2012年の映画の総括というか雑感
今年一番の話題になったように思えるのが映画館上映設備のデジタル化。
ミニシアターの危機とか、色々言われているけど、これは何とかなってしまうような気がする。
というのは、テレビが普及した時に映画はなくなるとか言われてたけど、形を変えて何とか残っている。
つまり、素人がどうこういうより、それで食ってる人達はもっと早く情報を得ていて対策を考えているはず。
自分としてはどんな形でも観ることができりゃあ、ミニシアターだろうが、シネコンだろうが関係なしなんだけどね。
いやもっと言わせてもらえば、ミニシアター云々って大都市の話で、地方なんてシネコンがあるだけでもOKって感じだし。
ディズニーがルーカスフィルムを買収、エピソード7製作決定。
これも賛否分かれるところだろうけど、自分はSWの基本さえ守ってくれれば大歓迎。
ルーカスによる改悪が続いていたけど、エピソード1の3Dを見て、彼と時代が完全にズレていると思った。
おそらく、もっと才能のある製作者によってSWの精神を汲んで今風の新作を作ると期待している。
今年も相変わらずテレビ番組の映画化と続編だかりだが、興行成績が「海猿4」とか「踊るFINAL」とかが上位であることから、客もそういうのを望んでいるというか、そういうものだと思い込んでいるのかもしれない。
だから、家にいる感覚で上映中に喋ったり携帯電話をいじったりするわけやね。
ただ「テルマエ」の異常な興行成績は分析するべきかも。
おそらく続編は作るだろうなあ。
2012年も多くの映画関係者がお亡くなりになっている。
テオ・アンゲロプロス、と若松孝二、トニー・スコット……そのなかでもトニスコの自殺がショックだ。
とにかく絵がかっこいい映画を作らせると本当にセンスが良かったので残念でならない。
アニメの安定した人気も見逃せない。
まさか「おおかみこどもの雨と雪」が42億円も稼ぐとは。
細田守監督も一気に有名になってしまった。
しかし、公開当時はジブリアニメと間違えて来ている人が意外に多かったらしい。
「まどマギ」や「なのは」も諸経費を含む制作費は軽くペイしてるんじゃないかなあ。
公開初日の行列やチケットが1日売り切れとか全くニュースにもならないが、現地にいたらその凄まじさはわかるはず。
ライヴヴューイングなど、映画上映以外のシネコンのスクリーンの使い方も2012年は更に多くなってきたような気がする。
これはデジタル化により新しい方向性だと思う。
う~ん、パッと思い出すとこんな感じかな。
本当はもっと色々あるのだろうけど、そういうのは業界の人がやってくれるでしょう。
そんなわけで明日から通常モードに戻ります。
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