「ホビット 思いがけない冒険」
当初、9部作(12作とも言われていた)スター・ウォーズだが、いつの間にか6部作になり、さらにはディズニーで作られることになってから新作ができるとのこと。
エピソード4~6は当時の最新技術を駆使することにより、絶対的な不動の地位にいたが、その後、空白の期間があり16年ぶりに新作であるエピソード1が公開されることになる。
待たされまくってできた新作は嬉しかったが、実際に観てみると何か違和感を感じた。
それは時代とのズレだ。
エピソード4~6の時は最先端だった特撮も、CGの発達で何でもできるようになり、新鮮さがなくなってしまったこと。
さらにはSFのセンスが色々な意味で古くなってしまったこと。
そして一番気になるアナキン・スカイウォーカーがダース・ヴェイダーになる展開があまりにもつまらない。
簡単に言えばジョージ・ルーカスのセンスがかなり古くなってしまったということだ。
何故こんなことを今更考えたかというと、「ホビット 思いがけない冒険」を観たからだ。
「指輪物語」を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前の話を描いた「ホビットの冒険」を映画化したもので、魔法使いのガンダルフに協力を求められ、13人のドワーフたちと共に、恐るべきドラゴンのスマウグに奪われたドワーフの王国を奪還する危険な旅に加わっ たホビット族のビルボ・バギンズの冒険物語。
面白い!
スター・ウォーズのセンス・オブ・ワンダーが見事に昇華したものになっている。
もとももときちんと原作があるとはいえ、「ロード・オブ・ザ・リング」に続く前振りもあり、世界観の整合性もきちんとできている。
ひょっとしてスター・ウォーズはこうあるべきだったのではないか?という答えがきちんと提示されている。
おそらく、ルーカスはここまで極める力量はないかもしれない。
完全にピーター・ジャクソンに負けている。
そう考えるとディズニーに託したのは正解かもしれない。
だけど、上映時間が長すぎ!
3時間近くあって、3部作は体力的に辛い。
2時間前後で5部作くらいにしてほしい。
ピーター・ジャクソンの映画ってほとんどの映画が3時間近いのだけど、もう少し短くならんかなあ。
3時間近くで3Dって物凄く疲れるんだよなあ。
しかし、「ホビット」を観にいって、スター・ウォーズの話が大半って(苦笑)
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