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2013年1月13日 (日)

「LOOPER/ルーパー」

Looper 殺すべき標的は30年後の自分だった!!!
 未来からタイムマシンで送られてきた標的を消すルーパーと呼ばれる殺し屋。
 2074年の世界ではタイムマシンが開発されていたが、その使用は法律で固く禁じられており、犯罪組織だけがタイムマシンで標的を30年前に送り、待ち構えているルーパーに殺害を実行させていた。
 ルーパーの1人ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分だった。
 一瞬の隙をついて未来の自分に逃げられてしまう現代の自分。
 処刑を失敗すれば犯罪組織に消されてしまう。
 しかしだからといって、未来の自分を殺すことができるのか!?

 面白い!
 自分は時間SFが好きなので評価が甘いのだが、それでも悪くない。
 一応、2074年は事実上殺人が不可能らしいのだが、そんな手間隙かけてルーパーを使わなくてもとか、それ以前に毎度この手の話でお馴染みタイムパラドックスの矛盾について考えるとツッコミ所満載だ。
 タイムパラドックスは現代のジョーを特異点として考えれば、ある程度納得できてしまう。
 「ターミネーター」と「AKIRA」を足したような話であり、実はこの映画に出てくる超能力ネタはあまり意味がない。
 ミス・リードのためのネタもあるのだが、そこらへんはもう少しうまくやっていただくか、勢いでごまかしてくれればと思うところが時々目立つのが惜しい。
 出演は現代のジョーにジョセフ・ゴードン=レヴィット。
 30年後の彼にブルース・ウィリス。
 この2人、全然似てないじゃん…と思ったが意外に似ているのは製作スタッフの努力の賜物か。
 監督はライアン・ジョンソン。
 30年後のハゲた頭を笑っている若い人もいたが、意外に5年後ハゲてくる可能性は極めて高いことを忠告しておく。

 
 

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