「たとえば檸檬」
アクセサリーデザイナーを目指す20歳のカオリだが、母親のDVと 過干渉に苦しんでいた。
ある日、一人の男と出会い、母の支配から抜け出そうと決意する。
大手企業の役員秘書(愛人も兼務)をする40歳の香織は万引きの常習犯でセックス依存症。
家には引きこもりの娘がおり、万引きで捕まった時に知り合った刑事・河内に紹介された病院で境界性パーソナリティ障害の疑いありとされている。
全く関係ないような二人だがやがて重なりあっていく…。
実は全く自慢できないことだが、自分は頭がよくない。
だから最初は二人のヒロインのエピソードの行ったり来たりの展開が理解できなくて、少し混乱してしまった。
ひょっとして、これが制作者の術にハマったってやつか?
しかし、その仕組みがわかると構造の面白さが際立ってくる。
出てくる女性はドキュメント女ののど自慢に出てきそうな感じで、観ていて痛々しい。
そして演じる韓英恵と有森也実(B82-W60-H87)は鬼気迫るものがある。
韓英恵はパッと見、あまりかわいいとは思えないのだが、慣れてくるとええ感じに思えてくるから不思議だ。
有森也実は、当たり前とはいえ「星空のむこうの国」の頃と比べると、すっかり年とってしまった頃に驚き!
この映画で彼女の激しい濡れ場が話題になっているが、言うほどでもないので期待しないように。
監督は「アジアの純真」の片嶋一貴。
個人的には微妙にジャンプカットの編集をしているのが好きじゃないんだけどね。
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