宇宙戦艦ヤマト2199 第四章「銀河辺境の攻防」
「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク版のイヴェント上映第4弾。
今回はガミラスのドメル将軍が登場!。
さらにはオリジナルとは違ったエピソードも盛り込まれている。
さすがに4弾目となると、安定した面白さがあり安心して観ていることができる。
ガミラスとのファーストコンタクトと戦いになった真の理由、それが元で対立するヤマトの乗組員、沖田艦長が倒れ手術中にヤマトへの次元潜航艦からの魚雷攻撃……等盛り沢山の展開!!
実は古代が艦長代理に若干の抵抗感を持っていた自分だが、今回は真田さんが副長として艦長代理を務めているのに溜飲が下がった。
やっぱり真田さんでなくっちゃダメっしょ。
ヤマトの艦内に映画館などの娯楽施設があったりするのは、長い航海としては当然かも。
ガミラスの方も顔色が悪いだけで、普通に複雑な人間関係があったりするのも良い。
これも長いシリーズだからこそ描けることであり、決してガミラス=悪い奴の図式でないところが物語を大きく膨らませている。
一応、TVシリーズ1作目をベースにリメイクしているが、他のシリーズの要素も入れているのが良い。
まあ正直、ヤマトは劇場版2作まで、後は微妙だと思っていたけど、各作品に味のあるキャラがいるので、それがちゃんと出てくるのが嬉しい。
さらに往年のファンにはヤマトといえば松本零士先生なおに、昨今は完全無視されがちだが、今回のシリーズは松本先生のトリさんを思わせる鳥や先生の描くような女性っぽいキャラが出てきたのが泣かせる。
大っぴらにできないけど、それなりに敬意を表していると思いたい。
ただ、最後の話はちょっと好きじゃないな。
森雪の過去がわかるエピソードとはいえ、こんな感じの話はエヴァンゲリオンみたいな感じになってしまいそうで不安。
まあ、スタッフもそんなことはやらないと思うけど…。
今回、このリメイクを見て思ったのは、スター・ウォーズもディズニーで新しく作れば遙かに面白くなるんじゃないかということだ。
往年のファンがクリエイターになり、オリジナルの要素を踏まえつつ新しく話ができる感じがするのだ。
ルーカスは終身名誉製作総指揮ということで、若手に任せた方がいい。
今回のヤマトみたいにうまくいく可能性は大きい。
少なくともそう期待する。
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4月から地上波での放送も決定した『宇宙戦艦ヤマト2199』、そのイベント上映版第4弾。
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