「僕の中のオトコの娘」
僕の中のオトコの娘って大沢逸美……ってそれはジェームズ・ディーンみたいな女の子だ~!
仕事は失敗ばかりで上司に怒られ、自殺を図り、それ以来引きこもりになった青年が、女装娘という世界に入って成長していく青春映画。
ちなみにこの映画を観るまで一緒くたにしていたのだが、オカマと女装娘は違うらしい。
女装娘は単に女装することが趣味なだけであって、女になりたいとかそういうものとは別らしい。
女装ネタは遙か昔から存在し、手っ取り早く笑いを取る方法として重宝されている。
ところが、この映画は青年の再生のためのきっかけとしての女装であり、極めて真っ当な青春映画だったりする。
もっとも主人公は結構いい年齢なので青春と言い切って良いかどうかは検討の必要があるかもしれないが…。
確かに人にいえない趣味ってあるよなあ…と妙に納得。
何か新しいことに興味を持つ面白さはどんな場合もあるわけで、それが女装でも基本は変わらない。
この映画の場合、女装に目覚めていくのが、普通の趣味と同じような感じで描かれているのが興味深い。
たまたま女装だっただけで、だけどそれ故バレると悲惨なのは仕方ない。
これはもういい年こいてアニメグッズ集めていいるのを親に見つかったのと同じであり、ただバレた時の気まずさはその比ではないんだけどね。
主演は川野直輝。
彼がどれくらい女っぽく見えるかがポイントだが、まあメイクでそれっぽく見えてしまう。
女性でもそうだけど、メイクって重要だよね。
監督は窪田将。
最後は本人の気持ちが大切っていうことで…。
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