「いま、殺りにゆきます」
人気ホ ラー作家・平山夢明の実話恐怖体験集をベースに映画化したオムニバスホラー。
今はどうか知らないが、1980年代に学生が作った8ミリフィルムで自主映画は、くだらないホラーが多かった。
学生で金はないため、身近なものですませてしまうので、必要以上に生活感が出てしまい、撮影技術がないので、怖くも何ともない。
しかし、この映画はそんな懐かしの8ミリ自主ホラー映画を思い出させるものがある。
正直、しこたまつまらない。
原作はどうなっているか知らないが、少なくとも映画は面白いとはいえない。
「わたしのししゅう」
帰宅途中に路上でホームレスから詩集を買った女子高生だが、ホームレスは日を追うごとに彼女の言えに近づいてくる…。
これだよ、これ。
自主映画でよく出てきそうな感じ。
日毎ホームレスが近づいていくる怖さが全く出ていない。
もともとホームレスなんて異質な存在だから、もっと不気味さを感じさせないとダメでしょ。
「おまけ」
古本屋で買ったお目当ての絵画集の中に一枚のDVDが入っていて、そこには身の毛もよだつ映像が記録 されていた……。
買ってきた絵画集に何かあるのかと思ったら何もない(苦笑)
恐怖の映像を見てたら、実は現実世界でも…ってパターンすぎね?
「やあ、カタオカ!」
小学校時代の同級生っぽい男にハイテンションでまくしたてる男の話で、空気読まない人の話を聞かない怖さが出ていた。
「さよなら、お~える」
我慢ができず入った公衆トイレでの恐怖…っていうより品がなく何が面白いかわからない。
「いま、殺りにゆきます」
帰宅途中に何者かにマンションからテレビを投げ付けられ、自宅に帰ると非通知の電話で「殺りにいきます」という男の声がする…。
いやもっと「隣の家の少女」みたいな感じかと思ったら、意外にユルい話だった。
最近のこの手の話って必ず常識が通じない異常者というパターンが多く、正直食傷気味だ。
救いはオムニバスで一つのエピソードが短いことかな。
全体的に上映時間も短いし。
出演は森田涼花(B80-W58-H80)、桃瀬美咲(B75-W56-H80)、肘井美佳(B83-W57-H87)、菅野麻由(B84-W55-H86)、大友さゆり(B84-W56-H84)。
まあ自分はすうちゃん目当てで観にいったんだけどね。
監督は「AVN/エイリアンVSニンジャ」の千葉誠治。
観ている時に、そ~いえば「いま、斬りにいきます」って自主映画あったなあとどうでもいいことを考える余裕があるのはダメかも。
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