「恋に至る病」
そういえば、昔は暇だったので、ぴあフィルムフェスティバルのスカラシップの映画を観にいって、将来の有望な監督を見極めるということをしていた。
今考えてみると、どんだけ上から目線なんだよ(苦笑)
しかし、しばらくしてそういうことはすっかりやめた。
だって、よく考えてみたら、そんなの見極めなくても、有名監督になる人はなるべくしてなるわけで、それよりも自主映画時代ぶいぶい言わせていた人が意外に商業映画に行くとイマイチっぽい場合が多い。
この映画は、第21回ぴあフィルムフェスティバルのスカラシップを得て撮ったもので、木村承子の長編デヴュー作になる。
なんと1986年生まれだそうで、当時のPFFに応募されているのは、まだまだ8ミリフィルムで作った映画が多く、気合いが入っている人は16ミリという時代だ。
ちょうど園子温がアワードで入賞した時期くらいじゃなかったかな。
話は、生徒の顔もまともに見られないため、生徒に注意ができない対人恐怖症の生物教師と、彼に恋して性器を交換したいと思っている女子高生の妄想が現実のものとなってしまう……というもので、それに監督の自筆イラストやゲームのような効果音が入るというもの。
発想は面白いのだけど、あまりテンポがよくない。
ゲームミュージックのような効果音は、自分がゲームに対しての思い入れがないので、イマイチ面白さを感じなかった。
おそらく、こういうのが面白いと言えないとダメなんだろうけど、自分には無理…というか合わなかった。
主演の我妻三輪子は良かったんだけどね。
一応、有名どころの出演者は「ヒミズ」の染谷将太になるのかな。
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