを亡くしてしまう。
全身火傷で普通の生活をするのにも厳しいリハビリをしなくてはならないのに、彼女はルシアとの約束があるためピアニストになるためさらに過酷な練習をしなくてはならない。
司法試験をトップで合格しながらも音楽の道に進んだ変り種の天才ピアニスト岬洋介の指導の下、コンクールに向けて懸命のレッスンを重ねていくが、祖父の莫大な遺産をめぐって不可解な出来事が立て続けに起こり始めていた…。
「このミステリーがすごい」で大賞を受賞した中山七里の同名小説を映画化らしいのだが、自分は未読。
小説はどうなっているのかわからないが、この映画の<仕掛け>は最初の方でわかってしまう。
おそらく、そこはあまり重要でないのかもしれない。
追求しだすとツッコミどころは多いので。
遥とルシアの友情や、その周辺の大人のえげつないところなどの対比がもう少しうまく描かれていると良かったのだが、ちょっと中途半端で残念。
不可解な事件の真相も個人的にはイマイチ説得力がなかったりする。
あと、よくわからない出オチ的な刑事は何だったのか?
監督は役者としても活躍している利重剛。
でもこの映画で一番のお目当ては、「告白」や「桐島、 部活やめるってよ」ですっかりブレイクした橋本愛(B80-W58-H82)だ。
いつも同じような髪形の彼女だが他の髪形も似合うと思うけどな。
舞台が愛知県なのは原作がそうだからなのかもしれないが、あえて映画の中で出す情報でもなく、場所があまり意味がないので伏せておいても良かったと思うのだが、これもご当地映画なの?
« 「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」 | トップページ | 「デッド寿司」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント